2011年06月08日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第45話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第45話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せるが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。現在は水原と行動を共にしている?14話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。
土門:45話で写真のみ登場。足を洗い東海林とは友情を築いていたらしい。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
東海林の同僚:45話にて登場。同話にて何者かに口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第45話あらすじ>

3億円事件当時、東海林は犯人の鮮やかな手並みからある若者を思い浮かべていた―――。

そして、現在。
水原は、東海林に世話になった元不良を騙り東海林の同僚から話を聞いていた。
東海林は真面目な警官として同僚にも慕われていたらしい。
苦労の末、水原は東海林の一人息子の居所を聞き出すことに成功する。

水原が去った後、東海林を偲んだ同僚は3億円事件当時に捜査本部に居たメンバーを集めてみようかと思い立つ。
早速、メンバーに電話をかけ始める同僚。
やがて、彼はある1人にも連絡を入れるべきかと思い立つ。
どうせ、来ないだろうと思いながら―――。

一方、東海林の息子を訪ねた水原と大和たち。
東海林の息子によれば、仕事人間だった東海林とはそりが合わず反目していたらしい。
おかげで詳しいことは知らないとのことだった。
しかも、東海林の仕事時代の所持品はまとめて回収されたまま返却されていないと言う。
その言葉に、何者かの関与を疑う水原。

暫くして、東海林の息子が取り出したのは東海林のアルバム。
そこには、ある男とツーショットの東海林が写っていた。
確認したところ、アルバムに綴じられた写真のすべてにその人物が写っているようだ。
余程仲が良かったらしいその人物の名は「土門」と言った―――。

その夜、人気のない道を急ぐ東海林の同僚刑事。
彼の頭の中は、東海林を偲ぶ会の計画でいっぱいの様子。

だから、気付かなかったのだ……そして、気付いた時には遅かった。

後方から猛スピードで迫る車に跳ね飛ばされた同僚。
彼の身体はゴムまりのように跳ね、無残に潰されるのだった―――46話に続く。

<感想>

今回は「東海林の同僚」と「東海林の息子」と「土門」がメインの回でした。

何か秘密を握っていたらしい東海林の同僚はあっさり口封じされてしまいました。
おそらく、最後に連絡を入れた相手が問題だったのでしょう。
どうせ、来ないだろうが……と考えていたことから、当時の捜査に関わった人間だとすると、沢田あたりが怪しそうですね。
だとすると、沢田の命を受けたその部下あたり(関口?)の犯行でしょうか?

そして、東海林の息子。
父である東海林とは仲が悪かった様子。
皮肉にも、これが彼の命を救ったのでしょう。
父親思いの息子なら父同様に危なかったと思うと何とも……。

驚いたのは「土門」の登場。
過去編では東海林と対立する地回りとして登場した土門ですが、その後、足を洗い東海林と友情を築いていたようです。
東海林から秘密を聞いているか預かっているかの可能性があり、何らかのキーパーソンになりそうです。

とりあえず、今回はここまで。

次回は水原が東海林の同僚の死を聞き戦慄する&大和たちが土門を捜すのでしょうね。
こうなると、現金を預けている水原の祖母の安否も気になります。
果たして!?

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
46話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から40話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第41話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第42話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第43話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第44話ネタバレ批評(レビュー)

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