2011年06月22日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第47話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第47話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せるが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。現在は水原と行動を共にしている?14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。現在時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。

朝霧:46話で登場、大学生?45話で東海林の同僚を殺害したのは彼。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
東海林の同僚:45話にて登場。同話にて何者かに口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第47話あらすじ>

過去、土門は息子の為に組から足を洗おうとしていた。
しかし、こういったものにはけじめが必要とされる。
小指を切り落とそうとする土門。
そこへ東海林がやって来る。

東海林は土門を庇い組長を半ば脅迫気味に説得。
組長がこの説得に折れた為に土門は無事に足を洗うことが出来た。
以降、土門は東海林に恩義を感じ親交を深めた……。

そして、現在。
土門が残した店にやって来た大和たち。
水原のおかげで疑いも払拭されたらしく、晴れて店内へと通されていた。

前回、大和たちを不審者呼ばわりした土門の孫娘は名を「あきら」と言うらしい。
土門が恩義ある東海林の名前を貰ったのだ。

あきらはお祖父ちゃん子らしく、土門の話をするたびに目を潤ませる。
それもその筈、土門は既に死亡していた。
享年70歳、病死だったそうだ。

真犯人へと繋がる糸が途切れ、がっくりと肩を落とす大和。
一方、未来は1歳年下のあきらとすぐに親しくなる。
未来は元剣道部、あきらは現役のバレー部員。
同じスポーツ系の部に所属していることも打ち解けられた理由だろう。

水原は消沈した大和を励ますべく、別の手がかりを求めて東海林の同僚刑事に電話をかける。
ところが、そこで同僚刑事が行方不明だと知らされてしまう。
嫌な予感が頭を過った水原は、詳しい事を確認するために警察署へと向かうことに。

不穏な空気を察した大和と未来は居残る。
そんな2人をあきらは土門の部屋へと案内する、そこは書籍で埋まっていた。

驚く大和だが、あきらによれば蔵書の殆どは東海林のものらしい。
東海林の死後、東海林の息子が捨てようとしたのを土門が貰って来たとのことだった。
ちなみに土門は漫画しか読まなかったとはあきらの弁。

山のような東海林の蔵書、その中にある本を見つけ大和は慄然とする。
それは軍艦島について記された書籍だった―――48話に続く。

<感想>

今回は「土門」と「あきら」がメインの回でした。

ますは、土門と東海林が信頼関係を深めるエピソードからスタートしましたね。
土門と東海林の関係に説得力が生まれて納得です、イイですね〜〜〜。
そこから孫娘にあきらと名付けた展開も頷けます。
ここまで親しければ、東海林が何か秘密を土門に明かしていてもおかしくはなさそうですが……。

そして、土門の孫娘のプロフィールが判明。
名前は土門あきら。
年齢は未来より1つ下なので17歳。
所属はバレー部でレギュラーらしいです。
ここまで詳細を明かしたとなると本編に関わってきそうだなぁ……。

で、ラストに出て来たのが「軍艦島」の書籍。
「軍艦島」といえば、「3億円」の隠し場所だっただけに東海林はそれに気付いていたのでしょうか?
だからこそ、あの日あの場所で関口に殺害されたのか……気になりますね。

気になると言えば、次回予告の煽り。
煽りによれば、またも朝霧が動くようですが……血の雨が降ってしまうのか?
朝霧は水原宅の監視中の筈なので動かないと思ってたんだけどなぁ……。
それとも、様子見かな?

とりあえず、今回はここまで。

軍艦島の本は大和たちに何を語るのか?
土門あきらはどんな活躍を見せるのか?
朝霧は……活躍されるとヤバそうだなぁ……。

逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
48話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から40話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

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