2011年07月17日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第51話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第51話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、大学生?45話で東海林の同僚を殺害したのは彼。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第51話あらすじ>

ワシントンDC。
そこに沢田が居た。
沢田は現地のパーティーに参加、政府高官らと談笑していた。

そんな沢田の姿をほくそ笑みながら眺める人影が……あの眼鏡男だ。
眼鏡男は沢田に聞こえぬように「せいぜい今を楽しむがいい」と呟く。

一方、大和たちはあきらからフロッピーディスク発見の知らせを受ける。
この知らせに水原の祖母宅へと向かっていた大和たちは土門家に引き返す。

東海林がフロッピーディスクをわざわざ人形に隠したことに意味を見出す大和。
しかし、肝心のフロッピーディスクを読み込める環境が整わない。
あきらの手筈で翌日に知り合いから端末を借り受けられることを聞いた大和たちは、水原のススメもあり土門家に宿泊することに。

その晩、大和&未来はあきらと楽しく過ごす。

その頃、危険が迫っている可能性を考えた水原はあえて大和たちを土門家に残し、祖母宅へと戻っていた。
祖母宅に何者かの気配を感じた水原。
警戒しつつ、乗り込むとそこに居たのは……夏美だった!!

どうやら、水原を追ってやって来たらしい。
水原の祖母は孫の知り合いと聞いて夏美を歓待していた。
拍子抜けした水原は夏美の登場に胸をときめかせる。

そんな水原家の向かいの家では、朝霧が苛立ちを抑えつつ監視を続けていた。
だが、朝霧の忍耐も限界に近付きつつあった。
見知らぬ来訪者はすべて排除するのが、朝霧の信条らしいが―――52話に続く。

<感想>

今回は「眼鏡男」と「あきら」と「朝霧」がメインの回でした。

まずは、「眼鏡男」。
沢田の腹心の部下である筈の彼ですが、どうも野心家の様子。
ここにきて、沢田に取って代わるか、別の誰かの指示で動いている可能性も浮上。
やはり、キーマンか。
個人的には彼こそが鳴海鉄也だと思うのですが……。

そして、「あきら」。
相変わらず寂しがり屋のツンデレぶりを発揮。
未来は玩具にされてますね。
前回ではフロッピーディスクを発見したことから危険性が増したかと思われましたが、あっさりと大和たちにフロッピーディスクの存在を教えたことでこちらは無事に終わりそうです。

むしろ、危険なのは水原家。
水原とその祖母、夏美とサブレギュラーが揃っている上に、朝霧に目をつけられています。
前回の流れでは朝霧の標的は雄大だと思われていましたが、どうも、「雄大個人を敵視しているよりは、水原家に出入りする不確定要素すべてを排除したい」と考えている様子。
となると、早急に動く可能性が大。

水原たちでは朝霧に対抗できるかは難しいと思われるので、水原家大ピンチの可能性が。
あえて、大和たちと水原が別行動していることからも、ここで大事件発生の可能性は高そうか。
そろそろメリハリ入れて来そうな気もするし。
ひょっとすると、翌朝のニュースで大和たちが惨劇を知るとの展開もありうるか……嫌だなぁ。
ここは、水原に奮起して貰って朝霧を撃退してもらいたいところ。

まぁ、それもこれも朝霧が監視役に徹していれば何も起きないわけですが……どうなる?
そういえば、雄大も動くか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
52話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から50話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

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