2011年07月25日

双葉社刊「漫画アクション」連載「シャーロッキアン!」第16話「コナン・ドイルの挨拶」ネタバレ批評(レビュー)

双葉社刊「漫画アクション」連載「シャーロッキアン!」第16話「コナン・ドイルの挨拶」ネタバレ批評(レビュー)です!!

シャーロッキアン!1


<16話あらすじ>

愛理の住む街で連続通り魔事件が発生、1人の巡査が犯人に対して苦い思いを抱いていた。

一方、車教授に拒絶された愛理は、陽子に紹介された是方洋に惹かれ、行動を共にする時間が少しずつ長くなっていく。
そんな愛理の姿を遠目に「これで良かったんだ」と自身を納得させる車。

そんなある日、愛理は7話で出会った村野老人を訪ねる。
村野はあれ以来、ホームズ譚に嵌り今ではすっかりシャーロッキアンとなっていた。

そこへ村野の息子がやって来る、村野の息子こそ冒頭の巡査だった。
息子も村野同様に警察官だったのだ。
村野によれば、息子は連続通り魔を追っているらしい。
自分に会いに来たと喜ぶ村野に対し、釘を刺して去って行く息子。

実は、村野はホームズ譚に励まされ昔の血が滾ったのか、こっそり連続通り魔を追っていた。
息子はそれを年寄りの冷や水として手を引くよう伝えに来たのだ。

もちろん、村野に調査を止める気はない。
「シルバー世代と馬鹿にされない為にも!!」と意気込む村野を愛理は応援する。

ある晩、是方と夜道を歩いていた愛理は地下道にさしかかると不審な悲鳴を耳にする。
慌てて駆けつけてみると村野老人が倒れていた。
どうも、通り魔を追って返り討ちにあったらしい。
村野は「シルバー……」と呟くと気を失ってしまう。

急を聞き現れた息子の前で救急車へと運び込まれていく村野老人。

村野の息子は愛理たちから「シルバー……」との伝言を聞くも相手にしない。
それどころか、地下道から犯人が煙のように消えてしまったと騒ぎ出す。

地下道の入り口は2つだけ。
一方には愛理と是方が、もう一方には見知らぬ人を見かけると必ず吠えることで有名な飼い犬が鎖に繋がれていたらしい。
愛理と是方は犬の吠え声を聞いていない。
つまり、どちらの出口からも犯人が通った形跡がないと云うのだ。

これを聞いた是方は「村野老人の言葉から犯人が分かった」と断言するのだった―――17話に続く。

<感想>

車教授はやっぱり愛理に気が無いわけではない様子。
愛理に惹かれつつも師弟関係を気にかけている設定のようです。
う〜〜〜ん……。

そして、7話「大空白時代の真実」の村野老人が再登場。

双葉社刊「漫画アクション」連載「シャーロッキアン!」第7話「大空白時代の真実」ネタバレ批評(レビュー)

で、今回の事件のについて管理人の推理をば。

地下道から忽然と犯人が姿を消す筈はないので、脱出経路は愛理側でないとすれば犬側。
つまり、犬は犯人を見たけど吠えなかった。
これにより、犯人は犬の関係者。
おそらく、犬の飼い主が犯人だと思われます。

これからすると、村野老人の残した「シルバー」とのメッセージは犬の名前なんではないでしょうか。
今回、村野の息子があれだけ犬の特徴を知っていたにも関わらず肝心の犬の名前が出て来ないのはこの為では?

この事件解決で愛理はますます是方に惹かれそうだなぁ……。
是方関連はまだまだ続きそうです。

果たして次回のエピソードとは……18話に注目です!!

◆関連外部リンク(外部サイトに繋がります)
・WEB漫画アクション
http://webaction.jp/

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・各話批評(レビュー)に繋がる過去記事リンクはこちらから。
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