2011年08月07日

土曜ワイド劇場「人類学者・岬久美子の殺人鑑定! 死者を蘇らせるワインの謎!?殺人犯は12倍速で白骨化する!!」(8月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「人類学者・岬久美子の殺人鑑定! 死者を蘇らせるワインの謎!?殺人犯は12倍速で白骨化する!!」(8月6日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

遺跡発掘ミステリー1
「写真は前作より」


人骨を専門に研究している人類学者で大学准教授の岬久美子(大塚寧々)は、山梨で行われた子ども向けの遺跡発掘体験教室に参加し、そこで学生時代の友人・菊池薫(鈴木浩介)と再会する。薫は現在、町でただひとりの弁護士として頑張っていた。
帰京しようとした久美子に、忘れ物が警察に届いたとの知らせが入る。駅のベンチに置き去りになっていた段ボール箱に、久美子の名前が書かれていたというのだ。心当たりのない忘れ物に首を傾げながらも久美子が箱を開けてみると、中にはなんと人骨が入っていた!
久美子が研究室に持ち帰って鑑定したところ、それは20代後半の女性の骨の一部だった。死因は頸部圧迫による窒息死で、骨の状態と付着していた土から見て、死後半年から1年は経過していると思われた。また、頸椎に“I.M”というイニシャルのネックレスが巻きついていたほか、鎖骨に何かでひっかいた傷跡があるのも気になった。

まもなく、そのネックレスを注文した人物が、井出壮太郎(マギー)という焼き鳥店の店主だと判明。久美子が、警視庁現場資料班の加治川(渡辺いっけい)らと共に井出の店を訪ねたところ、井出は1年ほど前、常連客のホステス・武藤泉(遊井亮子)にそのネックレスをプレゼントしたと話す。
そこに捜査一課の刑事が現われ、泉は2週間前に人気ソムリエ・堀江脩治(松永博史)が東京のワインバーで殺された事件の容疑者だと告げる。“武藤泉”という名は偽名で、彼女は堀江殺害後に行方をくらましていた。捜査一課の刑事たちは、彼女と付き合いのあった井出が匿っているのでは疑うが、井出はしばらく泉と会っていないと答える。

だが、泉の顔写真を見て何か引っかかった久美子が、“スーパーインポーズ法”を使って、先日の頭蓋骨と泉の写真を照合。するとなぜか、両者は完全に一致した!
半年前には死んでいたはずの彼女が、2週間前に殺人を犯していたとは、一体どういうことなのか…!? 土に埋葬された遺体が、わずか2週間で白骨化してしまうことは、通常ありえない。だがその一方で、堀江が殺害された事件当夜、犯行現場のワインバーに泉が入っていくのを見たという目撃証言もあった。
 
久美子は白骨死体の謎を解くため、泉の骨が入った段ボール箱の置かれていた、山梨の町を再び訪れる。偶然にもその町では、東京で殺された堀江の婚約者・秋山友子(中島ひろ子)が、父親の正彦(隆大介)と共に有名ワイナリーを営んでいた。
“武藤泉”の身元を調べるため、友子の元を訪ねた久美子は、そこで衝撃の真実を聞かされるが…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

泉の正体が秋山真美と判明。
真美の父・正彦は恵子と再婚しており、真美は正彦の連れ子、友子は恵子の連れ子だった。
真美は父の再婚に否定的で、家族と対立。
3年前には家から200万円を持ち出し、正彦と衝突した結果、家を追い出されていた。

正彦たちは真美の死を耳にしても悲しまず、友子は婚約者を殺されたことで真美を恨んでいた。
友子によれば、真美は家族を友子に奪われたと思い込んでおり、その復讐で堀江を殺害したと言う。

帰路、秋山家に出入りする奥田の姿を見かける久美子。
奥田は秋山家に資金援助しているらしい。
奥田の運転手・坂井は秋山家のワイナリーに勤める水口と何やら揉めていたが……。

再び井出を訪ねる久美子。
井出によれば、真美と出会ったきっかけは彼の娘・里奈。
里奈は真美と出会ったことで明るくなったと言う。
井出は真美の人柄に惹かれており、噂されているような人間ではないと語る。
「今でこそ分かったことだが」と前置きする井出。
真美を秋山家の人間と知らなかった井出は、ワイン生産者として有名になっている秋山家の話題を「ブドウの涙」と共に聞かせていたらしい。
真美はその話題を喜んでいたようだ。 

井出から秋山家の生産法に「ビオロジック栽培」が用いられていると聞いた久美子。
ビオロジック栽培を用いた場合、地熱が50度を超えることもある。
この状況ならば1週間で白骨化可能なのだ。

早速、秋山家のブドウ畑を調べるが……何も出て来ない。

一方、真美を目撃したと語っていた運転手・坂井が殺害される。
坂井の指紋は久美子に渡された真美の骨をおさめた段ボール箱のものと一致。
坂井宅を調べた久美子は坂井の飼い犬の助けを借りて真美が埋められていたと思われる土地を見つけ出す。

その土地は、ワイナリーの従業員にして真美の同級生・水口の所有だった。

水口は真美と坂井を殺害したと認める。

過去、水口が坂井の保証人となり200万円の借金を背負っていたことが判明。
これが動機かと思われたが、この借金は3年前に清算されていた。
真美は水口を救う為に家から200万円を持ち出したていたのだ。
正彦は理由を尋ねなかった自身の短慮が真美を追い込んだと後悔する。
初めて真美の死に涙する正彦。
だが、友子は未だに真美を許そうとしない。

坂井殺害現場付近にある神社の監視カメラ映像が入手された。
映像自体は個人を識別できるようなものではなかったが、久美子は体格から水口かどうか判別しようと試みる。
この試みは成功し、映像に映った人物の中に水口がいないことが分かる。
つまり、

守屋は水口が友子を愛しており、友子を庇っているのではないかと予想するが……。

その水口宅から真美が書いた友子宛ての手紙が発見される。
真美殺害容疑で疑われる友子だが、恵子は友子のアリバイを主張する。

だが、これは嘘だった。
友子への容疑はますます深まる。
真美が堀江を、その真美を友子が殺害したと考えているらしい。

しかし、久美子はどうしても信じられない。
そこで、真美の遺骨を再鑑定することに。
結果、生前の骨折痕を発見。
真美の本当の気持ちに気付く。

真美のことで確認する為、井出を訪ねた久美子。
里奈が殺害当日に真美から傘を借りていたことを知る。
その傘は真美が大切にしていたものらしい。
しかもその際に、真美は「お台場で人と会う約束がある」と里奈に伝えていた。

その頃、加治川は奥田の正体を突き止めていた。
そして、奥田と堀江との関係も……。

ついに関係者を呼び集めた久美子は、亡き真美の言葉を代弁しようとする。

真美は右腕を骨折していた。
しかし、保険証を持たない真美は治療出来ず、ひたすら痛みを耐えた。
結果、真美が「モンテギア骨折」になったと断言。
とう骨が脱臼し、右親指の神経が圧迫された真美は堀江を刺し殺すようなことは出来ない。

従って、堀江殺害の容疑で真美が逃げる必要はない。
つまり、真美は堀江殺害前に既に殺されていたのだ。

では、真美を目撃したと語っていた坂井の証言はどうなるか?
坂井は偽証していたのだ。
真美は自身で故郷へと戻ったのではなかった。
犯人により死体で運ばれ埋められた。
だが、犯人の狙いは死体を白骨化させることではなかった。
「真美の最期の願いを適える為だった」と口にする久美子。

その視線は菊池に注がれていた……。
そう、真美を埋めたのは菊池だった。

「お台場で約束がある」と里奈に語っていた真美。
相手は上京していた菊池だった。

「ブドウの涙」は一番搾りのこと。
井出によれば、「ブドウの涙」は真美にとって初恋の人の想い出らしい。
つまり、真美の初恋の相手は菊池だったのだ。
菊池は秋山家に昔から出入りしており、ブドウ畑の仕事も手伝っていた。

真美は菊池を信頼しており、秋山家の危機を伝えようとしていた。

去年、ワインの仕込みに失敗した友子。
その原因は恋人・堀江だったのである。

堀江は奥田の仲間だった。
奥田は個人事業主に資金援助することを餌に相手の事業を乗っ取っていたのである。
それを堀江を通じて知った真美は菊池に手助けを求めたのだ。

信じようとしない友子に真相を告げる菊池。

お台場で真美から真相を聞かされた菊池だったが、咄嗟には信じられず「証拠が必要」と答えてしまう。
この為に悲劇が起きた。

その夜、真美は堀江に接触。
カマをかけて証言を引き出すことに成功する。
だが、ここで真美は身分を明かしてしまい堀江に殺害されてしまった。
そこへ真美の様子が気になり駆けつけた菊池も堀江に襲われ、抵抗するうちに堀江を殺害してしまう。

真美は堀江の証言を秘密裏に録音していたが、録音自体には失敗していた。
「このままでは、奥田の陰謀を阻止することは出来ない」と考えた菊池は真美の意志を継ぐことを決意。
故郷に帰りたがっていた真美を秋山家の近くに埋めた。

ところが、この現場を坂井に目撃されており、菊池は秋山家のワイナリー乗っ取りに協力するよう坂井に脅迫された。
そこで、坂井を殺害したのだった……。

菊池は正彦にワイナリーを守るよう頭を下げると連行されて行った。

残った正彦たちに真美の想いを伝える久美子。
真美が大事にしていた傘には、恵子に名前を書いてもらい、友子に迎えに来てもらった想い出が詰まっていたのだ。
真美は家族を嫌っていたのではなく、家族を好きだったからこそ、その表現に悩んでいたのだ。
真美が堀江に近付いたのも、友子を幸せに出来る男か確認しようとしていたのだ。
そこで、奥田と堀江の陰謀に気付いてしまった……。

真美が故郷に帰りたがっていたと知った正彦たちは号泣する。
一方、奥田はその強引なやり方から逮捕されることに。
井出親娘は、真美の想い出を胸に今も仲良く暮らしている―――エンド。

<感想>

「人類学者・岬久美子の殺人鑑定!」シリーズ第2弾です。
前作である第1弾の放送が2010年9月4日だったので、実に11ヶ月ぶりの新作となりました。
前作はこちら。

土曜ワイド劇場「遺跡発掘ミステリー 人類学者・岬久美子の殺人鑑定!砂浜をさまよう白骨死体!?22年前の殺人を六万年前の花粉が解く」(9月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマ感想から。

大塚寧々さん熱演されていましたね。
ところが、渡辺いっけいさんは出演シーンが減っていました。
この2人の掛け合いが前回良かっただけに惜しまれます。

他にもいろいろ惜しいところがありました。

まず、坂井が久美子に真美の遺骨を送りつける意味があったのか不明。
菊池を脅迫するならば、黙っていた方が得だったのでは?
真美が殺害されたことを明らかにすることで菊池にプレッシャーをかけたかったんでしょうか?
でも、おかげで秋山家に捜査の目が向いて、いろいろ動きにくくなってたような……謎だ。

それと、神社の監視カメラ映像がラストでも決め手となるかと思われましたが、こちらを使わないのは何故か?
作中だと、映像に映った人物は全部で5人。
そのどれもが男性とされており、この時点で坂井殺害犯は男性と絞り込めそうなものですが。

白骨化の謎が前半で明らかにされてしまうのも……。
クドイようでも、もうちょっと引っ張った方が良かったのでは?
その点は同じ「白骨の謎モノ」でも上川さんが主演された「白骨の語り部」の方がきちんとミステリしてましたね。

土曜ワイド劇場「ミステリー作家 六波羅一輝の推理 白骨の語り部(白骨の語り部〜遠野オシラサマ伝説殺人!死体が一夜で白骨に!?トリック作家が挑む美人四姉妹の謎)」(12月4日放送)ネタバレなし批評(レビュー)
(原作ネタバレ書評へのリンクあり、注意!!)

敢えて比較するならば、原作アリ・ナシで別れた印象かな?
まぁ、白骨化がメインではないと言われればそれまでですが。

ただ、惜しい点は多々あるもののそれなりにドラマとして成立しており、決して完成度は低くない。
犯人ぽく見える奥田のミスリードも効いていた。
次回作も期待できると思う。

<キャスト>

岬久美子:大塚寧々
加治川法雄:渡辺いっけい
守屋直樹:渋江譲二
秋山友子:中島ひろ子
武藤 泉:遊井亮子
秋山恵子:黒田福美
菊池 薫:鈴木浩介
篠崎裕作:佐藤二朗
井出壮太郎:マギー
秋山正彦:隆 大介 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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