2011年07月27日

第1回「アガサ・クリスティー賞」授賞作決定!!栄冠は『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の頭上に!!

早川書房さんが主催する第1回「アガサ・クリスティー賞」の受賞作が遂に決まりました!!

栄冠は次の作品に輝きました。

『黒猫の遊歩あるいは美学講義』森 晶麿
(早川書房公式HPより転載、敬称略)


森先生、受賞おめでとうございます!!

受賞作『黒猫の遊歩あるいは美学講義』の気になるあらすじは。

<あらすじ>

弱冠24歳の大学教授、通称「黒猫」。美学・芸術学が専門で独自のアプローチで学会に旋風を巻き起こす若き天才教授が、学生時代の同級生であるポオ研究者の女性とともに、ポオの作品に絡んだ相次ぐ怪事件、難事件に挑む連作ミステリ。
(早川書房公式HPより)


とのこと。

2011年10月28日追記

『黒猫の遊歩あるいは美学講義』(森晶麿著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)追加しました。リンクよりどうぞ!!

受賞した森晶麿(もり・あきまろ)先生のプロフィールはこちら。

1979年3月5日、静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。漫画脚本・ライトノベルなどを手掛ける。埼玉県所沢市在住。
(早川書房公式HPより)


キャリアを拝見するに既にプロの方だったようです。
調べてみたところ、森先生は著書に『自分に気づく心理学 コミック版』や『奥ノ細道・オブ・ザ・デッド』、『Comic1984』などがあるようです。
興味のある方は本記事下部のアマゾンさんのリンクをどうぞ!!

さて、第1回「アガサ・クリスティー賞」も遂に決定されました。
ここでこれまでの流れを振り返ってみましょう。

第1回の応募総数は107作品。
1次選考突破作品が14作品。
2次選考突破作品が5作品。
そして、受賞作が1作品。

つまり、『黒猫の遊歩あるいは美学講義』は実に107分の1の作品となりました。
これは期待も大きくなるというものですね。
そんな受賞作ですが発売日は未だ発表されておりません、気になりますね。

しかし、驚いたのは受賞作を1作としたこと。
受賞作以外にも佳作が2作ほどあっても不思議ではないと思っていただけに意外でした。
それだけ受賞作が魅力的な作品ということなのでしょうか。
なおさら、気になりますね。

気になると言えば、最終選考まで残っておられたアンジェラさん。
ペンネームかもしれませんが、ひょっとして外国の方かなと思われ、彼女の存在はアガサ・クリスティの名に相応しい国際色豊かな賞らしい結果となっていました。
最終選考まで残っていた以上、相当完成度の高い作品の筈で、ここまで来ていたからには何らかの形で発表して欲しかった。
その為にも1作だけの授賞は勿体なかったかなぁ。

一方、既に第2回の募集も行われているとのことなのでこちらの結果も楽しみです。
日本ミステリ界のより良い発展と、我々読者の「良作を読む楽しみ」の為にも期待したいと思います。

第2回「アガサ・クリスティー賞」募集開始!!

◆関連過去記事
【アガサ・クリスティー賞関連】
早川書房、アガサ・クリスティー賞を新設!!

第1回「アガサ・クリスティー賞」募集締め切られる!!果たして状況は!?

第1回アガサ・クリスティー賞第1次選考結果、発表!!

第1回「アガサ・クリスティー賞」第2次選考結果発表さる!!

【映画化関連情報】
【速報】ミス・マープルものがディズニーで映画化されるとのこと!!

アガサ・クリスティ原作「ねじれた家(Crooked House)」が映画化!!

アガサ・クリスティー原作映画「ねじれた家」キャスト発表!!

【書評(レビュー)】
・「ホロー荘の殺人」ネタバレ書評(レビュー)
「ホロー荘の殺人」(アガサ・クリスティー著、中村能三訳、早川書房刊)

・ポアロシリーズ最終作「カーテン」ネタバレ書評(レビュー)はこちらから。
「カーテン」(アガサ・クリスティー著・中村能三訳 、ハヤカワ書房刊)

「ねじれた家」(アガサ・クリスティ著、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)

【イベントその他】
アガサ・クリスティー生誕120年展覧会開催中!!

金沢にてアガサ・クリスティー原作「検察側の証人」舞台上演決定!!

舞台「検察側の証人」東京公演決定!!

「名探偵ポワロ」ニュー・シーズン DVD-BOX3は2010年12月3日発売開始!!

アガサ・クリスティ「ポアロにうんざり」発言にファン「え〜〜〜っ!!」と叫ぶ

「ザ・リッツ・カールトン大阪」にて「アガサ・クリスティー ナイト」開催!!

【注目】「アガサ・クリスティ大事典」が話題に

「名探偵ポワロ DVDコレクション」刊行中!!

第1回「アガサ・クリスティー賞」を受賞された森晶麿先生の著書「コミック版 自分に気づく心理学」です!!
コミック版 自分に気づく心理学





同じく「奥ノ細道・オブ・ザ・デッド」です!!
奥ノ細道・オブ・ザ・デッド





同じく「COMIC 1984」です!!
COMIC 1984





アガサ・クリスティを語るには下記の3作は必須!!
是非、この機会に一読を!!

「そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





「アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
アクロイド殺し (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)





「オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)」です!!
オリエント急行の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)



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posted by 俺 at 12:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説賞関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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