2011年08月25日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第54話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第54話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第54話あらすじ>

東海林の同僚だった石川が行方不明になってまる2日、未だ連絡が取れないことを知った水原は自分たちに危機が迫っていることを察する。
そんな水原の様子を不安がる夏美。
一方、2人の様子を遠くから眺める影の姿があった……。

その頃、大和は東海林の遺したフロッピーディスクを読んで大きな驚きに囚われていた。
ディスクの中には、当時の学生運動などに代表される過激派を一掃する為のローラー作戦について記載されていたのである。
それを読んで3億円事件についてのある仮説を思い出した大和。
仮説とは「3億円事件はローラー作戦を実施する為に起こった」とのものだった。
実際に、当時のローラー作戦が行われた結果、多数の検挙者を出したと言う。
まさか、あれは事実だったのでは……冷や汗が頬を伝う大和の眼に更なる衝撃が!!

なんと、ローラー作戦の立案者が沢田だったのだ。

「沢田が関与している!?」思わぬ政界の大立者の名前を見出し、息を飲む大和。
そんな大和の様子を不思議そうに見つめる未来とあきら。

と、そこへ来訪者が。
警戒する大和たちの目の前で開いた扉から出て来た人物は―――夏美だった。

夏美は「太郎君だ!!」と大和に飛びつき親愛の情を示す。
そんな2人の姿に不機嫌になる水原と未来、興味津津のあきら。

大和は夏美との関係を水原に問い詰められたことをきっかけに、相談を持ちかける。
2人は外へと出ることに。

水原の車の前で事情を説明しようとする大和。
ところが、目の届かぬ水原の車の下には妙な発信機らしきものが取り付けられていたのである。
さらに、土門家が営む焼鳥屋では店内に居た朝霧が注文した串を頬張っていたのだ―――55話に続く。

<感想>

今回は「大和」と「朝霧」がメインの回でした。

まずは、大和。
東海林の遺したディスクの中身は「ローラー作戦の詳細」についてでした。
つまり、沢田が現在の地位を築く為の第一歩として手柄を立てる為に本作戦を立案。
それを実行に移せるよう名分を立たせる為に雄大たちと図って「3億円事件」を起こしたとなるのでしょうか。
いよいよ、本作における「3億円事件の真相」に近付いてきたか?
そして、遂に沢田の関与に気付いた大和が次に採る手段は?

次に、朝霧。
こちらは既に土門家に潜入中。
客として焼鳥を食べつつ様子を窺っています。
肝心の大和と水原が店外へと出ており不在の中でどうなるのか?

で、気になるのは関口。
夏美の母との関連から、夏美の元へやって来るのは関口だと思っていただけに意外。
54話冒頭にて水原と夏美を監視していたのは関口だと思っていたのですが、朝霧だったのでしょうか?
水原の車に取り付けられたものが発信機だとすると、これも朝霧の仕業?

ともかく、朝霧が出て来た以上、危険度は一気にヒートアップ。
やはり、前回が嵐の前の静けさだったか……。

一方では雄大や、消えた泰成も気になります。

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
55話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から50話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第51話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第52話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第53話ネタバレ批評(レビュー)

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