2011年09月04日

土曜ワイド劇場「司法教官・穂高美子 弁護士志望の殺人犯!凍死した人が全力疾走で逃げた!?試験に出る殺人トリック」(9月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「司法教官・穂高美子 弁護士志望の殺人犯!凍死した人が全力疾走で逃げた!?試験に出る殺人トリック」(9月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

司法試験に合格した修習生たちが、裁判官や検事、弁護士を目指して共に学ぶ“司法研修所”。その検察教官を務める穂高美子(ほだかよしこ/水野真紀)は、東京地検から異動してきた優秀な検事で、講義の厳しさから修習生たちには“タカビー”と名前の一部をとったあだ名をつけられていた。

ある日、修習生のひとりで、弁護士志望の豊岡薫(星野真里)が、出身地である山梨県甲府市での実務修習中に、殺人容疑で逮捕されたとの知らせが入る。元交際相手・佐久間登(城咲仁)の遺体のそばで、凶器のナイフを手に震えていたところを現行犯逮捕されたのだ。
現役の修習生が逮捕されるとは、前代未聞の不祥事。処分を決めるためにも事情を確認してきてほしいと所長・山根浩平(勝野洋)に頼まれ、美子が現地に向かう。だが薫は美子に黙秘を貫き、実務修習で世話になっていた弁護士・村西壮吉(橋爪淳)にすべて任せたと告げる。
村西によると、薫は昔付き合っていたときのベッド写真をネタに佐久間から強請られ、言い争ったことまでは認めているが、佐久間殺害に関しては頑なに否認していた。さらに、佐久間殺しの真犯人と思しき、頬に火傷の跡がある男が、現場から走り去るのを見たと薫は話しているという。
村西は、弁護士を目指して必死に勉強していた薫が殺人を犯すわけがない、真犯人さえ見つかれば無実は証明できるはずだと、美子に力説する。

ところが後日、村西が薫の弁護を突然降りてしまう。調査の結果、薫が現場で目撃した男は甲府市内で呉服店を営む白木裕一(石井英明)と判明したのだが、なんと白木は事件の3週間前に、谷川岳で遭難していたことが判明したのだ。にもかかわらず薫は、白木の顔写真を見て、自分が事件現場で見たのはこの男に間違いないと断言。「死んだ男が殺人を犯すのを見た」と嘘をつく薫に、村西は失望したのだという。
圧倒的に不利な状況に追い込まれても、罪を認めて情状酌量を求めようとはせず、頑なに主張を曲げない薫。その態度に疑問を抱いた美子は、民事担当教官の弁護士・小宮譲(筧利夫)と共に事件を調べはじめる。薫は本当に殺人を犯したのか、それとも無実なのか…!? 真相を追ううち、美子は薫の壮絶な過去を知る!!
(あらすじ・写真共に公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

薫には7歳の娘がおり、夫を8年前に亡くしていた。
実は、薫の夫には前科がありその為に冤罪事件に巻き込まれたのだ。
薫の夫はそれが原因で死亡していた。
この為に薫は検事である美子を嫌ったのだ。

「無実の人間を救えない法とは一体、何なのか!?」
そう美子に訴える薫。

薫の過去を知った美子は薫を助ける為に調査を開始。
白木の遭難が「危難失踪宣告(山岳などの遭難の場合、1年以内に死亡宣告が出る)」を狙ったものであると考え、その最終的な目的が保険金詐取にあると推理する。

白木の保険について調べたところ、受取人が白木の愛人である平石になっていることが判明。
平石と白木の妻・由美の仲は険悪だった。

平石について調べ始める美子。
平石が白木らしい男性と数日前にとあるホテルに宿泊していたことが判明。
「白木は生きている!!」と確信した美子だが、その矢先、当の白木が死体で発見されてしまう。
捜査本部は白木が3週間前に死亡していたとして事件を終えようとするが……。

急に白木の死体が現れたことに不審を抱く美子。
そんな美子の姿を黒いバイクの男がじっと眺めていた……。

白木の葬儀が行われ、副島が弔辞を述べる。
「し〜ら〜き〜」親友の名を呼び男泣きする副島。
ここにも、黒いバイクの男が影から覗きこんでいた……。

白木とホテルに宿泊していた平石がロビーで動揺していたらしいとの情報が入る。
平石は何者かからの電話を受けるとそのまま去ってしまったと言う。

美子は平石に事情を確認すべく、会いに行くが……。

平石は何者かに襲われ自宅マンションの階段で倒れ込んでいた。
なんとか命を取り留めた平石はそのまま入院することに。
そんな平石の姿を何故か駆け付けた由美が心配そうに見詰めていた。

襲われた平石の手にストラップが残されていたことから、美子は犯人の狙いが平石の持つ携帯電話にあったと看破。
平石が真犯人の音声を携帯に録音していたと推理する。
ホテルで何者かから平石が電話を受けたことに関係があるのではと考えたのだ。

しかし、当のデータは携帯ごと犯人に持ち去られてしまっている。
証明する方法は……あった!!

もしや、平石が携帯のデータをPCに移していたのでは?
その可能性に思い至った美子は平石のPCを調べるように捜査本部を動かす。

そこへ例のバイク男が登場。
彼を捕まえた美子はバイク男の正体が平石の元夫と知ることに。
夫は平石と由美をつけまわしていたらしい。
彼から2人の思わぬ関係を聞かされる美子。

一方、捜査本部は音声データを入手。
それを聞いた美子は犯人の正体に思い当たる。

その頃、当の平石は何者かに襲撃されていた。
そこへ駆け付ける美子たち。

真犯人は副島だった。

音声データには、白木の悲鳴と副島が白木を呼ぶ「し〜ら〜き〜」との叫び声が録音されていた。

副島は罪を認める。
動機は白木の保険金だったらしい。

では、副島はどうして平石を殺害しようとしたのか?
受取人である平石が死亡してしまえば、副島は保険金を受け取れない。
だが、平石の遺族は受け取ることが出来る。
そう、由美と平石は姉妹だったのだ。

そこへ慌てて現れた由美。
彼女は真相を語り始める。

お金に困った白木と由美。
そこで保険金詐取を思いつく。
だが、普通に妻が受取人となってしまっては疑われてしまう。
そこで、妹の平石を受取人とした。
だが、これがきっかけで白木と平石は本当に男女の仲となってしまった。
由美は激しく動揺しつつも計画の為と我慢する。

次の段階として遭難事件をでっちあげることに。
計画は無事成功。
この時点では何も知らない副島を利用し、上手くいくかに思われた。

ところが、白木は街で佐久間に姿を見られてしまう。
佐久間は白木を脅迫。
困った白木は佐久間を殺害。

この頃、副島は白木の遭難が保険金詐取の為の偽装と気付き仲間に加わることに。
白木、由美、平石、副島の4人が真相を知っている人物となる。

ところが、ここでまたも思わぬ事態に。
美子たちが事件を調べ始めるに及び、怯えた白木は自首しようとしたのだ。
このままでは、保険金詐取がバレてしまう。
そこで、副島と由美が手を組み白木を殺害したのだ。
だが、その際に白木は隙を見て平石に連絡を取っていた。

こうして音声データが残ってしまった。
そこで今度は副島が平石を襲った。

これがここまでの顛末だった。

自分を殺すよう指示したのか由美を問い詰める平石。
それを認める由美だったが、美子は嘘であると指摘する。

確かに、由美は平石に夫を盗られた。
だが、それ以上に由美は平石を妹として愛していたのだ。
由美と平石姉妹は副島と共に連行される。

薫は釈放。
今回の事件を通じて美子を信頼した薫は美子と和解する。
同時に美子もまた人を信じることを誓うのだった。

数日後、薫は研修に復帰。
美子は司法教官の仕事に意義を見出すようになるのだった―――エンド。

<感想>

原作なしのオリジナルドラマです。
シリーズ化を意識された造りとなっています。

では、ドラマの感想から。

宮川一朗太さんの「し〜ら〜き〜」が記憶に残っています。
拳の利いたあの台詞、インパクトあり過ぎです!!
本作は「あれがすべて」と言っても過言ではない気もします。

それと、橋爪淳さんもちょっとだけ出演するなどキャストは豪華でした。
橋爪さんは本筋に関わるかと思われましたが、今回は違いましたね。

そういえば、薫役の星野真理さんは実生活でもご結婚されたとのこと。
おめでとうございます!!

いろいろ注目点の多いドラマでしたね。

内容的には、「遭難してるから白木は死んでいる」との論理展開に違和感。
あれには視聴者の誰もが「おいおい、それはないだろう」とツッコミを入れたのでは?
一応、あれが本作におけるトリックらしいのですが、ちょっとストレート過ぎたかなぁ……。
もっとも、それすらもシナリオの狙いなのかもしれませんが……なんか、今回は狙ってやってそうなんだよなぁ。

で、全体を見て感じたのは、このドラマはトリック重視でも人間ドラマ重視でもなく、職業重視のドラマだったんだなぁ……と。
だから、職業とそれにまつわるエピソードに重点が置かれて他が軽かったのかも。
となると、もしも続編があれば、もう少し内容が充実して来るかも。
そんな期待も加味して普通に面白かったとさせて貰います。

ちなみに8月中旬頃の公式あらすじだと「白木」は「箕輪」になっていました。
名字が変更になったようですが、何か理由があるのでしょうか?
これもミステリーです……。

<キャスト>

穂高美子:水野真紀
小宮 譲:筧 利夫
豊岡 薫:星野真里
山根浩平:勝野 洋
白木由美:岩崎ひろみ
副島五郎:宮川一朗太
平石奈津子:小野真弓
松村伸治:デビット伊東
村西壮吉:橋爪 淳
菅野利江:松金よね子 ほか
(公式HPより、敬称略)


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