2011年09月08日

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第56話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第56話ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第56話あらすじ>

大和と水原に襲いかかる朝霧……だったが、地元の若者たちの近付く声を聞きつけ思い止まる。
急遽、作戦を変更し道に迷った芝居を打つことに。
こうして、大和と水原に道を尋ねる朝霧。

ところが、水原は目敏かった。
朝霧が土門家の焼鳥屋に客として居たことを覚えており、彼の行動を怪しむ。
これに対し、心中で舌打ちしつつ、のらりくらりと誤魔化す朝霧。
結局、互いに決め手を欠くことに。

苛立った朝霧は大和たちと別れると、原因となった地元の若者たちに接近。
腹立ち紛れにスタンガンで彼らを叩き伏せる。

一方、大和と水原。
ホテルよりも先に水原の祖母宅に向かい荷物を回収することに。

腹痛の為に先に屋内へと入った水原、1人残された大和は通り沿いに消えて行く杖の男性を見かける。
ふと3億円事件現場で見かけた杖の男性を思い出す大和。

ひょっとして事態打開のキーになるのでは……と考えた大和はその男性を追おうとする。
通りの角まで駆け寄った時、不意に後ろから現れる影。
影は手にしたスタンガンを大和へと押し当てる。

思わぬ急襲に構える間もなく直撃を受けた大和は、痺れのままに身体を支えることも出来ずその場に倒れ伏してしまう。
そんな大和を見下ろす影……もちろん、朝霧である。
「簡単だったね」
朝霧が不敵に微笑む中、大和は意識を失っていた―――57話に続く。

<感想>

今回は「大和&水原」、「朝霧」、「雄大」がメインの回でした。

まずは、大和と水原。
一度は避けたかに思われた朝霧の牙でしたが、1人きりになった隙を突かれ大和が気絶させられてしまいました。
しかも、水原は腹痛の為に動くことが出来ない状況。
これは大ピンチか……と思われますが、どちらかといえばピンチなのは朝霧のような気が。

そんな、朝霧。
なぜ、大和が1人で行動していたか理由を知らない以上、当然ですが油断しています。
ということは、おそらく大和が1人になった理由―――雄大にこてんぱんにされそうな気がします。
もしかして、雄大はこれを狙って大和の前に姿を現したのか?

で、当の雄大。
わざわざ、大和たちの前に病身を酷使して現れた以上、意味がある筈で、おそらく朝霧の排除が目的か?
朝霧は先に雄大を始末しなかったことを後悔しそうな予感……。

次回、朝霧の身に何かが起こる……かも!?
一方で関口や、消えた泰成も気になります。

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
57話に期待です!!

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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から50話までまとめ
(各話レビューへのリンクです)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第51話ネタバレ批評(レビュー)

「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第52話ネタバレ批評(レビュー)

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「講談社ヤングマガジン」にて連載中の「三億円事件奇譚 モンタージュ」第55話ネタバレ批評(レビュー)

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