2011年10月16日

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(5)〜ふたりのバツイチ殺人捜査〜江ノ島・老舗旅館の壮絶家督争い!美人仲居の悲しき過去と連続殺人に秘められた驚愕の真実とは?」(10月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(5)〜ふたりのバツイチ殺人捜査〜江ノ島・老舗旅館の壮絶家督争い!美人仲居の悲しき過去と連続殺人に秘められた驚愕の真実とは?」(10月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

西郷美千花(渡辺えり)は、数え切れないほどの資格を持つ警察署の事務職員。資格を生かせる総務課への異動を希望し続けているがなかなか聞き届けられず、仕方なく今は刑事課に籍を置いている。
ある日、大学教授が殺害され、その教え子が参考人として浮かび上がるものの、証拠がなく捜査が難航しそうな事件が発生する。捜査員たちが一様に頭を抱える中、グリーンアドバイザーの資格を持つ美千花は、事件が起きた大学教授の家の庭の写真に、おかしな点があることに気づく。それをもとに捜査を進めた小山田雄策(草刈正雄)たちは、見事に教え子の犯行を立証。難事件のスピード解決に、刑事課長の栗林(笹野高史)は鼻高々だ。
ところが一転、その翌日、栗林は署長から大目玉を食らうことになる。捜査中だった嫌がらせ事件の被害者、矢島博正(木下ほうか)が他殺体で発見されたのだ。嫌がらせと殺人事件との関連は明らかではいないが、妻の千晶(宮本裕子)はテレビの取材で小山田たちの捜査を非難。以来、美千花たちは問い合わせの電話に忙殺され、仕事どころではなくなってしまう。
世間からも身内からも思わぬ非難を浴び、なんとしても自分たちの手で事件を解決したいといきり立つ刑事課。だが、事件が起きたのは管轄外の神奈川県・藤沢だ。そこで今回も、刑事ではない美千花に白羽の矢が立つことに。美千花は総務課への異動と引き換えに、嫌がらせ事件の容疑者として千晶が名前を挙げた、三沢友紀(原沙知絵)が仲居として働く料亭への潜入捜査を承諾する。
友紀が働く料亭は、千晶の父・大原忠雄(小野武彦)が主人を務める老舗で、忠雄は30歳近く年の離れた友紀と結婚すると言って、千晶のみならず家族を悩ませていた。友紀は忠雄が入院したときのヘルパーで、退院後、忠雄が頼んで料亭に来てもらったのだという。だが、一緒に働く仲居も含め誰もが、友紀が忠雄をたぶらかしたのだと思っていた。仲居頭で忠雄の従姉妹でもある早苗(石井めぐみ)は特に、友紀が女将の座に就くのではと内心気が気ではない。その早苗が、板長の塚田哲夫(石田登星)とともに、千晶の夫の死を歓迎している様子を美千花は目撃する。なにやら、いろいろな思惑が料亭内には渦巻いているらしい。
そんな中、友紀は矢島殺害の参考人として、取り調べを受けることになる。それを聞きつけた千晶は、忠雄を猛烈に批判。疎遠になっていた息子の史也(和田聰宏)までが料亭に乗り込んできて、資産をめぐる騒動が繰り広げられる。二人ともうまくいっていない事業を立て直すため、この料亭を手に入れたいのだ。
その日の夜遅く、友紀は無事に取り調べから解放され料亭に戻ってくる。しかし、忠雄の世話係は美千花に任命される。千晶は、友紀を忠雄から遠ざけたいのだ。
そんな中、料亭にある記者が客としてやってくる。記者は友紀のことを知っている様子で、顔を見るなりある事件の話をはじめる。その途端、友紀は顔色を変え、持ち場を離れると姿を消してしまう。美千花はこの件を小山田に報告。急ぎ調べてもらうと、12年前、友紀はある事件で殺人の罪で起訴されていたことが分かる…!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

矢島千晶という女性から嫌がらせについての相談が寄せられた。
なんでも注文した覚えのないピザやラーメン、果てはダイエット食品が大量に自宅に届くらしい。
千晶によれば犯人は父と再婚を予定している友紀という女性に違いないらしいが……。

小山田たちは捜査を開始。
ピザ屋の店員から「踏切の近くの公衆電話から注文を受けた」との情報を得る。

直後、別件で殺人事件が発生。
解決はしたものの、そちらに関わっている間に千晶の夫・矢島が海岸で他殺体で発見されてしまう。
死因は高所からの転落死と思われた。

千晶は小山田たちを批難。
困り果てた小山田たちは自分たちの手で犯人を捕らえることで名誉を挽回しようと決める
そこで、友紀を調べることに。

ここで白羽の矢が立ったのが美千花。
こうして、例の如く美千花は総務課への異動を条件に潜入捜査を引き受けることに。

千晶の父・忠雄は料亭の経営者。
忠雄には子供が2人おり、千晶も史也も家には寄りついていないらしい。
そして、忠雄の再婚相手とみなされているのが友紀という仲居だった。

忠雄と千晶、史也の仲が上手くいっていないこと。
友紀が千晶の言うような金目当ての女性ではないことを確信する美千花。

やがて、友紀の意外な過去が明らかになる。
友紀は過去に弘樹という男の子を事故で死なせていたのだ。
とはいえ、非は弘樹という男の子にあったらしいが……。
友紀は無罪になったものの、責任を感じ仕事を転々として今の料亭に辿り着いたらしい。

さらに、美千花は友紀が忠雄の為にパースニップという野菜を取り寄せていることに気付く。
お茶も忠雄の健康に気を配ったものを使用していた。
友紀は忠雄の健康に気遣いを見せていたのだ。

実は、忠雄は病気の為に手術を受けなければ危険だと医師に宣告されていた。
それを知る友紀は忠雄を救おうと必死だった。

過去の事件で苦しんでいた友紀は苦境を忠雄の言葉に救って貰っていた。
その恩を返す為に忠雄の為に尽くしていたのだ。
友紀によれば再婚話など実際には存在していないと言う。
友紀の献身は本物だったのだ!!

その頃、千晶宅に嫌がらせで送りつけられたダイエット食品の注文票から、注文主が腰越在住だと分かる。
腰越といえば江ノ電の土地柄。

早速、小山田たちが調べたところ、ピザ屋の店員が語っていた条件を満たす公衆電話を突き止める。
そこから「サーフショップ・ドラゴン」の女性店員こそが嫌がらせ注文の主だと判明。
確認したところ、店長に頼まれたと言う。
その店長こそは史也だった……。

その頃、当の史也は料亭で金目の物を捜していた。
その拍子に忠雄の遺言状を発見。
そこには「店の権利を友紀に譲る」と記されていた。

これに逆上した史也は友紀を襲撃。
美千花に引き離され、小山田に事情聴取されることに。

史也が千晶宅に嫌がらせ注文をした理由は千晶の夫である矢島に依頼された為らしい。
矢島は金に困っており、千晶の夫であることを活かし忠雄の料亭を売却するつもりだった。
ところが、そこへ友紀が現れてしまう。
友紀の存在に危機感を抱いた矢島は千晶をけしかけ友紀を追い出すつもりだったらしい。
その為の嫌がらせ電話だったのだ。

明らかになった矢島の関与。
そこで板長の塚田を取り調べたところ、矢島の関与は早苗も知っていたと言う。
どうも、早苗は影で矢島に協力してようだ。
矢先、早苗が殺害されてしまう―――。

料亭のどろどろした人間関係に嫌気のさした美千花は潜入捜査を打ち切ることに。
その連絡に千晶のもとを訪れたところ、納戸に収納するよう矢島の遺品を預けられる。
その遺品から珊瑚石の欠片を見つける美千花。

美千花は忠雄から珊瑚石の花壇の話を聞いていたことに気付く。
矢島殺害の現場は海岸ではなく花壇ではないか?
忠雄が釣り用のボートを所有していることも明らかに。
もしや、忠雄が矢島を殺害しボートを使い運んだのでは……そう考える美千花と小山田。

一方、友紀は忠雄の遺書を発見。
そこには友紀にあてて印鑑と通帳が残されていた。
友紀は慌てて忠雄を追う。

忠雄は自殺しようとしていた。
美千花と小山田は危機一髪、その場へと駆け付け自殺を止める。

矢島殺害について真相を明かす忠雄。
矢島は友紀の過去を突き止め、忠雄を脅迫。
脅迫が通用しないと分かると、取引を持ちかけて来た。
交際を認める代わりに資産を渡すように迫ったのだ。
拒否したところ、矢島は友紀を貶めるような発言を連発。
頭に血が上った忠雄は矢島に掴みかかり誤って殺害してしまう……。

早苗殺害も忠雄の犯行。
早苗は友紀が料亭を相続すると知り、忠雄を批判。
このまま友紀が継いだとしても、相続税で料亭は手放さなければならなくなる。
残された自分はどうなるのか―――そう責め立てたのだ。
忠雄は縋りつく早苗を振り払おうとしたが、誤って殺害してしまったのだ。

絶望から死を選ぼうとする忠雄だが、そこへ友紀が駆け付ける。
手術を受け生きる努力をするよう訴える友紀。
美千花たちも友紀の説得を後押しする。
こうして、忠雄は罪を償い生きる道を選ぶ。

事件は解決した。

意気揚々と総務課へと向かう美千花だったが……総務課には席が用意されていなかった。
慌てて確認すると、やはり今回も異動の話は無い。
結局、今まで通り刑事課にお世話になる美千花だった―――エンド。

<感想>

「100の資格を持つ女」シリーズ5作目です。
前作が2010年8月28日の放送だったので、実に1年以上たった新作となります。
前作のネタバレ批評(レビュー)はこちら。

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(4)〜特命潜入!ウエディングプランナー連続殺人事件!!情念の花嫁衣装と偽装殺人の謎容疑者はバツイチ刑事の妻と娘!?」(8月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

さて、今回は。

今回も、西郷美千花役の渡辺えりさんと小山田雄策役の草刈正雄さんがイイ味を出してましたね。
このシリーズはそこがいいなぁ〜〜〜。
物語的には大味でしたが、それはそれでアリだと思いました。

ただ、ひとつ納得できない点が……。
千晶が夫の死に際し、何故、小山田たちを責めたのか?
嫌がらせ注文の主が犯人だと確信しているのならば、真っ先に友紀の名前を挙げて責め立てるのでは?
美千花を潜入させる為とはいえ、この展開には疑問があったかなぁ……。

それと今気付きましたが、サブタイトルにも疑問が……。
老舗の旅館となっていますが、舞台は老舗の料亭ですね。

ちなみに矢島役の木下ほうかさん。
監督もされています。

いぶし銀の名脇役・木下ほうかさんが監督をしてた!?

他にはドラマ化される『謎解きはディナーのあとで』の原作者・東川篤哉先生『放課後はミステリーとともに』のラジオドラマにも現在出演中!!

勢い止まらずまさかのラジオドラマ化!?東川篤哉先生『放課後はミステリーとともに』(実業之日本社刊)がNHKさんにてラジオドラマに!!

興味のある方は各記事をどうぞ!!

<キャスト>

西郷美千花:渡辺えり
大原忠雄:小野武彦
三沢友紀:原沙知絵
関根恒夫:山崎樹範
栗林中道:笹野高史
小山田雄策:草刈正雄 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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