<ネタバレあらすじ>
麗甘に自分の子供を産むように迫る劉備。
劉備に寄せる趙雲の気持ちを知る麗甘は困惑しつつも劉備を受け入れる。
その頃、曹操暗殺を胸に秘め曹操のもとへ奔った趙雲。
曹操が荊州水軍を手に入れる手段を探っていることを知ると、ある策を薦めていた。
劉表、文聘を斬った劉備を討つことに協力すると持ちかけることで傘下に入るよう説得しようというのだ。
これに乗った曹操は、文聘の後を継いだ張允と交渉の席を設ける。
交渉の席で劉備を討つよう薦める趙雲。
気乗りしない様子の張允に、曹操は2つの土産を渡すと告げる。
1つ目は劉備を討った後の荊州の支配権。
そして、2つ目は劉備の側近である趙雲の首だった!!
「なっ……」
驚く趙雲だが、もう遅い。
こうして、趙雲はその場で曹操に首を撥ねられてしまう……。
一方、趙雲の真意とその死を知らぬ劉備は、趙雲に裏切られたことに傷ついていた。
そんな傷心の劉備にさらなる凶報が―――曹操軍が水軍を手に入れたのだ。
もはや、曹操軍への対抗手段はないと判断した劉備は荊州を捨てることに。
そして、劉備と行動を共にする麗甘の前に侍女として、曹操の密偵・鄒氏が接近していた。
同じ頃、諸葛亮は関平と何事かを図っていた。
それは未知なる世界を築くことらしい。
その為に関羽と張飛が必要だと語る諸葛亮。
駒にされるのは御免と諸葛亮に刃を向ける関羽と張飛だが、当の諸葛亮は白羽扇ひとつで対抗。
2人相手に丁々発止の戦いを繰り広げる。
さなか、諸葛亮の語る世界に興味を持った関羽は張飛を説得。
一時的に諸葛亮に協力することになる。
諸葛亮たちと別れた関平は、曹操の本拠地・許昌を目指していた。
曹操を倒す為の秘策があるらしいが……。
同時刻、許昌では曹操の息子・曹否を常元が籠絡していた。
常元は酒と女で曹否を骨抜きにすると、その部下2千人を自身のものにしようと目論む。
再び、諸葛亮陣営。
諸葛亮は単身、呉へと向かう。
目的は呉との同盟である。
鉄鉱石の産地である赤壁を拠点としたことで、鉄鉱石と引き換えに同盟を持ちかける諸葛亮。
そんな諸葛亮に対し、周瑜は大喬殺害に成功してくれれば同盟に応じると取引を持ち出すのだった―――6話に続く。
<感想>
とりあえず、5話のネタバレ批評(レビュー)です。
もう何処へ向かっているのか皆目見当がつきません!!
趙雲があっさり命を落としてしまいました。
この漫画の趙雲は関平の母親の筈なのですが……えええええええ。
ウソでしょ……(絶句)。
ひょっとして、あれ影武者……とか無いだろうなぁ。
意味ないし……。
そして、劉備の行動がいよいよもってワケの分からないことに。
腹心の趙雲は無駄死にさせてしまうし、関羽や張飛にも去られてしまうし、何故か勢い込んで劉表と文聘を斬っちゃうし、その為に曹操を強大化させちゃうし……。
行動が意味不明……。
唯一、説明がつく方法があるとすれば、この空中分解的な弱体化は曹操を誘き出す為の罠とか?
となると、赤壁の戦いを演出しようとしている(ように見える)諸葛亮とも通じているのか?
だとしても、かなり納得できかねますが……どうなのでしょう?
そして、諸葛亮。
この漫画の諸葛亮は強い、強い。
白羽扇ひとつで刀を抜いた張飛を圧倒、関羽にも余裕を持って応じる完全なる武闘派です。
ひょっとして作中でも1、2を争う武力では?
そんな諸葛亮は何事かを企んでいる様子。
呉との同盟も布石に過ぎない感じですね。
やっぱり、赤壁の戦いを狙ってる?
ひょっとして、劉備、曹操、周瑜の共倒れが目的なのでしょうか!?
ところが、その諸葛亮さえ驚かせたのが当の周瑜。
よもやの大喬暗殺計画です。
1話から強調され続けていた攻撃的な性格の大喬を持て余したのでしょうか?
これは波乱の予感……とはいえ、この諸葛亮なら難なく達成できそうか。
もっとも、周瑜は大喬殺害の罪を諸葛亮に負わせたいだけでしょうから達成したところで同盟はないか?
とりあえず赤壁の戦いは勃発しそうですが、状況が凄いことになりそう。
予測がつかない。
それしても、趙雲……。
やはり「覇-LORD-」、一筋縄でいきませんでした。
この衝撃を体感するには、スペリオール本誌をお読みになることをオススメします。
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◆関連過去記事
・1話ネタバレ批評(レビュー)はこちら。
とんでも「三国志」の決定版「覇-LORD-」がビックコミックスペリオール誌にて連載再開!!
・今月の「覇-LORD-」(第2話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「覇-LORD-」(第3話)ネタバレ批評(レビュー)
・今月の「覇-LORD-」(第4話)ネタバレ批評(レビュー)
・アンディ・ラウの「三国志 THREE KINGDOMS:RESURRECTION OF THE DRAGON」ネタバレ批評(レビュー)
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・「三國志」魏の武将・曹休の墓発見か?
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