2011年11月13日

土曜ワイド劇場「検事・朝日奈耀子(11)医師&検事〜2つの顔を持つ女!死体が歩いてアリバイを崩した!!ひまわりとコスモスの同時開花トリック!?」(11月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「検事・朝日奈耀子(11)医師&検事〜2つの顔を持つ女!死体が歩いてアリバイを崩した!!ひまわりとコスモスの同時開花トリック!?」(11月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

東京地検の朝日奈耀子は、医師免許を持つ異色の女検事。よき相棒である検察事務官・大山聡(内藤剛志)や、所属する刑事部の上司・倉持刑事部長(北村総一朗)、後輩検事・立川正人(松田悟志)、北野留美(木下あゆ美)らと共に連日、多くの事件を担当している。

アパレル会社社長の土屋誠一(池内万作)が、交差点で何者かに背中を押される殺人未遂事件が発生。被疑者・矢島久美(原日出子)が、耀子のもとに送致されてきた。
実は、耀子は久美のことを知っていた。1カ月ほど前、土屋の会社に勤める久美の娘・友美(緑川静香)が歩道橋から転落死。事故として処理されたのだが、友美の兄・勇介(反田孝幸)と母・久美は「土屋に殺された」と主張。耀子は偶然、2人が警察に訴える姿を見かけ、気になって事件を調べていたのだ。
 
久美は、20年前に夫と離婚。以来、長野県飯田市で農業を営みながら水引の内職で生計を立て、勇介と友美を育て上げてきた。娘の友美は、裏金工作やデザインの横流しなど不正を重ねる土屋社長を警察に告発しようとした矢先に謎の転落死を遂げたが、事故当日の土屋のアリバイはスナックのママ・須田満江(芳本美代子)が証言していた。
耀子の取り調べを受けた久美は、土屋の殺害未遂を素直に自供。だがそのとき耀子は、久美の肌の色の異変やむくみが気になっていた。やがてその心配は的中し、久美は取り調べの最中に肝不全の発作を起こして倒れてしまう。診察の結果、久美は重度の肝不全だとわかった。

そんな中、勇介の婚約者・遠藤美雪(大塚千弘)のもとに、勇介から「これから土屋を殺しに行く」という電話が入る。それを知った耀子が現場に駆けつけると、勇介がナイフを手に土屋に襲い掛かろうとしていた。だがそこへ見知らぬ中年男性が突然現れ、土屋に馴れ馴れしく声をかけたため、その隙に耀子は勇介を止めることができた。

翌日、耀子が久美に謎の男のことをたずねると、彼女は激しく動揺。久美が何か重大な秘密を隠していると直感した耀子は、その謎を解くために長野県飯田市で捜査を開始する。ところがその直後、土屋が、満江や会社常務の野上健二(太川陽介)を伴って飯田に出張。さらに、勇介と美雪も土屋の後を追うように、飯田に向かう。そして翌日、土屋の遺体が飯田の山中で発見されて…!?
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから……(一部、重複アリ)

土屋の殺人未遂は久美ではなく、謎の男こと松村洋一の犯行だった。
洋一こそ久美の夫で勇介と友美の父だったのだ。
娘・友美の死を知った洋一。
息子・勇介が復讐しようとしていると知り、殺人犯にしないよう先に手を下そうとしたものだった。
だが、土屋殺害は失敗に終わる。
洋一は勇介を見張らねばならない。
そこで、病気であった久美が洋一に代わり出頭したのだ。

こうして、土屋の殺人未遂は解決。
次は土屋殺害である。

土屋の殺害現場から3つの足跡が発見。
その1つが野上と合致したことで真犯人が判明する。

真犯人は野上だったのだ。
野上は土屋殺害時刻には水神橋の上に居たとアリバイを主張。
証拠として、旅館から撮影された橋の上の写真を提出していたが……。

旅館では窓際の花を日毎に変えていた。
野上が主張したのは14日のアリバイ。
ところが、写真にはヒマワリが写っていた。

10月13日、飾られていたのはヒマワリ。
10月14日、飾られていたのはコスモスだったのだ。

つまり、写真が撮影されたのは13日ということになる。
野上は殺害前日の同時刻に写真を撮影していた。
こうして、アリバイは崩れた。

動機を語り始める野上。

野上はギャンブルに嵌り、闇金融に借金があった。
ところが、この1年で返済したらしい。
つまり、野上は裏金を私的流用していたのだ。

しかも、友美殺害も土屋ではなく、野上だったのだ。
友美を殺そうとした土屋だが、ぎりぎりで躊躇していた。
そこで、見かねた野上が手を下したのだ。

さらに、役員会で裏金が明かされそうになったのも理由の1つらしい。

土屋が野上に襲撃された後、瀕死の状態で移動した時点で野上の計画は破綻していた。
悔しがる野上。

こうして事件は解決。

友美殺害時における土屋のアリバイを偽証した須田満江は自身の行為を謝罪。

洋一は殺人未遂容疑で起訴。
久美は犯人隠避で起訴されるが情状酌量されるらしい。
病気についても耀子の見立てでは治療でなんとかなるものだった。

勇介は美雪と結婚を決め、洋一たちに報告する。
こうして親子は和解するのだった。

大山と妻・さゆりの喧嘩も解決。
なんでも、原因は大山が同窓会で会った初恋の人の写真を待ち受けにした為だった。
それも許して貰えたらしい。

倉持と宮崎も無事ゴールイン。

さまざまな夫婦を目にし、その縁に想いを馳せる朝日奈耀子であった―――エンド。

<感想>

2011年2月12日に放送された前作(10作目)より9カ月ぶりの放送となった本作。
今回でシリーズ11作目となります。
ちなみにこのシリーズとは何故かあまり縁がありません。
見逃すことが多いですね……。
ところが、前作については過去記事があります。
興味のある方はどうぞ!!

土曜ワイド劇場「検事・朝日奈耀子(10)医師&検事〜2つの顔を持つ女!群馬四万温泉、滝つぼに落ちたら結石が消えた!?持病が変わる殺人トリック」(2月12日放送)推理批評(レビュー)

では、ドラマの感想を!!

前半部分は「使命と魂のリミット」視ていたので、こちらは視てません。

土曜ドラマスペシャル「使命と魂のリミット(後編) 極限状況の大手術!結末に待つものは?」(11月12日放送)ネタバレ批評(レビュー)

なので、間違いあるかも……です。
ただ、大筋に誤りは無い筈。
少なくとも犯人は正しい。

その上で感想。

アリバイトリックがどうかなぁ……。
「前日に撮影していた!!」というのは「おおっ」と驚くよりは「ええっ」と呆れる感じ。
デジカメで日付設定を変更して……というのがアリバイ工作になるとは思わなかった。
しかも、飾られた花で分かるとは……いくらなんでもそれはないだろうと言う。

それと、被害者が瀕死で移動したってのもどうなんだろう。
それだけ移動できるのなら手持ちの携帯で助けを呼べなかったのだろうか?
土屋は携帯を持っていなかったのか、それとも電波が届かなかったのか?
こんな時こそダイイングメッセージの出番では?
最初から視てないのでここらが分からない……。

良い点は被害者が土屋1人で終わったこと……って友美もいたから2人か。
う〜〜〜ん。

どうなんだろうなぁ。
特に悪いとも言えないけど、間違っても良いとも言えない気がする。

そうだ!!
夫婦関係について触れたテーマは良かった。
洋一&久美、大山&さゆり、倉持&宮崎の3組で描いたのは評価すべきポイントではないでしょうか。

次回にも期待!!

<キャスト>

朝日奈耀子:眞野あずさ
大山 聡:内藤剛志
倉持哲也:北村総一朗
宮崎礼子:大島さと子
矢島久美:原 日出子
松村洋一:下條アトム
須田満江:芳本美代子
野上健二:太川陽介
土屋誠一:池内万作
遠藤美雪:大塚千弘
北野留美:木下あゆ美 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


「検事はその時」です!!
検事はその時





「女検事ほど面白い仕事はない (講談社文庫)」です!!
女検事ほど面白い仕事はない (講談社文庫)



【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック