2011年11月19日

金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ42 悪魔の種子 岩手花巻仕組まれた殺人連鎖…稲穂を揺らす亡者の影血塗られた殺意とは?禁断の遺伝子研究に潜んだ巨悪!銀河鉄道の旋律に隠れた罪と罰」(11月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「浅見光彦シリーズ42 悪魔の種子 岩手花巻仕組まれた殺人連鎖…稲穂を揺らす亡者の影血塗られた殺意とは?禁断の遺伝子研究に潜んだ巨悪!銀河鉄道の旋律に隠れた罪と罰」(11月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

浅見光彦(中村俊介)はお手伝いの須美子(藤田瞳子)に頼まれて、小学校からの友人の諏訪由紀子(遠藤久美子)の相談に乗る。秋田県南部の西馬音内(にしもない)の盆踊りの最中に、窪田一彦(菊池隆志)が変死し、由紀子の恋人の西見文明(蟹江一平)に殺人の容疑がかけられ困っており、浅見に力を貸してほしいというのだ。由紀子と西見は、岩手農業研究所に勤めており、職場恋愛だ。殺された窪田は茨城農業研究所の研究員で、西見とは花巻農大の同期生だという。西見は稲の品種改良や新しい品種の開発をしており、何世代にもわたって試験栽培を繰り返す手間のかかる仕事だ。
浅見は編集長の藤田(小倉久寛)に頼み込み、宮沢賢治の銀河鉄道の取材で、岩手県の花巻に向かう途中、茨城農業研究所に立ち寄る。窪田の2年先輩の渡辺(原田文明)によると、事件のあった8月16日、窪田は休みをとっていたという。窪田は三年前に結婚し、土浦に新居を構えていた。土浦の窪田家を訪れた浅見は妻の眞理(中野若葉)から、窪田が去年のお盆に西見から西馬音内の盆踊りに誘われ、すっかり魅了されたという。今年はつくば農業生物進化研究所の上村浩(吉岡扶敏)と行く予定だったが、突然キャンセルされたようだ。浅見はつくば農業生物進化研究所に向かい、上村に会う。上村によると、論文の締め切りに追われて、西馬音内の盆踊りに行けなくなったという。つくば農業生物進化研究所で上村や上司の大岡章雄(青山勝)はバイオやゲノムの先端研究をしている。

浅見は宮沢賢治記念館で由紀子と落ち合い、秋田県警湯沢警察署を訪れる。浅見が警察庁刑事局長の弟だとわかると、山根刑事(正名僕蔵)は態度を一変し、窪田の遺体を解剖した結果、アルカロイド系の毒物が検出されたことを教える。窪田は殺されたとき、黒布の彦三(ひこさ)頭巾を被り、藍染の浴衣を着ていた。去年の盆踊りのときに西見が土産にあげたものだった。
浅見は釈放された西見に会うため、岩手農業研究所を訪れる。今年も西馬音内の盆踊りに一緒に行く予定だったが、約束をした8時になっても、窪田は現れなかったという。残念ながら窪田が殺された9時頃、西見は移動中でアリバイがない。
東京に戻った浅見に由紀子から電話が入る。西見に対して、湯沢署ではなく、土浦署が強制捜査をするという内容だった。つくば農業生物進化研究所の上村が殺され、殺人容疑で西見に逮捕状が出たのだ。上村は頭部強打による脳挫傷で即死しており、右手にボタンを握っていた。そのボタンは西見のブルゾンのボタンだった。西見の無罪を信じる浅見は事件の真相にたどり着くために奮闘する。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

浅見は西見が上村に会いに行ったのは“上村が窪田を殺害したのではないか”と疑った為だった。
窪田が遺伝子組換えで作った「花粉症抑止米」が絡んでいるらしい。

しかし、窪田の周辺からは必要な設備は見出せない。
浅見は「つくば農業生物進化研究所」に勤めていた上村ならば可能ではと考える。
上村も関与していたのではないか?

そこで、上村の上司である大岡に確認するが大岡は否定。
実験を行う為には農林水産省の許可が必要で、今は遺伝子組換えが禁止されている以上、不可能だと言う。
平成20年から禁止されているのだ……。

「花粉症抑止米」とは、人工の杉遺伝子を胚乳に組込むことで米食を通じて自然に耐性を持たせようとするもの。
もしもこれが実現すれば、物凄い価値があるらしい。

窪田眞理から窪田がある棚田に足繁く通っていたことを突き止めた浅見。
そこから、岩手県花巻市にあるライスプラネット社の存在が浮上する。

浅見はライスプラネット社代表の吉松和男に取材を申込むが、あっさりかわされる。
しかし、浅見が動いたことで吉松は何者かに連絡をとるのだった……。

浅見は窪田が「花粉症抑止米」について何か悩みがあり、西見に相談しようとして殺害されたと推理。
岩手のどこかに「花粉症抑止米」の栽培試験場がある筈と、あてもなく捜し歩く。

そして、遂にそれを発見する……!!

棚田の持ち主によれば、ライスプラネット社の吉松に貸し出しているらしい。

吉松がマテリアメディカの元社員と判明。
そこから浅見はライスプラネットがマテリアメディカのダミー会社ではないかと推理する。
マテリアメディカの丸井常務に接触する浅見だが、丸井は浅見の推理を否定する。

矢先、吉松が死体で発見される。
浅見は他殺だと判断、吉松殺害犯を明らかにすることで西見の無実が立証できると考える。

例の試験場から採取した稲もみの遺伝子配列が「花粉症抑止米」と一致。
これにより上村が関与していたことが明確になる。
それと知った大岡は研究者の誇りから管理責任をとり自身の引退を申し出るのだった。

丸井常務に「花粉症抑止米」を見せつけ揺さぶりをかける浅見。
動揺した丸井常務は証拠隠滅を図るべく、試験場となった棚田に火をつけようとする。

しかし、それこそ浅見の狙いだった。
証拠隠滅の現場を押さえられた丸井常務たち。

浅見は推理を語り始める。

丸井は上村を買収し、「花粉症抑止米」の種子と遺伝子データを研究所から持ち出させた。
窪田はデータをもとに試験場で「花粉症抑止米」を育てる。
しかし、窪田は自身の行為が禁忌に手を染めていることに他ならないと罪の意識に怯え始める。
窪田は西見に相談しようと決める。

それ知った丸井たちが先手を打って窪田を殺害したのだ。

さらに、西見が上村に注目したことを知り、これも口封じに殺害したのだ。

吉松殺害は、吉松がこれ以上は罪を重ねたくないと丸井に叛旗を翻した為だった。

すべて、丸井の差し金だったのだ。
「花粉症患者を救おうとした」と嘯く丸井だったが、浅見は「単なる人殺しだ!!」と一喝。
こうして、丸井は逮捕される。

無実が立証されたことにより勾留が解かれる西見。
西見は失われた時間を取り戻すように「ユキ25号」の改良に余念が無い。
そして、西見と由紀子の結婚も決まる。
心から2人を祝福する浅見だった―――エンド。

<感想>

原作は内田康夫先生「悪魔の種子」(幻冬舎刊)。

原作「悪魔の種子」あらすじは―――

秋田県西馬音内と茨城県霞ヶ浦で、二人の男が謎の死を遂げた。お手伝いの須美子の依頼で調べ始めた浅見光彦は、巨大な利益を生む「花粉症緩和米」が鍵を握ると直感する。傑作社会派ミステリ。
(幻冬舎公式HPより)


これのドラマ版にして、フジテレビ版浅見光彦シリーズ42弾。
前作(41弾)は2011年9月16日に放送されているので、実に2カ月ぶりの新作になりますね。
前作のネタバレ批評(レビュー)もありますね。
興味のある方はどうぞ!!

【浅見光彦シリーズ(フジテレビ版)】
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ちなみTBS版浅見光彦はこちら。

【浅見光彦シリーズ(TBS版)】
月曜ゴールデン 内田康夫作家30周年 浅見光彦シリーズ29「菊池伝説殺人事件〜火の国熊本で出会った謎の美女と名門一族を襲う連続殺人!一門の掟と哀しき恋・光彦が見た血塗られた記憶」(2月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「浅見光彦シリーズ30回記念作品 化生の海・北海道〜加賀〜九州を結ぶ壮大なミステリー 古人形に隠された連続殺人の謎!?光彦が見た哀しき母子の運命」(9月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

では、ドラマの感想を。

バレーにより25分放送が繰り下げられました。
「アレ?」と思われた方も多いのでは。

遺伝子組換えがテーマでした。
とはいえ、どちらかといえば味付け程度。
最終的にはいつも通りの展開となりました。
あくまで、遺伝子組換えについての紹介ぐらいという印象。
だったら、遺伝子組換えと遺伝子改良の差異についても触れた方が良かった気がする。
モヤモヤ。

原作で「花粉症緩和米」となっていたものが、ドラマでは「花粉症抑止米」と変更されていましたね。
「緩和」よりも「抑止」の方が効果が凄そうですが……何かあったのでしょうか?

気になったのはライスプラネット社の所持する棚田を調べるのならともかく、あてもなく岩手県を彷徨い歩いて目的の棚田を見つけたこと。
どのみち、ライスブラネット社が関与している棚田ならば、調査対象を絞っていた方が良かったかも。

とはいえ、全体的にはいつも通りだったので良しです!!

内田康夫先生と言えば、2011年9月30日まで「北区内田康夫ミステリー文学賞」が作品募集されていました。
詳細は下の過去記事よりどうぞ。

「第10回北区内田康夫ミステリー文学賞」作品募集中!!

さらに浅見光彦シリーズを2012年に完結する旨を宣言されています。
こちらの動向も注目です。

内田康夫先生から浅見光彦シリーズ完結宣言が!!「最後の事件」は2012年に!!

<キャスト>

中村俊介
遠藤久美子
蟹江一平
青山 勝
松本紀保
正名僕蔵
上杉祥三
小倉久寛
榎木孝明
野際陽子 ほか
(公式HPより、順不同、敬称略)


◆関連過去記事
あなたに内田康夫先生の本に登場する権利を上げよう!!by大日本印刷&角川書店

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【内田康夫先生著作関連記事】
「死線上のアリア」より「死あわせなカップル」(内田康夫著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

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【内田康夫先生原作ドラマ】
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【その他関連過去記事】
2010年6月12日、世田谷部文学館にて内田康夫先生講演会開催!!

・2010年5月30日まで開催されていました「ミステリーウォーク2010『記憶の中の公園』」についての記事です。
浅見光彦の住む町で推理に挑戦!?

2011年3月5日「小説舞台を巡る“名探偵★浅見光彦ワールド!横浜ミステリーWalk”」開催!!

ドラマ原作「悪魔の種子 (幻冬舎文庫)」です!!
悪魔の種子 (幻冬舎文庫)





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