別名:アームチェア・ディテクティブ
探偵役がその場から動かず、別の場所で起こった事件を情報伝達者からの情報のみで解決すること。
または、解決する探偵自身のこと。
既に読者に提示された情報を別の角度から視ることで意外な真相が浮上するパターンが多いことから、高いサプライズ効果が見込める為に作者、読者からの人気は高い。
安楽椅子探偵として有名な探偵としては……
古くは、実は○○○だった隅の人や。
編み物好きの老婦人や。
黒い蜘蛛の会の給仕の人などがある。
インパクトのあるとこでは、銀色の仮面を着けた怪人物や安楽椅子そのものというパターンも存在。
最近では、とある古書店の女主人や、ニート、執事などが挙げられる。
ちなみにその場から動かず、言説で他人を誘導し犯行を行わせる犯人のことは「操り」または「操りの構図」と呼ぶ。
「安楽椅子犯人」とは言わないので注意!!
もっとも、「安楽椅子犯人」さんは実在しています。
興味のある方は過去記事をどうぞ!!
◆関連過去記事
・この方も安楽椅子探偵でしょう。ニッキイ・ウェルト教授が活躍する「九マイルは遠すぎる」。
「九マイルは遠すぎる」(ハリイ・ケメルマン著、永井淳訳、深町眞理子訳、早川書房刊)ネタバレ書評(レビュー)
・安楽椅子そのものが安楽椅子探偵な『安楽椅子探偵アーチー』が初登場したのはココ!!
「創元推理21 2002年夏号(2002年8月)」(東京創元社刊)
・「安楽椅子犯人」さんによる『湖岸の盲点』まとめです!!
湖岸の盲点〜小此木鶯太郎の事件簿〜」(小野堂天乃介原作、葉山せり作画)まとめ