2011年12月10日

【考察】2012年はミステリ原作ドラマが大豊作!?原作つきドラマが乱立!!そこには危惧すべき点が!!

2012年1月開始のドラマに異変が起こっています。

と言うと「何が異変なのさ?」と突っ込まれそうなので、勿体ぶらずに結論から。

な、なんと(古いか)……1月からミステリ系ドラマが各局で乱立しそうなのです。
ただ、ミステリ系ドラマという括りだけならばこれまでにもありました。

異なるのは……そのすべてに原作が存在すること。
そして、この乱立にはある1つの危惧が……。

論より証拠。まずは番組の羅列をご覧あれ!!

【月曜日】

◆TBS系列 20時「ステップファザー・ステップ」
原作 『ステップファザー・ステップ』(宮部みゆき著、講談社刊)

『ステップファザー・ステップ』(宮部みゆき著、講談社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【火曜日】

◆フジテレビ系列 21時「ストロベリーナイト」
原作 姫川玲子シリーズ『ソウルケイジ』『シンメトリー』(誉田哲也著、光文社刊)

『ソウルケイジ』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『シンメトリー』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆NHK系 22時「本日は大安なり」*原作は厳密にはミステリではないが、ドラマはミステリテイスト
原作 『本日は大安なり』(辻村深月著、角川書店刊)

『本日は大安なり』(辻村深月著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)

【水曜日】

◆日本テレビ系列 22時「ダーティ・ママ!」
原作 『ダーティ・ママ!』『ダーティ・ママ、ハリウッドへ行く!』(秦建日子著、河出書房新社刊)

『ダーティ・ママ!』(秦建日子著、河出書房新社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【木曜日】

◆テレビ朝日系列 21時「聖なる怪物たち」
原作 『聖なる怪物たち』(河原れん著、幻冬舎刊)

『聖なる怪物たち』(河原れん著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆日本テレビ系列 0時「田舎の刑事の趣味とお仕事」
原作 田舎の刑事シリーズ『田舎の刑事の趣味とお仕事』『田舎の刑事の動物記』(滝田務雄著、東京創元社刊)

『田舎の刑事の趣味とお仕事』(滝田務雄著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『田舎の刑事の動物記(田舎の刑事の闘病記改題)』(滝田務雄著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【金曜日】

◆TBS系列 0時「白戸修の事件簿」
原作 白戸修シリーズ『白戸修の事件簿』『白戸修の狼狽』(大倉崇裕著、双葉社刊)

『白戸修の事件簿』(大倉崇裕著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)

『白戸修の狼狽』(大倉崇裕著、双葉社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【土曜日】

なし

【日曜日】

◆テレビ朝日系列 23時「妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活〜」
原作 クワコーシリーズ『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(奥泉光著、文芸春秋社刊)

『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』(奥泉光著、文芸春秋社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆WOWOW ドラマW「贖罪」
原作『贖罪』(湊かなえ著、東京創元社刊)

『贖罪』(湊かなえ著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)

如何でしょう?
土曜日こそ無いものの、他の6日間は必ず1つミステリ系原作つき作品がドラマ化されています。

その数、9作品。
2011年現在のミステリ系原作つきドラマが『謎解きはディナーのあとで』と『俺の空 刑事編』のみであることを考えればその差は歴然でしょう。

しかも、もう1つ特筆すべき点が。
この9作品、漫画原作のドラマ化が無いのです。
上記作品はすべて小説原作!!

さらに、上記9作品は2012年1月からの新番組で原作つきのミステリ系ドラマに限ったもの。
それ以外には『相棒』もあるし、木曜ミステリーもあるしとミステリ系のドラマそれ自体は“隆盛”と言っていいほどの多さ。

これにお馴染み2時間ドラマなどを加えると―――

【月曜】月曜ゴールデン(TBS系)
【水曜】相棒(テレビ朝日系)
【水曜】水曜ミステリー9(テレビ東京系)
【木曜】木曜ミステリー(テレビ朝日系)
【金曜】金曜プレステージ(フジテレビ系)
【土曜】土曜ワイド劇場(テレビ朝日系)

土曜も埋まりましたね。
もうこれは、2012年1月はミステリ系ドラマばかりと断言してもよいのではないでしょうか?

この流れには次の3つの理由が考えられます。

1つは、既存のドラマが弱体化した為に、比較的方向性が固めやすく既に固定ファンという視聴者層を確保している原作つきドラマが望まれていること。

2つは、上記原作つきドラマは短編集が多い。数回見逃しても1話完結なので視聴者がついて来やすい。

3つは、出版業界自体が不況に苦しんでおり、売り上げを確保する為にもドラマ化することでメディアミックスを可能としたいこと。

この流れが今のドラマ化隆盛を形作っていると思われます。

来てるよ、これはミステリ系のビッグウェーブが来てるよ!!

と、手放しで喜びたいところですが1つ不安が。
そう、冒頭で述べた危惧すべきことがあるのです。

それが、似た感じのドラマが重複することで視聴者層に飽きられ敬遠されてしまうこと。

例えば―――

『ストロベリーナイト』と『ダーティ・ママ』には「女性刑事」、「常識を逸脱した捜査手法」など類似点があります。
両作とも主人公の魅力で引っ張る作品なので、似ていると思われてしまうと双方にダメージが及ぶでしょう。

『白戸修の事件簿』と『田舎の刑事の趣味とお仕事』と『妄想捜査〜桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活〜』あたりは、「ユーモア系日常の謎」という括りに入るでしょう。
『ステップファザー・ステップ』もドラマの方向性次第ではこれに入る筈。
となると、同時期に似た系統の作品が4作もあるということに。

たぶん、似た系統の作品を両方視聴する方は少ないのでは?
こうなると、原作を活かしつつ如何に独自色を打ち出すかがポイント。

原作の顔ぶれを見た限りで、管理人が独自色があると思えたのは『贖罪』と『ステップファザー・ステップ』の2つか。
『贖罪』は「ダークな色調のサスペンスもの」、『ステップファザー・ステップ』は「日常の謎+ファミリーもの」と言える為。
他はちと弱い。

唯一の「医療ミステリ」となっている『聖なる怪物たち』だが、医療ミステリといえば『チームバチスタ』の牙城があり、これの2番煎じとのイメージを如何に覆せるかにかかっているだろう。

2012年のドラマ放送が開始された際に、この危惧を如何にして乗り越えているか―――そこに期待しつつ放送を待ちたい。

―――で、

もし仮に、この作品群の中にもう1つミステリ系原作ドラマを加えるとするならば現在並んでいないジャンルにしなければならない。
現在並んでいる作品は「日常の謎」、「医療ミステリ」、「刑事ミステリ」など。
これに加えるには「学園青春ミステリ」がピッタリだ。

長々と語って来たが何が言いたいかとの結論はコレだ!!

というわけで、『小市民シリーズ』をドラマ化すべきですね!!
もちろん、『古典部シリーズ』の実写化でもいいけど。←これが言いたかっただけ。

こんなところでまとまったでしょうか?
え、まとまってない!?

じゃぁもう少しだけ、考察してみますね。

では、ドラマ化作品別に各局の傾向を簡単にまとめてみましょう。

TBS系(『ステップ』『白戸』)は「癒し系」重視。
日本テレビ系(『ダーティ・ママ』)は「アクション」重視。
フジテレビ系(『ストロベリーナイト』)は「ドラマ」重視。
テレビ朝日系(『相棒』、『クワコー』)が「本格ミステリ」重視かな。

えっ、余りに恣意的に過ぎないかって?
…………………(無言)。

話を変えましょう。

えーと、ミステリ系ドラマ隆盛の話なんだけど、実は映画も凄いんだよね。

『麒麟の翼』とか『カラスの親指』とか『黄金を抱いて翔べ』とか『探偵はBARにいる』の続編とか。

でもって、さらにミステリ系原作つきアニメもあるんだよ。

『Another』とか「古典部シリーズ」の『氷菓』とか。

これらの情報やネタバレ書評(レビュー)についても、「ミス通」内にあるから良かったら捜してみてね。
見つからなければ、右の検索窓を使うか、グーグルさんやヤフーさんで「○○○(検索したいタイトル) ミステリ通信」で検索してみてね。
えっ、話し方がおかしい?
そ、そんなことないよぉ〜〜〜(汗)。
別に誤魔化そうとなんてしてないってば。
ちなみに去年同様、年末(あるいは年始)に2011年の振り返りをする予定だから宜しくね。

そうそう、2012年のドラマ化といえば「七瀬三部作」のひとつ『家族八景』もドラマ化だそうですよ。
興味のある方は過去記事をどうぞ!!

「家族八景」(筒井康隆著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)

そうそう、関係ないけどテレビ東京系列の「逃亡者 おりん2」の放送時間は深夜枠なんだよ。
時代劇なのに何故、深夜枠なのかな?
どうかなという気がするよ。

どう、そろそろこの記事を終えてもいいかな?

……返事が無いね。

あれ……ここまで読んでいる人が……ほとんど……いない……!?
どうしよう……(安堵と困惑が入り混じった感じ)。

フェードアウト


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