2011年12月18日

「カフーを待ちわびて」(2009年、日本)

「カフーを待ちわびて」(2009年、日本)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

沖縄の小島で雑貨店を営む青年、明青<あきお>(玉山鉄二)。愛犬カフーと気ままに暮らしていた彼のもとに、ある日突然“幸<さち>”と名乗る女性から手紙が届く。それは以前、明青が友達と内地を訪れた際に、遊び半分で“嫁に来ないか。幸せにします”と書いた絵馬に対する返事だった。小さな島のこと。島と自分の名前だけが書かれた絵馬で手紙は届いたのだ。“絵馬の言葉が本当なら、私をお嫁さんにしてください”と書かれた手紙に落ち着かない明青。やがて、その女性、幸(マイコ)が現れる。美しく清楚、都会的なセンスを持つ彼女は、そのまま明青の家に住み着いてしまう。なぜやってきて、いつ帰るのか、何も聞き出せない明青をよそに、幸は気さくな性格で島の人気者に。料理も洗濯も上手にはできない幸だったが、一緒に暮らすうち、明青にとってかけがえのない存在となっていく。近所に住み、なにくれとなく世話を焼いてくれるおばあ(瀬名波孝子)も、2人が結ばれることを願うが、内気な明青は自分の気持ちに整理がつかない。幼い頃に母が失踪してから、長い間カフーと暮らしてきた彼は、自分の幸せと向き合うことを怖がっていたのだ。このまま何も変わらずにいてほしいと願う気持ちと、幸と結ばれて新しい人生を踏み出したいと願う気持ちの間で揺れる明青。だが、幸には、明青に告げていない大きな秘密があった。
(goo映画公式HPより)


では、続きから……

おばあが死亡し、幸と2人きりになった明青。
リゾート誘致の圧力がかかる中、明青は幸に「もうすぐ、別の人と結婚する」と嘘を吐いてしまう。

翌朝、幸は手紙を残し姿を消していた。
手紙を読み驚く明青。

幸は明青の母が駆け落ちした相手の連れ子だった。
手紙によれば、幸はその母に人の生き方を教えられ恩義を感じていたらしい。
成長した幸はある日、恋に落ちる。
相手は妻子ある男性だった。

不倫の恋の末、妊娠した幸。
しかし、相手の男に堕胎させられた上に捨てられてしまう。
傷心の日々を送る幸だったが、偶然、明青が書いた絵馬を見つける。
そこで、家族の暖かさを求めた幸は明青のもとへやって来たのだった。

「もう会うこともない」と別れの言葉を残した幸を追いかける明青。
手掛かりは幸が持ち出した絵馬のみ。

絵馬を奉納した神社を訪れると既に幸が去った後だった。

「みんながしあわせになれますように 幸」

そう書かれた絵馬を見つけ、涙する明青。
もう2度と幸には会えない。
肩を落とした明青はそのまま帰路に就くが―――。

電車に乗った明青、ふと見るとそこに幸が居た―――エンド。

<感想>

原作は原田マハ先生による宝島社から発売された同名小説。
有羽なぎさ先生によりコミック版も発売されています。
ちなみに、タイトルのカフーとは「果報」を表す沖縄の方言だそうです。
「幸」という意味もあるそう。
つまり、タイトルは「果報を待ちわびて」と「(登場人物である)幸を待ちわびて」の意味になりますね、納得!!

本作の外伝として『花々』という小説も発売されているので、興味のある方はアマゾンさんのリンクよりどうぞ!!

管理人は原作未読で視聴。

淡々とした物語ですね。
美しい風景をバックに美しい男女2人が恋をします。
抒情的です。

幸の秘密が最後に明らかになり、2人が別れるシーンには胸を突かれました。

ラストがハッピーエンドだったのが良かったなぁ。

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「カフーを待ちわびて (宝島社文庫)」です!!
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コミック化もされました。
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posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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