2011年12月15日

水曜ミステリー9「密会の宿 北鎌倉心中!死ねなかった女…私の弱さがあなたを殺した純愛と不倫に揺れる心に復讐の炎!帯留めと和服が暴く殺人計画(最愛の人の命日に新たな悲劇が!罠にはまった殺人者)」(12月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「密会の宿 北鎌倉心中!死ねなかった女…私の弱さがあなたを殺した純愛と不倫に揺れる心に復讐の炎!帯留めと和服が暴く殺人計画(最愛の人の命日に新たな悲劇が!罠にはまった殺人者)」(12月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

北鎌倉の山間に佇む宿「くわの」は、美人女将の桑野厚子(岡江久美子)をはじめ、番頭の久保隆(東幹久)と仲居たちで切り盛りしている。人目につきにくい場所柄からか、いつしか「密会の宿」と呼ばれるようになっていた。
そんな「くわの」に、ある日馴染みの呉服店「やまと着物」の三上(魔裟斗)が着物の展示会を催すためにやって来る。もともと展示会は来週の予定だったが、三上の都合で急遽この日に変更されていた。
同じ日、厚子にとって特別な客人・吉岡咲子(高橋かおり)が「くわの」にやって来る。咲子は7年前に「くわの」で老舗呉服店の社長であった田中光彦(小須田康人)と不倫の果てに心中を図ったものの、厚子の的確な処置により自分だけが一命を取り留めていた。以来、咲子は光彦の命日に必ず花を持って「くわの」に泊まりに来るのだ。しかし、当時の事件を担当した北鎌倉署の刑事・番場(西岡コ馬)は、当時の状況から、今なおそれは心中ではなく殺人事件ではないかと疑っていた。
その晩、新宿の公園で女性の遺体が発見される。殺されたのは、美峰堂呉服店の社長・田中綾子(田中美奈子)。「くわの」で咲子と心中を図り亡くなった田中光彦の妻だった…。翌朝、「くわの」に新宿西署の刑事たちがやって来る。先週、咲子が綾子の元を訪ねていたことが判明し、事情を聞きにやって来たのだ。咲子は事件当夜は宿から一歩も出ていないと容疑を否認するが、刑事たちは社長秘書の藤尾(長谷川朝晴)から事件当夜の11時頃、綾子がこれから人に会うと言っていたこと、さらに咲子が綾子のもとに面会に来た際、2人がかなり険悪そうだったなどの証言を掴み、咲子への疑いを強めていく。
やがて司法解剖の結果、綾子の死亡推定時刻が夜11時から12時の間であることがわかり、咲子は任意同行を求められる。咲子は「くわの」の番頭・久保隆と夜11時頃すれ違い、バスの時刻表を部屋に持って来てくれるよう頼んだと自らのアリバイを証明するが、刑事たちは咲子がまるで予め用意していたかのように「久保隆」と番頭の名をフルネームで答えたことに違和感を覚え、隆の共犯を疑い始める。
やがて、隆のもとに刑事たちがやって来た。咲子との関係を否定する隆だったが、警察は既に横浜のホテルの防犯カメラに写る2人の写真を掴んでおり、そのまま無理やり公務執行妨害の容疑で隆を逮捕してしまう。
隆の無実を信じる厚子は、事件当夜「くわの」にもう一組のカップルが宿泊していたことを思い出し、隆たちのアリバイを証言してもらうためその行方を追い始める。ところが、そんな厚子と番場の命を何者かが狙い始め、さらには、咲子と三上が一緒にいるところを偶然目撃してしまう…。
果たして、綾子を殺害したのは誰なのか?やがて、7年前の心中事件に隠された悲しい真相が明らかになる…!
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

藤尾が死体で発見される。
自殺、それとも他殺?

一方、隆の無実を信じる厚子は証人を捜し当てることに成功。
これにより、咲子と隆にアリバイが成立。
隆は釈放される。

咲子が三上と愛し合っていることも判明する。

綾子を殺害したのは藤尾なのではないかと思われたが、厚子が漆かぶれになったことから真相に気付く。

厚子は「くわの」の裏山で漆かぶれになったのだが、綾子の死体にも同じような漆かぶれがあったのだ。

咲子と三上を呼び出す厚子と番場たち。
綾乃殺害は咲子と三上の犯行だったのだ。
そして、藤尾殺害も。

綾乃殺害時にはアリバイがあると訴える咲子たちだが、厚子はそれを否定する。

綾乃の死体発見現場である新宿の公園で殺害が行われたのならば確かにアリバイは成立する。
だが、実際の犯行現場が別ならばどうか?

そう、犯行現場は「くわの」の裏山だった。
だから、綾乃は厚子同様に漆かぶれになったのだ。

しかも、この場合のアリバイを偽装したのは咲子ではなく綾乃だった。
綾乃は咲子を殺害しようと藤尾と共謀し新宿でのアリバイを作っていたのだ。
結果としてこれが咲子たちのアリバイを作ることになった。

咲子を殺害しようと「くわの」の裏山で襲いかかった綾乃。
ところが、其処へ駆け付けた三上により返り討ちにあってしまう。
そこへ綾乃宛に首尾を尋ねるべく藤尾が電話を入れて来る。
三上はその電話から藤尾たちの計画を看破。
同時に、藤尾は綾乃の計画が失敗したことを悟る。

藤尾はこれを利用することを考えた。
自分たちの計画は伏せたままで、三上と咲子を脅迫することにしたのだ。
脅迫はエスカレートし、耐えられなくなった三上たちが藤尾を殺害したのだった。

綾乃が咲子殺害を計画した動機は、綾乃の夫・田中光彦の死にあった。
7年前にあった咲子と光彦の心中事件は心中では無かったのだ。
綾乃が光彦の常備薬をすり替え毒殺したのだ。
目の前で愛する人に死なれた咲子は綾乃の犯行と気付き、光彦の後を追おうとした。
それが真相だった。

その後、助かった咲子だったが、不倫をしていた自分たちが悪いと考え綾乃の告発は取り止めていた。
ところが、綾乃殺害の一週間前に咲子が事実を黙っていることを綾乃が知り、口封じを目論んだのが事の発端だったのだ。

こうして、三上と綾乃は逮捕された。

「くわの」には日常が戻る。
厚子が選ぶのは隆か番場か?
今日も仲居たちの話題は尽きない―――エンド。

<感想>

佐野洋先生原作の「密会の宿」シリーズ第8弾です。
前作は2009年7月1日の放送なので、2年5ヶ月ぶり、満を持しての新作となりました。

さて、そんなドラマ版の感想を!!

かなり、ロジック的には強引かな。
咲子のアリバイに関与したから隆も共犯ってのは無茶が過ぎる。
そんなこと言ってたら目撃者とか証言者は皆共犯になってしまう。
アレは駄目。

それと、漆かぶれもなぁ……。
かぶれだけで、今年(2011年)既に2回使われてる。
下の2作品。

月曜ゴールデン「警視庁南平班〜七人の刑事〜3 古都伝説殺人事件!!日光・金沢で起こる不可解な悲劇の連鎖…東照宮の猿が四百年見続けた涙の真実!?失われた指が誘う死のルート!」(5月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「おかしな刑事〜居眠り刑事とエリート警視の父娘捜査 サクラソウは見ていた!死体に付いた花弁と、女流画家の美しい罠」(6月4日放送)ネタバレ批評(レビュー)

あれ、意外と少ない!?
でも、なんだか「かぶれ」ネタは避けて欲しいなぁ。
安易に使って欲しくない。

ただ、「加害者では無く被害者が作る」アリバイトリックは面白かった。
もっともこれも、決して目新しいワケでは無いんだけどね。
でも、先週に比べるときちんとミステリしていたかな。

全体としては割と頑張っていた印象でした。

<キャスト>

桑野厚子(『くわの』女将):岡江久美子
久保隆(『くわの』従業員):東幹久
吉岡咲子(心中事件の生存者):高橋かおり
田中綾子(『美峰堂呉服店』社長):田中美奈子
藤尾拓哉(『美峰堂呉服店』社長秘書):長谷川朝晴
田中光彦(心中事件で死んだ咲子の不倫相手):小須田康人
小泉彩乃(鎌倉・甘味茶店女主人):清水めぐみ
古谷勝江(『くわの』仲居):松井紀美江
柴 田 (新宿西署・刑事):深水三章
六波羅浩介(北鎌倉署・刑事):内浦純一
三上秋彦(『やまと着物』店主):魔裟斗
番場周平(北鎌倉署・刑事):西岡コ馬 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


シリーズ原作「密会の宿(徳間文庫)」です!!
密会の宿(徳間文庫)





「乱れた末に―密会の宿ベストセレクション」です!!
乱れた末に―密会の宿ベストセレクション





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