2011年12月29日

水曜ミステリー9「“湯けむりドクター・華岡万里子の事件簿”龍神伝説殺人事件〜信濃の秘湯で誓った愛 祭の夜の悲劇!形見の指輪が死の謎を解く(信州・龍神伝説殺人事件〜呪われたダム計画…犯行は祭りの夜に17年前の出生の真実)」(12月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「“湯けむりドクター・華岡万里子の事件簿”龍神伝説殺人事件〜信濃の秘湯で誓った愛 祭の夜の悲劇!形見の指輪が死の謎を解く(信州・龍神伝説殺人事件〜呪われたダム計画…犯行は祭りの夜に17年前の出生の真実)」(12月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

山村の診療所の医師・華岡万里子(かたせ梨乃)は、一人娘の芽衣(尾崎千瑛)と暮らしながら村人たちの診療に携わる日々を送っている。ある日、村に伝わる「龍神ヶ池伝説」にちなんだ「龍神祭り」が行われている最中、万里子は芽衣が龍神ヶ池に飛び込んだとの知らせを受ける。驚いて診療所に駆けつけると、そこには林業会社社長の森宮(鳥羽潤)の車で連れて来られたびしょ濡れの芽衣と黒沢龍彦(タモト清嵐)の姿があった。聞けば、龍神ヶ池で溺れていた龍彦を、偶然近くを通りかかった芽衣が助けたらしい。やがて、連絡を受けた龍彦の父・利一(清水紘治)と、龍彦の姉・百合(原千晶)、百合の夫・信夫(野村宏伸)の3人が診療所にやって来る。その際、森宮の顔を見た百合と利一は驚いた反応を見せる。
やがて、黒沢利一が建設会社の社長で、龍神川の上流にダムを造る計画の下見のためにこの地を訪れたことが判明する。それを聞いた森宮は激怒。黒沢たちが宿泊する温泉旅館「山の湯」にすぐさま怒鳴り込むが、山の湯の主で森宮の幼馴染・清水(伊東孝明)は、それで村が潤うならば、とダム計画に賛成を表明する。利一たちと言い争いになった森宮は、利一に対し「山の報いを必ず受けることになる」と捨て台詞を吐いて飛び出していく。
やがて、龍神ヶ池で利一の遺体が発見された。検死を担当した万里子は、利一の左手の指輪が黒く変色していることに気づき、温泉に浸かったせいではないかと考える。しかし、その後の捜査で、利一は温泉を苦手としていたことが判明。やがて警察は龍彦が利一の実の子ではなく養子であったという事実を掴み、普段から折り合いが悪かった龍彦が利一を殺害したのではないかと疑いを抱く。利一が殺害された前夜、龍彦は花火大会に参加し夜遅くに宿に戻ってきていた。万里子は、龍彦と芽衣が一緒にいたのではないかと不安にかられる。
そんな中、ダム建設に賛成を表明していた「山の湯」の主・清水も遺体となって龍神ヶ池で発見される。
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

龍彦は百合の弟ではなく息子だと判明。
龍彦の父親は森宮だった!!

一方、利一殺害容疑で利一の運転手・永井が連行される。
利一は傲慢な性格で永井に恨まれていた。
だが、永井は憎んではいても殺してはいないと否定する。

次の容疑者は森宮。
ダム建設反対派として利一殺害容疑に加え、清水を殴っていたことも明らかになり、その殺害容疑もかけられたのだ。

同じ頃、百合は信夫に離婚を切り出す。
「あなたが結婚したのは父の権力でしょ」と罵る百合。
だが、信夫は「お前は全然分かっていない」と離婚を拒否する。

百合は利一に森宮との結婚を反対され、18年前に引き裂かれていた。
百合は清水に森宮への伝言を頼み駆け落ちするはずだったが、清水が森宮に伝えなかった為である。

清水はこのために森宮に殴られたのだ。
だが、森宮はすぐに謝罪していたらしい。

これを知った万里子は百合を通じて犬丸に教え、森宮の容疑は晴れることに。

永井でも森宮でもない。
では、誰が犯人なのか?

ダム建設の地質調査報告書に改竄があったことが分かる。
ここで、ふと閃いた万里子。

万里子は「山の湯」の百合と信夫が宿泊していた部屋へ向かう。
その窓から身を乗り出す万里子。
一体、何を見つけたのか!?

万里子は信夫が部屋の窓から利一の遺体を落としたのではないかと考えたのだ。
そうすれば外出しなくても利一の遺体を処理出来る。

実験したところ、利一の指輪と同じく銀製品が変色する。
どうやら推理に間違いはないようだ。
利一の外出についても永井と共謀し信夫が変装したものと考える万里子。

これで事件は解決と思われたそのとき、万里子の背後に忍び寄る影が!!
信夫である。

信夫はナイフで万里子を脅迫すると、車で連れ出す。

なぜか、すべてを語り始める信夫。

利一と清水を殺害したのは信夫だった。

利一はダム建設に反対した。
改竄を理由に中止を言い渡した利一に殺意を持った信夫はこれを殺害したのだ。

清水には利一殺害について知られた為に口封じしたのだ。


ごめん、もう無理……。
これのあらすじを真面目には書けない。
ここから管理人が遊びます。
遊びますが、大筋には沿っています。
強調されてはいるものの、この通りに展開していたことをご理解ください。
本ドラマを評価される方にとっては不快な思いをされる危険性があります。
ご了承の上で、先にお進みください。



万里子を殺害しようとする信夫だが、不意を突かれ万里子に倒される。
そのまま万里子は拾った木の棒を装備!!
攻撃力が10上がった……かどうかはともかく、万里子の剣技は信夫を圧倒。
追い詰められた信夫は手にしたナイフで自殺未遂を……。

うぐぅ……呻き声を洩らし倒れる信夫。

万里子は信夫を救うべく、いつの間にやら移動した先で緊急手術に挑む。
そんな万里子に信夫は龍彦へのメッセージを託す。
万里子は信夫を助けることが出来るのか?

……あっさり、助かった(その間、1分弱)。

信夫の傷は思いの外に軽かったようだ。
急を聞き駆け付けた百合に信夫は平然と問いかける。

「なぜ、社長はダム建設に反対したのか?」

この信夫の問いに軽やかに答える百合。

「(さも当然とばかりに)父は守りたかったんだと思う、お母さんとの想い出を」

ダムの建設予定地には利一の妻の遺骨が眠っていたのだ。
百合の母は想い出の地に眠ることを望み、散骨するよう百合に頼んでいたのだ。
それを知る百合はいつの間にか利一を説得していたのだった。

利一は妻を愛していた故に建設を反対した。
そして……。

信夫が手術中に龍彦へ伝えようとしていたこと、それは「これから百合を守ってくれ」とのことだった。
信夫もまた百合を愛していたのだ。
百合は信夫への愛を再確認するのだった……。
信夫は父の仇である、禁断の恋の始まりであった……たぶん。

数日後、東京へ向かう駅のホームに百合と龍彦、森宮の姿があった。

森宮「良ければ此処に残らないか?(おずおずと切り出す)」
百合「それ、無理(ものすごく良い笑顔、たぶん最上級の笑顔)」

こうして、百合は森宮に別れを告げ龍彦とともに東京へ戻った。
森宮は息子である龍彦に、何かあれば助けを求めるよう言い添えるのだった―――エンド。

<感想>

「湯けむりドクター・華岡万里子の事件簿」シリーズ第5弾。
前作は2008年10月29日の放送なので、ほぼ3年2ヶ月ぶり、満を持しての新作となりました。

さて、そんなドラマ版の感想を!!

いつもどおりの愚痴が始まります。
読むと不快になる恐れがあります。
用法用量に注意して、それでも読んでいいと思われた懐の深い方は続きをどうぞ!!


感動巨編なんだけど、軽過ぎる……ともかく軽い。
意図的に軽くしているようでもないので尚更。

いかん、感情的になってしまった。
コホン。

一息ついて仕切り直し。

う〜〜〜ん、らしいっちゃらしいんだけど……。
だからって、面白いかどうかは別だなぁ……。
視聴するのが、かなり辛かった。

幾度となく睡魔に襲われ、幾度となくそれを撃退し続け、幾度となく溜息をついた。
やがて、コーヒーに手を伸ばし、目をしばたたかせ、ふと気付けば寝ていた。
それでも、必死にキーボードを叩き続けた結末がアレだよ。

「俺は君を愛していたんだ」と言いたげな信夫。
妻を愛しながら義父を殺したんだよね。
その理由がどうにも……。

愛する妻との仲を義父に裂かれそうになったからなら、その理屈は分かる。
だが、今回はダム工事に反対されたからでしょ。
にも関わらず、急に愛を説かれても……。

それは、無理!!(即答、劇中の百合のように明るい笑顔で)

役者さんが熱演すればするほど空回りに見えて来てしまいました、ゴメンナサイ。
どうにも微妙なドラマだったように感じられました、ゴメンナサイ。

結論として、管理人的には「これが2011年の2時間ドラマの締めになるとは……」的な作品でした。

<キャスト>

華岡万里子(診療所の医師):かたせ梨乃
青田富士子(診療所の看護師):三林京子
黒沢百合(黒沢総合建設社長令嬢):原千晶
志村仙吉(村長):石井愃一
栗田丸男(駐在):三波豊和
森宮崇史(森宮林業社長):鳥羽潤
華岡芽衣(万里子の娘・高二):尾崎千瑛
黒沢龍彦(百合の弟):タモト清嵐
清水良平(温泉旅館『山の湯』の主人):伊東孝明
永井茂(黒沢総合建設社員・運転手):中本賢
猿渡健(県警の刑事・捜査本部長):坂本亮介
柿沼公介(県警の刑事・犬丸の部下):黒田尚樹
黒沢利一(黒沢総合建設社長):清水紘治
黒沢信夫(黒沢総合建設専務・百合の娘婿):野村宏伸
犬丸剛(県警の刑事):渡辺哲 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


テレビ東京で“湯けむり”と言えばコレでしょう。
2012年に新作も放送予定!!
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