2012年01月18日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第70話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第70話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第70話あらすじ>

翔太の恋人・茜宅に匿われた大和と未来。
一時とはいえ、休息の地を得た未来は深い眠りについていた。
そんな未来の姿に大和はほっと一息つくのだった……。

とはいえ、ずっと匿って貰うワケにもいかない。
大和たちは家を出ようとするが、茜に止められる。
茜は翔太の性格上、一度引き受けたら途中で投げ出すことはないと請け負う。
当の翔太もまた、乗りかかった船と大和たちに協力することを約束する。
翔太の言葉に胸を熱くする大和だった。

大和たちは東海林の遺した写真を手掛かりにジャズバー「ハービー」を訪ねることに。
マスターは当時のことを良く覚えていた。
写真に写る4人の人物―――雄大、響子、望月、横溝のうち、雄大、望月の2人は「3億円事件」以降、姿を消したらしい。
当時を思い出し、彼ら以外にも多くの者が姿を消したと語るマスター。

さらに、横溝は都内で家電販売店を経営し、一時は十数店舗まで展開したが、10年前に死亡しているとのことだった。

雄大、望月、横溝について手掛かりが全く得られない……時代の壁を感じる大和は諦めかける。

……が、マスターの言葉には続きがあった。
響子についてのみ消息を知っていると言うのだ!!

マスターによれば、響子は沖縄に居るらしい。
新たな情報を得た大和は活気づく、糸はまだ切れていないのだ。

そんな大和と未来にマスターは「そう言えば……」と客から預かった封筒を手渡す。
若い男女で雄大のことを尋ねて来る者が居れば渡して欲しいとの依頼だそうだが……。

中身を確認した大和は驚愕する。
そこには沖縄行きのフェリーチケットが2枚と1通の手紙が同封されていた。
しかも、差出人の名は鈴木泰成である!!

泰成は大和たちが此処に辿り着くことを予期し、預けておいたらしい。
フェリーならば荷物検査もなく、3億円を持ち運びできるだろうとまで記載された手紙に大和の心は震える。

その頃、当の泰成は暗闇の中で党本部の中心・幹事長室に潜入していた。
警備員に化けた泰成の狙いは、幹事長室に眠るある書類らしい。
口にペンライトを咥え、パラパラとファイルをめくる泰成の目が一箇所に留まる。
それは、泰成が目的のモノを見つけたことを意味していた―――71話に続く。

<感想>


先を行く泰成


今回は「翔太」「大和」「泰成」がメインの回でした。

翔太と茜は変わらぬ協力を約束。
2人とも仁義に厚い人柄のようです。
でも、繰り返し翔太が茜の浮気を疑うのが気にかかる。
まさか、夏美の母のように関口登場の伏線になるのだろうか……いや、まさかねぇ。

一方、遂に響子の手掛かりを得た大和。
次回からは東京から沖縄へ舞台を移すことになるか。
沢田や眼鏡男の拠点は東京の筈なので、改めて戻って来ることになりそう。
で、気になるのは沖縄行きチケットが2枚であること。
つまり、沖縄に行けるのは大和と未来のみです。
次回、翔太との別れが待つのか。
ここに茜が絡むとなるともう一波乱あるかも。

そして、泰成。
こちらも遂に目標を達成。
何らかの書類を発見しました。
眼鏡男の正体に関わるものなのでしょうか。
泰成の目的が関口を狙撃した男=雄大だとするならば、雄大は既に爆死している可能性もあり、予断を許さない。
他にも何か狙いがあるのか、それとも……。

大和たちの先を行く男、泰成。
彼の狙いは未だ判然としません。

ちなみに、今回で雄大、響子、望月、横溝4人の境遇が判明。

雄大は姿を消し、後に大和を助けた。ただし、両者が同一人物とは限らない。
望月は消息不明。
横溝は商売を起こした後に死亡。
響子は沖縄にて生活。

といったところでしょうか。

これを額面通りに受け取って良いものか。
特に横溝は気になる……。

そして、東海林の遺したフロッピーに続きマスターの言葉で「3億円事件」の目的はローラー作戦にあったことも裏付けられました。
これも重要そうですね。

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和たち(水原含む)
A沢田たち(眼鏡男、関口)
B雄大一派(雄大死亡!?)
C泰成一派

Aの沢田たちも眼鏡男と沢田の間には含みがある様子。
決して一枚岩とは言え無さそう。

以上のように争いは3つ巴から4つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
71話に期待です!!

ちなみに、2011年12月10日に「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第6巻が発売されました。
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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から第60話までネタバレ批評(レビュー)まとめ(講談社ヤングマガジン連載中)
(各話レビューへのリンクです)

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