2012年01月16日

今月の「覇-LORD-」(第8話)ネタバレ批評(レビュー)

ビッグコミックスペリオールにて連載再開された「覇-LORD-」8話のネタバレ批評(レビュー)です!!

<ネタバレあらすじ>

許都を破壊し、貯えられていた財宝を解放した関平と外道児たち。
住民たちに、これまで以上の熱烈な歓呼を以て迎え入れられる。
その片隅では、関羽と張飛が浅からぬ縁のあった曹否の死を悲しんでいた。

一方、呉陣営。
大喬が討たれたことで西洋兵は曹操軍への復讐に燃える。
ここまでは劉備の計画通りの運びである。
だが、周瑜はこの勢いを加速すべく、全土を制圧したならば西洋兵の解放と共に国を与えてやると宣言。
共に居た諸葛亮はこの流れを危険視する。

こちらは曹操軍。
息子の曹否が殺害されたと聞いた曹操は激怒。
合わせて許都陥落の報も伝えられ、軍中に動揺が走る。
張允はそんな曹操を見限ろうとするが……曹操は剣を突き付け牽制。
脅しつけると、倭国をくれてやるから自分の下につくよう恫喝する。

その頃、劉備陣営。
麗甘が劉備の子を宿していた。
朗報に湧き立つ陣営に不審な黒い影が蠢く―――鄒氏である。
その鄒氏の傍らには許都から消えた常元の姿もあった。
常元は曹否が関羽たちに殺害されたと偽の情報で鄒氏を騙すと麗甘を殺害するよう唆す。
まさに、手にかけようとしたその時。

そこへ劉備たちが現れる。
鄒氏が曹操の密偵であることは当の昔に知れていたらしい。
敢えて、放置し監視していただけだだったのだ!!

こうして、鄒氏はその場で捕縛。
だが、常元はその打算的な性格を劉備に買われ一隊の長として請われる。
もちろん、有利な条件を見逃す常元ではない、喜び勇んで傘下に加わるが……。

こちらは、関平と関羽と張飛。
関平は2人に諸葛亮の真の狙いを明かす。
諸葛亮の狙いは「入れ札による民衆主体の国家(民主主義国家)」を作ることだった。
驚く関羽と張飛。

遠く離れた荊州の地では、未来を見据える諸葛亮の姿があった―――8話に続く。

<感想>

とりあえず、8話のネタバレ批評(レビュー)です。

今回は前回が急展開だった分、ゆったりとした展開になりました。

張允内通説は今回で消えたか。
劉備が文聘を斬ったのは共謀している張允を後継とし、曹操軍に水軍を取り込ませギリギリで裏切らせる為だろう……と考えていた管理人にとっては痛手となりました。
考え過ぎだったのか……。

他にも注目点が。

何故か、常元が劉備軍入りしたこと。
劉備のことなので目的がある筈、となれば囮か、偽投降させる要員かな。

一番可能性がありそうなのは、偽投降要員。
史実での黄蓋ポジションが本作では呉に居ない(西洋兵なので)からその役割を背負わせるのかも。
魏と呉を競り合わせて共倒れを狙う劉備としては、大喬以外にも決戦させるための誘因が必要。
そこで、常元なのではないか。
常元の所為で曹操軍が赤壁に大敗したとすれば、最終的に常元に龐統ポジションを担わせることも出来る。

そして、鄒氏の拘束。
こちらは、戦闘中のドサクサに紛れ最終的に脱出しそうな気配。
それで、罠に嵌った曹操が命を取り留めるパターンか。

で、諸葛亮の目指す国家が判明。
諸葛亮の目指す体制は「民主主義国家」でした。

これで主要キャラたちの目指す国家像がはっきりしてきたか。

劉備「卑弥呼の血を引く者を王とする単一民族国家」
曹操「半永久的に1つの王朝に固定した上で、皇帝を上に戴く専制君主国家」
周瑜「宗教国家」
諸葛亮「民主主義国家」

と判明しました。
劉備と諸葛亮、気のせいか理想が相容れないが……。
「絶対王制」と「民主主義」だもんねぇ……。
折衷して議会の上に王を置くシステムならまとまりそうだけど、そういうことなの?

そういえば、陰で許都の住人が暴徒と化していることも忘れてはならない要素。
あれが何かに繋がるのか、それとも繋がらないのか。

いろいろ注目点が多いですね。

何となくですが、似たような展開が続いているような印象を受けますね。
各陣営で「こいつ油断ならん」か「こいつ、凄え」パターンが多過ぎるからかな……。
原典なしオリジナル作品ならばキャラクターの能力や凄さを読者に報せる必要もあるけど、「三国志」は良く知られている素材だけにあまり凄さを強調され続けても「う〜〜〜ん」と思ってしまう。
特に本作では、「こいつ、凄え」となるのが、劉備、曹操、周瑜、諸葛亮の4人と決まっているし。
その点で、同じところをグルグル回っていると言えるのかも。
10話過ぎ頃には赤壁に突入して欲しいところだが……。

とはいえ全体としては、一応、変則的ながら赤壁へと戦いはシフトしている……と信じたい。
果たして、管理人の予測通り劉備と諸葛亮は通じているのか?
そして、どういった形で開戦されるのか―――要注目です!!

この衝撃を体感するには、スペリオール本誌をお読みになることをオススメします。
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