ネタバレあります、注意!!
以前お伝えした了春刀先生によるコミック版「SPEC」の連載が「ヤングエース 2012年2月号」にて始まりました。
ドラマ版に繋がる前日談です。
・マジですか?マジです!!「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」がコミック化決定!!
内容としては、かなり「たかまる〜〜〜」ものだったように思います。
まず、「ケイゾク」の柴田が登場。
名前や匂わせるだけではありません。はっきりと姿を見せてます。
これはコミック版の特権かも。
それとも、映像版でも柴田が登場する……のか?
さらに、西田敏行似の支部長。
映像化されたらご本人が演じられるんでしょうね。
超楽しみ!!
早くも「ニノマエ」が登場しており、今後も気になる。
地居も登場、場をかき回します。
そして、謎のフード男の正体とは!?
ただ、ニノマエや地居との決着はドラマ版なので、それ以前を描く本作では絶対に決着がつかないのが分かっているのがちょっと辛いかも。
それと『トリック』もそうなんだけど、『SPEC』も映像だからこそ楽しめる所が大きいのでコミカライズ版にはかなり負担がありそうかなぁ……。
しかも、1話を読んだ限りでは、ドラマ視聴済みでコミカライズ連載を聞きつけてヤングエースを読むほどのファンは理解できるだろうけど、ヤングエースで初めて目にした読者にとっては「分からん」となりそう。
ただし、逆にこれをクリアさえすれば「SPEC」の入門書としては最適なものになりそうな予感。
この課題をクリアできるのか今後に注目です!!
<ネタバレあらすじ>
当麻夫妻とその息子・陽太が機上の人となっていた。
夫妻の娘・紗綾は餃子の食べ過ぎでこの旅には同行し損ねている。
と、寛ぐ夫妻の前に不気味なキャビンアテンダントが現れる。
その人物は「ファティマ第3の預言」と口にし、夫妻に否定されるや否や攻撃を開始する。
髪が槍状に変化すると、周囲を刺し貫いたのだ。
その貫通力は凄まじく、機体に穴が開いてしまう。
機体は火を吹いて落下していく。
陽太の目の前で夫妻は死亡。
ショックを受けた陽太は叫ぶ、「時よ止まれ」と。
数日後、当麻紗綾は土手で今は亡き陽太の可愛がっていた子犬に餌をやっていた。
そこへ、1人の女性が声をかけてくる。
彼女の名は“柴田”。
柴田によれば、両親の死には「SPEC」が関わっているらしい。
柴田に進むべき道を指し示された当麻は、真実を探るべく戦うことを決意する。
数年後、未詳事件特別対策係が設立。
この設立には柴田が関わっているらしい。
柴田の差配で、その係長となった野々村光太郎。
同じく柴田の差配で部下として配属されたある人物を迎えに行くことに。
柴田によればその人物は「今後に必要な人物」らしい。
そこへ現れたのは海外に留学していた当麻紗綾である。
当麻を出迎える野々村。
独自の雰囲気を持つ当麻にタジタジである。
そんな当麻の背後にもう1人の影が。
こちらは、当麻のフィアンセを自称する地居聖だった。
当麻にとっては単なるストーカーに過ぎないらしく、つれない態度をとられている。
呆気にとられた野々村だが、とりあえず未詳事件特別対策係に当麻を連れて行くことに。
なお、この時点で当麻の告発により地居は不審人物として連行されている。
「さや〜〜〜」
地居の甘えた声が遠くへと消えて行く。
気を取り直した野々村たちは、地下に隠された未詳事件特別対策係にて早速第一の事件に取り掛かる。
それは開胸してもいないのに、心臓の血管が物理的に握り潰されるという不可思議な事件だった。
テレキネシスを疑う野々村に、当麻は被害者の指に犯人の物と思われる皮膚片が残っていたことから、犯人が直接被害者と接触したと断言。
身体に傷をつけず手を突っ込み殺害したと推理。
こうして、「SPECホルダー」の関与を確信した当麻は捜査に乗り出す。
同じ頃、「SPECホルダー」の多くが所属する組織の極東支部では西田敏行似の支部長が来客を待っていた。
やって来たのは童顔の美少年。
学生服を身に纏い、不遜なオーラを全身から漂わせている。
支部長周辺を固めるホルダーたちはこの来客に敵意を剥き出しにする。
そんな中、明らかに他とは格が違う様子のフードを目深に被った男が少年に握手を求める。
ところが、それすら拒否する少年。
この無礼に場は一触即発に。
緊張感を湛えたまま、支部長は彼を呼び寄せた説明を始める。
なんでも、身体に傷をつけずに相手の臓器を破壊するホルダーへの対処に苦しんでいるらしい。
どうやら、未詳が目を着けたのと同じホルダーである。
そのホルダーは組織に所属していない為に目障りらしく、少年への依頼は捕獲あるいは排除を求めるものであった。
それを聞いた少年は依頼を楽勝であると断言。
これまでに達成できなかった彼らの無能を嘲る。
流石にこれには怒りを隠せない支部長だったが……。
次の瞬間、支部長の顔に「キリトリセン」の文字と共に点線が描かれる。
それは周囲の部下も同様である。
何が起こったか分からず混乱する彼らに少年は告げる。
「いくらでもあんたたちを殺せるんだ。僕は王、ニノマエジュウイチだぜ」と。
その手にはマジックペンが握られていた―――2話へ続く。
・2話以降のあらすじはこちら。
「SPEC〜零〜」(西荻弓絵原案、里中静流脚本、了春刀作画)ネタバレ批評(レビュー)
◆関連過去記事
【翔・天関連】
・映画「SPEC天」公開日は2012年4月7日!!
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」がスペシャルドラマ化、映画化決定!!
・映画「SPEC天」に伊藤淳史さんと浅野ゆう子さん出演決定!!
【翔・天ノベライズ版】
・『SPEC〜翔〜』(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『劇場版 SPEC〜天〜』(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
【ドラマ版まとめなど】
・ノベルス版ネタバレ書評(レビュー)など過去記事へのリンクです。
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」(TBS系、2010年)まとめ
・「SPEC」の物語がスタート!!
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」第1話「魔弾の射手!!」(10月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・1話から3話(脇、桂、林)までのシナリオはこちら。
「SPEC I」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・4話から6話まで(古戸事件&海野の陰謀)のシナリオはこちら。
「SPEC U」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・7話から最終話まで(VS一、VS地居)のシナリオはこちら。
「SPEC V」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・こちらはTVドラマ版。いよいよ最終話、一を破った当麻の運命は!?
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」最終話(最終回)「百年の孤独」(12月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ケイゾク」続編がついに登場!!「ケイゾク2『SPEC』〜警視庁公安部 公安第五課未詳事件特別対策係事件簿」!!
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の前身とされる「ケイゾク」関連過去記事はこちら。
「ケイゾク」(TBS系列、1999年)ネタバレ批評(レビュー)
「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」(2000年、日本)ネタバレ批評(レビュー)
・「ケイゾク」の後継作品と呼ばれました。
ドラマ「QUIZ」(TBS系、2000年)ネタバレ批評(レビュー)
「TBS系金曜ドラマ SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~オリジナル・サウンドトラック」です!!
TBS系金曜ドラマ SPEC~警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿~オリジナル・サウンドトラック
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