<あらすじ>
とあるマンションの一室で、医師の田代真帆(小野真弓)が絞殺された。事件の捜査は、並外れた眼力を持つ中央港湾署の警部補・鬼島弥一(中村梅雀)が担当することになる。しかし、鬼島はかなりの変わり者で、警視庁の上の人間からは煙たがられていた。そこで、警視庁捜査一課に配属されたばかりの新米刑事・落合七海(黒川芽以)が鬼島とコンビを組むことになる。
鬼島は真帆が右手に梵字の付け爪をしているのに気付く。さらにキッチンにはニンジンの入っていないカレーが作られていた。冷蔵庫にはニンジンが入っていたことから、真帆が誰かのために特別に作ったものであることが推測され、鬼島は梵字のネイルとこのカレーが事件解決の鍵を握ると考える。しかも真帆は、4年前に亡くなった鬼島の妻の担当医でもあった。新米ながらも優しい医師だった真帆が、なぜ殺害されなければならなかったのか…?鬼島は犯人逮捕を誓い、捜査を開始する。
捜査が進むにつれ、真帆の派手な男性関係が明らかとなる。真帆がホストクラブにはまっていたと同僚で元恋人の仁志文哉(少路勇介)が証言したのだ。捜査陣は男性関係を中心に捜査にあたる方針を打ち出す。
鬼島は梵字にこだわっていた。真帆の付け爪の梵字の意味を解明するため、大学の研究者を訪ね、その梵字が「たしろまほ」と読めることを突き止める。鬼島は、付け爪を作ったネイルサロンを割り出すことにする。
ところがその矢先、東京湾岸の一角で未来堂出版の編集者・川澄京子(建みさと)の遺体が発見された。鬼島を厄介払いしたい現場からの要請で、鬼島は川澄京子殺害事件の捜査に回されることになってしまう。ところが、京子もまた、梵字のデザインのピアスをつけていた…!
連続殺人の可能性を感じた鬼島は、早速事情を聞きに京子が勤めていた未来堂出版を訪ねる。すると、京子が義父のノンフィクション作家・川澄武夫(清水綋治)とともに危険な仕事をしていたとの情報をつかむ。なんと、青葉大学付属病院院長であり、警視総監の主治医も務めていたことがある篠山雄介(大和田伸也)の暗部をえぐるノンフィクションの出版準備を進めていたというのだ!
鬼島と七海は川澄武夫のもとを訪ねる。武夫は、篠山が警告のために京子を殺害したのだと訴える。出版準備を進めていたノンフィクションは、篠山が殺人を犯したと暴く内容だというのだ…。さらに、京子の書斎には梵字に関する書籍がたくさんあり…。梵字が結ぶ2つの事件の意外なつながりとは…!?鬼島のガンリキが事件を暴く!!
(水曜ミステリー9公式HPより)
では、続きから(一部、重複アリ)……。
本作については、あまり理解できておりません。
普段と違い、以下のあらすじは管理人なりの理解のもとに構成されたものとなります、注意!!
真帆、京子に続き、川澄武夫が殺害される。
こうして、3つの事件が発生してしまった。
警視庁捜査一課第3係長の山形と反目しつつ捜査を続ける鬼島。
青葉大学付属病院院長・篠山雄介のと外科医・仁志文哉が公表されていないが実の親子であると突き止める。
しかも、真帆のネイルを解読した結果、仁志を指していたことも判明。
容疑は仁志に向くが……。
鬼島は武夫の妻・川澄菜穂子のパッチワークが梵字を示していると見抜く。
そこから菜穂子の趣味こそが梵字と思われたが、龍一にも同様の可能性があることに気付く。
結果、菜穂子ではなく、その息子・川澄龍一の趣味こそが梵字だと断定する。
すべての犯行は龍一によるものだった。
それを仁志に容疑が向くよう梵字のネイルをすることで工作したのだ。
痴情のもつれで最初の殺害が起こり、それを庇い立てせず罵られたことで父への殺意が芽生え実行に移してしまったらしい。
こうして、3つの事件を解決したことで鬼島には警視総監賞が贈られることとなった―――エンド。
<感想>
原作は無し。オリジナル作品です。
感想としては……感想としては……感想……とし……て……は……どうなんだろうなぁ。
すんません、実はあまり本作を理解できてません。
どうも集中して視ずに注意が散漫になってしまったのが原因です。
なので、これから書くことは分からないなりの感想です。
いつもと違い大いに間違っている可能性があります、注意してください。
まず、キャラクターの説明台詞が多かったかなぁ……。
その分、CGや再現映像などでもっと表現してくれた方が良かったかも。
上記と反することになるが、鬼島が推理を述べ、落合が結論を下す構成は面白かった。
ただ、効果的だったかどうかは判断しづらい。
もっと、やりとりが洗練してくれば良くなると思う。
それと、菜穂子ではなく龍一が犯人だと断定した根拠がよく分からない。
犯人を断定するロジックは「川澄家に梵字の本があった。菜穂子でなくても家人なら読める筈、だから龍一」だったように思う。
でも、これだと龍一でなくとも、それこそ菜穂子でいいわけだし。他の誰でもアリでしょう。
たぶん、これに龍一の好き嫌いであるニンジンが絡んでいたように思うけど、あれも龍一が犯人だと目星をつけたからこそ活きるロジックで、梵字で絞り込めないうちは論拠として弱い気がするんだよなぁ……。
それこそ、梵字のようにニンジンも別の真犯人のミスリードではないと言い切れないワケだし。
こうなると、仁志を犯人と思い込ませる為のミスリード同様に「後期クイーン問題」になるんじゃないかなぁ。
あれが犯人の工作した偽手掛かり(あるいは本物の手掛かり)だと見極める根拠が本作中に示されていたかどうか……。
管理人の理解が間違っていたらゴメンナサイ。
う〜〜〜ん、推理物として真っ向勝負で挑んでいたように思える点は好評価です。
本作はシリーズ化しそうだから、次回に期待。
<キャスト>
鬼島弥一(警視庁中央港湾署警部補):中村梅雀
落合七海(警視庁捜査一課刑事):黒川芽以
三島紀子(警視庁捜査一課管理官):宝積有香
片桐貴子(定食屋の女将):田中律子
宮下健吾(中央港湾署・刑事課課長):モト冬樹
田代真帆(青葉大学付属病院女医):小野真弓
川澄龍一(川澄夫妻長男。いずみ野総合病院外科医):窪塚俊介
仁志文哉(青葉大学付属病院外科医):少路勇介
川澄京子(龍一の妻。雑誌社編集部員):建みさと
川澄武夫(著名な小説家):清水綋治
川澄菜穂子(川澄の妻。料理研究家):烏丸せつこ
篠山雄介(青葉大学付属病院・院長):大和田伸也
山形篤則(警視庁捜査一課第3係長):布施博 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)
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