2012年01月31日

月曜ゴールデン「警視・深町征爾 狼は天使の匂い 会社社長誘拐身代金1億円強奪事件に警視庁捜査一課の一匹狼深町警視が敢然と挑む、隠された母子の悲劇!」(1月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

月曜ゴールデン「警視・深町征爾 狼は天使の匂い 会社社長誘拐身代金1億円強奪事件に警視庁捜査一課の一匹狼深町警視が敢然と挑む、隠された母子の悲劇!」(1月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

元・公安の外事三課のキャリア組のエリート警視だったが、ある事件をきっかけに捜査一課の応援要員になっている深町征爾(舘ひろし)は、ケアサービス・ナカトミの社長・中田富明(石山輝夫)が誘拐された事件捜査に呼ばれた。中田は、ここ数年で老人ホームや介護ビジネスで急成長した会社社長だ。早速、ナカトミ本社に身代金一億円の要求が来た。銀行が開いていない時間にも関わらず、長男であり副社長の隆明(正木蒼二)がすぐさま一億円を用意した。犯人からは、身代金は事件に遭遇した秘書の坂本(伊東孝明)に運ばせるよう指示が来た。警察の見守る中、坂本は身代金の入ったジュラルミンケースを車に乗せ出発した。
その頃、深町は犯人を追跡するのではなく、坂本の自宅へと向かっていた。坂本には5歳になる娘がいるが幼稚園を無断で休んでいて、自宅マンションも留守で連絡が取れない状態だった。深町は、誘拐或いは部屋で監禁されている可能性があると察し、捜査令状を出してほしいと捜査一課長の鹿沼(寺田農)に連絡してきた。管理人から合鍵を借り坂本の部屋に突入すると、そこには手足を縛られた坂本の妻と娘が床に転がっていた。すぐに管理官の富樫(誠直也)に電話を入れ坂本の様子を聞いた深町は、すでに身代金は奪われていると直感した。警察の見張る中、坂本はビルの屋上にジュラルミンケースを持って上がったが、携帯で連絡を受けたあと泣き崩れた。その手にしていたケースの中は、深町の読み通り古新聞の束に代わっていた。二重誘拐か…中東のテロリストがよく使う手で、身代金の運搬役の家族を人質にとって仲間に引き込むという用意周到な犯人だった。
そんな時、誘拐される直前に中田社長と会っていたという女の身元が分かった。三上万里子(山本陽子)、霞ヶ浦にある井嶋屋という水産加工品会社の女社長ということだった。だが、果たしてそれだけの関係なのか!?ナカトミは急成長の会社ではあるが、中田社長のがあまりにもワンマンで社長の方針に従えない者は次々と解雇され、恨んでいる者も多いとのことだった。内部事情に詳しい者の仕業?…経営陣に恨みを持つ者の仕業なのか?
一方、警察が犯人を割り出すため、ナカトミの内情や関係者のアリバイなどを調べていた。その中の一人、隆明の秘書をしている夏木彩香(とよた真帆)は、以前ジャーナリストとして活躍していた女性で、取材などで深町がよく知っている人物だった。深町は、なぜ彼女がジャーナリストという仕事を捨て、ナカトミで秘書をしているのか引っかかるものを感じていた。
深町のアドバイスから、誘拐時に使用したモデルガンから指紋がでた。そこから、犯人と思われる三人の人物が割り出され捕まった。だが、中田社長に関して監禁場所も何も知らないというのだ。深町は、今回の事件は身代金目的だけでない可能性があると睨んでいた。そして、深町の読み通り廃倉の中で胸を撃たれた中田社長の死体が発見された。プロのような拳銃捌きに、かなり腕の立つ経験者であることは間違いなかった。ナカトミ関係者を調べていると、自衛官から介護士になった海藤(四方堂亘)という二年半でナカトミをクビになった男が捜査線上に浮上した。すぐさま、深町は拳銃の密輸をしている上杉(大西武志)を訪ねた。あわてて逃げる上杉を追う深町…だが路地裏で見失った矢先、背後から何者かに振り向きざまにバールのようなものが深町の額に振り落とされ倒れてしまった。この深町を襲った男こそ海藤であった。ナカトミを巡り、複雑に絡み合う人間関係が明らかになっていく中、深町は犯人を逮捕することが出来るのか!?
(月曜ゴールデン公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

隆明が用意した1億円は脱税したものだった。
犯人は予め1億円が存在することを知っていたことになる。
捜査本部は内部に精通した者の犯行を疑う。

一方、一匹狼の深町は管理官の富樫と対立。
深町を持て余した富樫は、捜査一課長の鹿沼が深町を捜査本部に加えたことを疑問視。
さらに、深町が過去に子供を射殺したとのウワサを持ち出し批判する。
だが、鹿沼はウワサはあくまでウワサと否定し、深町をフォローする。

当の深町は相変わらずである。
銃のグリップ部分が取り換えられていることに気付いた深町は指紋を採取するよう提案。
そこから、元ナカトミの社員・石川が容疑者として浮上する。
石川が逮捕され、その供述から仲間の吉村、須藤も逮捕される。
これで事件は解決したかと思われたが……。

逮捕された3人は別にもう1人主犯がいると主張。
主犯は、元ナカトミ社員で桐山と名乗っていたらしい。
だが、桐山という名の人物は存在していなかった。

富樫は石川たちの偽証を疑うが、深町はそれを否定。
2500万円ずつ身代金を分配したとの石川の証言をもとに犯人グループが4人であると推理したのだ。

モデルガンの出所を追った深町は「ガンショップ・上杉」を訪ねる。
上杉は銃については知らないと否定する。

中田富明が射殺体で発見された。
現場から立ち去る人影の特徴が、石川の語った桐山の人物像と一致する。

捜査本部は三上万里子に注目し、追及の手を強める。
しかし、深町は何事かを考え微動だにしない。

鹿沼は中田と三上が30年ぶりに会っていたことを重要視。
中田の危機を知った三上が警告すべく密会したのではないかと考える。

その夜、鹿沼は上司である高見沢刑事部長と会談していた。
深町のウワサについて語る2人、ある意味ではそれは事実であった。
とある事件で深町の撃った弾が跳弾となり、大使館職員の子供に当たってしまったのだ。
深町が銃を使用しなければさらに大事に発展していたとの証言があり、深町自身は罰せられることはなかった。
だが、当時の深町の上司が深町を重荷に思い、捜査一課に引き取らせたのだ。
高見沢は恩を売る為に深町を引き取ったに過ぎないと嘯く。
「今回の捜査が失敗すれば深町に責任を取らせよう」と笑う高見沢。
だが、鹿沼は「深町は今や捜査一課に欠かせない男です」と深町を庇う。

同じ頃、深町は夏木彩香を訪ねていた。
半年前、夏木彩香の姉が自殺したとの情報を持ち出す深町。
虚を突かれた彩香は驚きつつも「姉は病気を苦にして自殺した」と語る。

捜査本部では、1人の男が注目されていた。
その男の名は海藤、元自衛官である。

同時刻、街を歩く深町の背中を見詰める男の姿が―――海藤である。
銃の売人・上杉を追っていた深町は、海藤に背後から一撃を喰らい気絶してしまう。
しかし、海藤は深町を殺すことなくその場を去る。

桐山の正体が判明。
その名は桐山純一、ナカトミの関係者だった。
社員ではなく、ボランティアだった為に分からなかったのだ。
純一は中田の誘拐事件前日から消息不明になっていた。

純一の父・桐山正一郎が横浜に居ることが判明。
捜査本部は純一の行方を追う。

正一郎は「純一はもっと幸せになれた筈だ」と語る。
どうやら純一は正一郎の実子ではなく養子らしい。
「本当の親のもとで育っていれば幸せになれていた」と繰り返す正一郎。
実は、純一は中田と三上の間に生まれた息子だったのだ。
三上が30年間隠し続けていた秘密とはこのことだったらしい。

矢先、三上も姿を消してしまう―――。

その夜、深町は何故、自分が襲われたにも関わらず殺されなかったのかと考え込んでいた。
それには意味がある筈だった。

鹿沼は桐山が中田を殺害したと推測する。
だが、深町は中田殺害はプロの犯行であると判断し桐山の犯行を否定、海藤の犯行を確信する。

海藤が桐山純一の同僚であることが判明。
海藤は自身の責任でもない事故で解雇された挙句、事故の補償まで背負わされていた。
桐山はそんな海藤を救うべくナカトミ本社に掛け合っていた。
だが、結局、隆明に妨害され主張は通らなかったらしい。

この解雇が原因で海藤の妻は半年前に自殺していた。
ここで、彩香の姉を思い出す深町。

海藤と彩香の姉は夫婦。
つまり、海藤と彩香は義理の兄妹だったのだ。

彩香に真相を尋ねた深町。
彩香は海藤たちの計画を知ってはいたが、義理の兄の為に見逃していたらしい。

桐山純一は海藤と共に今回の事件を企んだ。
だが、海藤は桐山を裏切り、妻の復讐の為に中田を殺害した。
そして、海藤が恨む人物はもう1人居る―――隆明だ!!
彩香から海藤の居所を聞き出す深町だが……。

その頃、三上と純一は廃ビルで密会していた。
純一は実父である中田に失望した為に今回の犯行を計画したらしい。
三上は純一と母子の名乗りを上げると、出頭し罪を償うよう訴える。
そこへ現れた深町は純一に海藤の居場所を明かすよう促す。

その頃、隆明は高見沢を通じて深町を捜査から外すように求めていた。
だが、鹿沼は深町を庇い逆に隆明に脱税の容疑があると主張する。

純一から、隆明がヨットハーバーに向かっていると聞き出した深町は海藤も其処に居ると考え、彩香と共に急行する。
深町からの報告を受けた富樫も現れ、海藤は包囲される。

隙を突き、彩香を人質にとる海藤。
そんな海藤に深町は「お前は捕まりたかったから俺を殺さなかったんだろう」と叫ぶ。

海藤と対決する深町。
深町の銃が一瞬早く海藤を捉える。
銃声と共に倒れ伏したのは海藤だった。

腕を撃たれた海藤は生きていた。
「何故、殺さなかった?」問う海藤。
深町はニヒルに微笑む。

遅れて到着した隆明は事情聴取を受けることに。
反省の色もない隆明を殴りつける深町。

三上は「純一の罪は私の罪」と息子と共に贖罪する意志を見せる。
そんな三上に鹿沼は「千葉の老人ホームに2500万円の匿名の寄付金があったそうです」と純一の目的が身代金にはなかったことを聞かせる。
息子の真意を確認し、涙する三上。

そして、深町は今日も行く―――エンド。

<感想>

原作はなし、オリジナル作品です。
しかも、1作目となります。

そんな本作の感想を。

なかなか良かったように思います。
深町と鹿沼のキャラクターが立っていて面白く視聴できました。
特に鹿沼のキャラクターが良い!!

一部の展開がかなり強引でしたが、これはこれでアリだと思います。
是非、次回作も期待したいです!!

舘ひろしさんといえば、2月の「金曜プレステージ」で「ヤバ検」でも主演されます。
こちらも期待したいですね。

<キャスト>

深町征爾(ふかまちせいじ):舘ひろし
夏木彩香(なつきあやか):とよた真帆
高見沢彰(たかみざわあきら):ベンガル
冨樫昌弘(とがしまさひろ):誠直也
深町里緒(ふかまちりお):多岐川華子
桐山純一(きりやまじゅんいち):池田努
海藤烈(かいとうつよし):四方堂亘
平久保篤(ひらくぼあつし):斎藤歩
結城麻耶(ゆうきまや):小川奈那
鹿沼徳吉(かぬまとくよし):寺田農
三上万里子(みかみまりこ)山本陽子 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


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