2012年02月02日

水曜ミステリー9「落としの鬼・刑事千夏 半落ちの女〜“遺体に謎の石”連続殺人!取調べの鬼が挑む告白と沈黙の深い闇永遠の愛に捧げた命(伝説の取調官が挑む完全犯罪全面自供は魔女の罠!?秘密を暴く魂の捜査)」(2月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「落としの鬼・刑事千夏 半落ちの女〜“遺体に謎の石”連続殺人!取調べの鬼が挑む告白と沈黙の深い闇永遠の愛に捧げた命(伝説の取調官が挑む完全犯罪全面自供は魔女の罠!?秘密を暴く魂の捜査)」(2月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

杉並南署の交通課に勤務する澤千夏(泉ピン子)は、あと5年で定年を迎える巡査部長。若手から疎まれながら日々職務にあたっている。そんな千夏のもとに、警視庁の警部である大地六輔(田山涼成)からある依頼が舞い込む。今世間をにぎわせている新宿連続刺殺事件の取り調べを担当して欲しいというのだ。「落としの鬼」と呼ばれたかつての先輩・千夏の力を頼ってのことだった。事件は既に被疑者であるクラブ経営者・加藤雪乃(東風万智子)が全面自供し、あとは起訴を待つばかりというところまで進んでいたが、大地は雪乃がまだ何かを隠している、いわゆる「半落ち」の状態だとにらんでいた。
雪乃の供述によると、1人目の被害者で作家の大林アキラ(若松俊秀)とは、雪乃のパトロンとして4年前から付き合っていたという。別れ話を切り出され、痴話喧嘩の末の犯行だと雪乃は供述していたが、犯行はかなり用意周到なもので、現場に犯人に繋がる痕跡は一切無く、唯一残されていたのが遺体の上に置かれていた「石」だった…。2人目の被害者、警視庁警視の根岸隼夫(剛たつひと)については、店の客だった根岸に事件を嗅ぎつけられ関係を迫られた際、とっさに殺害してしまったと供述。この時、遺体の傍らにいたところを巡回中の警察官に見つかり緊急逮捕されていたが、遺体には大林のときと同じ種類の「石」が置かれていた…。 雪乃の拘留期限は残り9日。翌日から早速、千夏の取調べが始まった。しかし、千夏は雪乃に「石」のことを尋ねただけで、短時間で一方的に取り調べを打ち切ってしまう。しかも千夏は、現場の刑事たちに、しばらく取調べはせず、徹底的に再捜査にあたると宣言。所轄の刑事・河田(嶋大輔)や辻井(丸山敦史)たちからは不満の声があがるが、それは「落としの鬼」と呼ばれた千夏の戦法の一つだった。
やがて、捜査の結果、2つの「石」は神奈川県三浦市の荒崎海岸一帯で見られるものであることが判明。雪乃は両親の離婚を機に10年前に奥多摩から三浦市に転居してきていたことから、千夏は「石」に何らかの意味があることを確信する。雪乃は一体何を隠しているのか?千夏は、母の光世(久保田民絵)や弟・竜介(若葉竜也)、元夫・加藤渉(米村亮太朗)や元婚約者の山之内健吾(合田雅吏)など雪乃の関係者を次々と訪ね、少しずつ事件の核心へと迫っていく。ところが、拘留期限残り4日を前に、雪乃はついに完全黙秘してしまう…。
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

大林、根岸と2人が殺害されていた。
容疑者は根岸の犯行現場で緊急逮捕された雪乃。

その取り調べにあたったのは“落としの鬼”の異名を持つ千夏である。

千夏は捜査の結果、教師をしていた雪乃の父が教え子に乱暴したとの事件で自殺に追い込まれていたことを突き止める。

当時の捜査担当だったのが根岸。
そして、大林はこの事件を雪乃の父の犯行として大々的に報道した当人だった。

ところが、最近になって大林が大賞を受賞した作品がこの事件をテーマにしていたことが判明。
しかも、その作品の結末は実は冤罪であったとのものだった。

そう、雪乃の父もまた冤罪だったのだ。
ところが、大林や根岸はそれを知りながら事実を揉み消していた。
2人が殺害されたのはこの復讐だったのだ。

こうして事件は解決したかに思われた。
だが、雪乃の元婚約者・山之内の言葉に千夏は疑問を抱く。
「僕が雪乃を見捨ててさえしまわなければ……」山之内は当時を振り返り後悔の言葉を口にしていたのだ。

千夏はまだ事件は終わっていないと確信。
雪乃が誰かを庇っていると取り調べを続行する。

千夏は山之内が大林と根岸を殺害したと考えていた。
雪乃への贖罪の為に犯行に及んだに違いない。

だが、捕まっているのは雪乃である。
犯行動機が雪乃への贖罪ならば、雪乃を救おうとしないのはおかしい。
つまり、まだ目的が達成されていないのだ。
もう1人、復讐対象が居るのではないか?
雪乃は時間稼ぎをしているに過ぎない。

そう考えた千夏は当時の担当検事で海外に渡航していた弁護士・大牟田が次のターゲットであると見抜く。
大牟田は今日、帰国する予定となっていた。

「これ以上、雪乃を想う山之内に罪を重ねさせるのか!!」
千夏に諭された雪乃は「山之内を止めてくれ」と頼む。

雪乃の供述により、事件は未然に防がれた。
こうして、事件は解決したのである―――エンド。

<感想>

「落としの鬼・刑事千夏」は原作なし、オリジナル作品です。
では、ドラマの感想を。

これ、どこかで見たような気がする。
どこだろう……「取調室」シリーズ?

話の筋立てとしては、

1、犯人捕まる、取調開始。
2、犯人は真犯人ではない。目的を完遂するために囮となっていた。

のパターンなので、似通うことはあるかもしれない。

それとも、管理人の記憶違いか、実は原作アリだったのか。
でも、公式HPには原作の表記がないんだよなぁ……。

ドラマ自体の出来は良いだけに気になるなぁ……。

ドラマとしての完成度は高かったので次回にも期待!!

<キャスト>

澤千夏:泉ピン子
大地六輔:田山涼成
河田安治:嶋大輔
角田吾朗:乃木涼介
辻井健太郎:丸山敦史
福原マミ:赤井沙希
山野誠:大木イチロー
加藤雪乃:東風万智子
山之内健吾:合田雅吏
芦川竜介:若葉竜也
根岸隼夫:剛たつひと
大林アキラ:若松俊秀
大牟田康志:山口嘉三
森山達二:御友公喜
迫水尚之:北見敏之
澤義三:北村総一朗 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


半落ちといえば、これは外せません!!
「半落ち (講談社文庫)」です!!
半落ち (講談社文庫)





その映画化作品がコレ!!
視るべき傑作の1つ「半落ち [DVD]」です!!
半落ち [DVD]





【関連する記事】
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック