2012年02月01日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第72話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第72話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第72話あらすじ>

夏美から捜査の手が迫っていることを聞かされた大和たち。
フェリーの出発も翌日に迫っており、この場に留まることが危険だと考えた大和たちは、翔太に最後の我儘として協力を依頼する。
快くそれに応じる翔太。
一方、未来は茜と相談した後に何処かへと電話をかけていた―――。

翌日、翔太の車に同乗し検問を突破した大和たちはフェリー乗り場に辿り着く。
翔太に礼を述べる大和。
翔太は今回の事件を通じ、自身がひとまわり成長したと語る。
そんな翔太に茜は「頑張ってね、パパ」と声をかける。

パパ……?

一瞬、呆気にとられる一同だったが意味を解した面々に笑顔が浮かぶ。
茜は翔太の子供を妊娠していたのだ。
思わぬ朗報に大喜びする翔太、祝福の言葉を告げる大和たち―――ひととき暖かい空気が流れる。

そこへ未来が呼び出した相手もやって来る。
現れたのはあきらだった。
あきらは心ならずも大和たちを追い出すような形になってしまったことを謝罪。
次いで、事が終われば必ず会いに来るよう未来に伝える。
未来とあきらは約束と共に熱い抱擁を交わす。

一方、大和はあきらの持参した服により追っ手の目を誤魔化すべく女装することに。
こうして、大和たち2人は翔太、茜、あきらに見送られ一路沖縄へ向かうのだった―――73話に続く。

<感想>


一期一会


今回は「仲間たち」がメインの回でした。

胸が熱くなる回でした。
あきら、翔太、茜など、逃亡中に出会った人々に支えられていたことを改めて実感した大和たち。
孤立無援ならば乗り越えられなかった壁も彼らの助力で乗り越えられたことを読者も認識出来た良回でした。

茜への疑惑も今回で完全に払拭されましたね。
翔太と茜、あきらはこれで出番が終わってしまうのでしょうか。
是非、再登場して欲しいキャラクターです。

出会いと別れを繰り返しつつ真相に迫る大和と未来。
次は沖縄の響子との出会いが待っている筈。
ただし、響子の居所については泰成も知っていながら放置しているあたり、何かあるのかも。

そして、気になるのはもう1点。
東京には、水原、夏美。
沖縄へは、大和、未来。
2組に分かれた一行。
これがどういう展開に繋がるのかも気になります。

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和たち(水原含む)
A沢田たち(眼鏡男、関口)
B雄大一派(雄大死亡!?)
C泰成一派

Aの沢田たちも眼鏡男と沢田の間には含みがある様子。
決して一枚岩とは言え無さそう。

以上のように争いは3つ巴から4つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
73話に期待です!!

ちなみに、2011年12月10日に「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第6巻が発売されました。
その発売予定日は奇しくも43年前の三億円事件当日です。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から第70話までネタバレ批評(レビュー)まとめ(講談社ヤングマガジン連載中)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第71話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

2011年12月10日発売「モンタージュ(6) (ヤングマガジンKC)」です!!
モンタージュ(6) (ヤングマガジンKC)





2011年9月6日発売「モンタージュ(5) (ヤングマガジンKC)」です!!
モンタージュ(5) (ヤングマガジンKC)





2011年6月6日発売「モンタージュ 4 (ヤングマガジンコミックス)」です!!
モンタージュ 4 (ヤングマガジンコミックス)





2011年3月4日発売「モンタージュ(3) (ヤングマガジンKC)」です!!
モンタージュ(3) (ヤングマガジンKC)





12月10日発売「モンタージュ(2) (ヤングマガジンコミックス)」です!!
モンタージュ(2) (ヤングマガジンコミックス)





10月6日発売「三億円事件奇譚 モンタージュ(1巻)」です!!
モンタージュ(1) (ヤンマガKCスペシャル)





本作の作者である渡辺潤先生が描き伝説のラスト(○○○落ち)を迎えた「代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
代紋TAKE2(62)<完> (ヤングマガジンコミックス)





全巻セットはこちら。
「代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]」です!!
代紋TAKE2 全62巻完結(ヤングマガジンコミックス) [マーケットプレイス コミックセット]





「RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)」です!!
RRR(10) <完> (ヤングマガジンコミックス)





◆渡辺潤先生の作品はこちら。

【関連する記事】
posted by 俺 at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。