2012年02月22日

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第7話「悪しき実」(2月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第7話「悪しき実」(2月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

<あらすじ>

玲子(竹内結子)は、今泉(高嶋政宏)から監察医務院の国奥(津川雅彦)の所へ行くよう指示される。自殺か他殺か判断できない男性の遺体が運ばれ、国奥は左半身だけ死後硬直が解けるのが早いのが気に掛かるという。通報者は死んだ男性と同居していた女性だと思われたが、通報後に姿を消していた。遅れて捜査に加わった玲子は、押収品にあった13個の木片と小さな鍵が気になる。遺体は村田という偽名を使っていたが、本名は岸谷(松田賢二)で年齢は44歳。10代のころから札付きの悪で、23歳の時に暴力団の構成員となっていた。玲子は、同居人の女性が鍵を握っていると思い、部下に身元を調べるよう命じる。
(@nifty tv番組表より)


では、続きから(一部、重複アリ)……

とある遊園地―――家族連れの歓声に包まれるその場所で、場違いな殺人が行われた。
威圧感溢れる恰幅の良い男性が何者かの手で射殺されたのだ。
射殺された男性に駆け寄る家族の姿、それを遠くから見やる実行犯。
その夜、別の場所で男性の首吊り死体が発見された……。

姫川班は暇だった。
オセロをする玲子と湯田。
「俺たちの仕事って、白を黒にするのと、黒を白にするのとどっちでしょう?」と湯田。
「黒を黒にすることでしょ」あっさり答える玲子。
まったりとした時間が流れていく、それに満足する玲子……なワケもなく、玲子は苛立ちを抑え切れない。

そこへ今泉から指示が下る。
監察医の国奥が何かを発見したらしい。
こうして、国奥を訪ねることになった玲子だが、相手はあの国奥である。
如何なるセクハラが飛び出すか……身震いを覚えた玲子は菊田を呼び出す。

同時刻、菊田はパチンコ屋に居た。
その横にはドル箱が積み上がっている。
思わぬ好調に喜ぶ菊田だったが、電話が鳴って……。

数十分後、国奥のもとには玲子と菊田が居た。
単身現れなかった玲子にがっかりする国奥。
玲子は自身の判断が正しかったことを再確認する。

国奥によれば、自殺が他殺か判別しづらい遺体が持ち込まれたと言う。
それは首吊り死体だったらしい。
国奥が注目した奇妙な点とは、半身だけ死後硬直が早く解けたことだった。
何か冷たいもので右半身を冷やした可能性があると言う。
つまり、冷やすことで死亡推定時刻を誤魔化そうとしたのではないか?
国奥はそう考えたらしい。

この遺体の所轄は西河原署。
そこでは、暴力団組長射殺事件の捜査本部が置かれ、日下が捜査にあたっていた。
事件の概要は、大和会系太田組の下部組織・杉田興業の社長である神部が遊園地で射殺されたというもの。
今回、日下とコンビを組むのはあの井岡である。

自殺が他殺か―――はっきりすべく西河原署を訪れた玲子たち。
所轄の船越警部補の協力を得て、情報を集める。

なんでも、女性から通報があり、署員が向かったところ死体が残されていたらしい。
通報した女性は何処かへと消えていた。
死亡した男性の名は村田和夫。
村田の死の真相は―――?

現場を訪れた玲子。
大家から事情を聞いたところ「村田は3ヶ月前に現れ、本人確認出来るものを一切所持していなかった」と言う。
村田は女と同居していたらしいが……。

村田の所持品を調べる玲子たち。
そこからは、13本の木片と妙な鍵が見つかる。

村田から採取した指紋に前科があることが判明。
しかも、村田は偽名だった。
村田の本名は岸谷清次44歳、元大和会系の構成員だった。

何かがあるに違いない―――そう、察した玲子は姫川班全員を動員して捜査を開始。
葉山もまた前回の失敗から立ち直ろうと必死に駆けずり回る。

岸谷の勤務先から、岸谷に女の影があることが確認される。
だが、女の正体は分からない。

一方、神部殺害を追う日下は玲子と対照的に足を使った捜査を展開。
「手の届く範囲で情報を集め、それを篩いにかけて、残ったものが真実だ」と語る日下。
そんな日下に井岡は振り回されっぱなしである。

岸谷の女に関する情報は一向に集まらない。

そんな中、葉山がある情報を掴んで来る。
岸谷と女性が喧嘩をしていたとの目撃証言である。
岸谷が死亡する4、5日前だったと言う。

その夜の姫川班、居酒屋で捜査会議である。
そこへ井岡もやって来る。
どうも、日下にこってり絞られたらしい。
日下を批判する井岡だったが、玲子は賛同しない。
生理的には嫌いだけど……と前置きしつつ、その実直かつ丁寧な捜査法を支持する。
玲子の同意を得られずがっかりする井岡。
そこへ石倉から玲子に電話が、玲子はそのまま店を出てしまう。
さらに意気消沈する井岡。

石倉の情報は岸谷の女について。
ついに、その正体が判明したのだ。
女は、スナック「楓」に勤める春川美津代だった。
消えた美津代に思いを馳せる玲子。

その頃、当の美津代は夜行バスの中に居た。
岸谷に奮われた暴力を思い起こし、肩を竦める美津代。
その目は何処か悲しげな光を湛えていた。

一夜明け翌早朝、漁港に男性の射殺体が浮いた……。

出勤してきた菊田を徹夜に耐えきれず寝入ってしまった玲子が出迎える。
テーブルに俯せになった礼子にそっと服をかける菊田。
人との触れ合いに敏感な玲子は飛び起きるのだった。

日下の捜査は新たな展開を迎えていた。
漁港に浮いたのは、神部と対立する鷹見組の組長だったのだ。
報復ではないかと述べる井岡を、予断だと否定する日下。

一方、玲子と菊田。
岸谷が民間の私書箱を利用していたことが判明。
美津代に知られてはならない郵便物があったことになる。
調べてみたところ、そこから美津代の写真が出て来る。
さらに、年齢もバラバラな男性たちの写真が大量に収められていた。

その頃、美津代は漁村に姿を現していた。

神部殺害の捜査会議は紛糾していた。
その原因は日下にあった。

鷹見と神部を殺害した凶器が同一のものと判明し、2人を殺害したのは同一犯ではないかと思われた矢先。
日下は捜査会議で、神部と鷹見が銀座の高級クラブでたびたび密会していたとの情報を明かしたのだ。
これにより、神部と鷹見の争いではなく、別の可能性を示唆する日下。
思わぬ情報に捜査会議は騒然となる……。
自分の投げ込んだ情報の影響などどこ吹く風の日下に、唖然とする井岡。

同時刻、姫川班もまた騒然としていた。
岸谷の私書箱から見つかった写真には、11人の被写体があった。
そのどれもがアングルから盗撮と思われた。
そして、そこには神部と鷹見の写真も含まれていたのである。

「私は、大きな間違いをしていたのかもしれない……」そう呟く玲子―――7話了。

連続ドラマ「ストロベリーナイト」第8話「悪しき実〜嗚咽(後編)」(2月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)はこちら。

<感想>

前後編となった「悪しき実」の前編。
原作は短編集『シンメトリー』に収録された短編『悪しき実』。

「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

では、感想を。

やっぱり良いですね〜〜〜。
原作『悪しき実』ラストへの展開を考えると、今回のエピソードは改良だと思います。
前編で岸谷と光代の背景を描き、後編でその心情を描く流れになるのかな。
うん、いい感じです!!

岸谷の死は自殺か、他殺か?
岸谷は何故、死んだのか?
光代は何故、逃げているのか?

この謎を後編にまで持ち越したのも正解だと思います。
これが無いと後編の必要性が問われてしまう。
その点、今回は成功です。

こうなると、後編の「樒(しきみ)」のくだりも期待大ですよ。

ちなみに、「樒」のくだりこそ省いているものの、岸谷の死の謎については原作ネタバレ批評(レビュー)中に記載があるので、興味のある方は是非!!
今回の伏線の意味が見えて来るかも。

第6話『感染遊戯』も前後編にしてくれれば良かったのになぁ……。

ちなみに『悪しき実(『シンメトリー』収録)』ネタバレ書評(レビュー)はこちらから。

・シリーズ3作目、短編集「シンメトリー」はこちら。
「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

◆関連過去記事
【姫川玲子シリーズ】
・シリーズ1作目「ストロベリーナイト」はこちら。
「ストロベリーナイト」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

・シリーズ2作目「ソウルケイジ」はこちら。
「ソウルケイジ」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)

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・シリーズスピンオフ作品「感染遊戯」です。
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