ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
・『刑事魂』
スピード感溢れるノンストップ警察小説
人質救出か、犯人逮捕か?
県警本部長の娘が誘拐された。名交渉人(ネゴシエーター)・三島の相手は犯人と、こともあろうに犯人逮捕優先を主張する本部長。二つの敵に立ち向かう三島を支えるのは、父譲りの刑事魂。
疾駆する刑事魂――
本部長の娘が誘拐され、誘拐事件の名交渉人・三島は、冷や飯食いの立場から捜査の最前線に呼び戻されたが、娘の命より犯人逮捕を優先させる本部長と、正面から対立する。
くるくる変わる犯人側の要求に、ほぼ単身で立ち向かう三島は、署内でますます孤立していく。そして行きつく先に待っていたのは――驚愕の事実!
・『警官魂 激震編(前編)』
前代未聞の誘拐事件発生。解決のため、左遷された敏腕刑事が現場に還ってくる。怒涛の警察小説、ここに始動!
県警本部長の娘が誘拐された。前代未聞の事件に呼び戻されたのは、左遷されていた捜査一課特一係の元エース・三島勇造。殉職した警官を父に持つ信念の男だった。犯人との交渉人となった三島は容疑者逮捕最優先という捜査体制に反旗を翻し、正体不明の犯人と対峙する。気鋭の警察小説前編。
・『警官魂 反撃編(後編)』
自分を憎んでいる男の娘を救う。おのれの警官魂を賭けて。迫真の警察小説、堂々完結!
正体不明の巧妙な犯人グループに翻弄され、仲間であるべき県警の同僚たちが壁となり、捜査は難航する。だが、刑事・三島は、かつて自分を追い込んだ県警本部長・村井の娘を救うべく、なおも全力を尽くす。極限まで激化する逆境の中、事件を解決することはできるのか。傑作警察小説完結編。
(講談社公式HPより)
<感想>
文庫版を読みました。
文庫版は前編の『激震編』、後編の『反撃編』とあるのですが、どうやら『反撃編』さえ読めばある程度の物語については理解出来そうです。
読んだ感想としては、アクションありドラマありで、映像化すると映えるだろうなぁ……との印象。
ただ、特に読むべき作品ではないかな。
実際にドラマ化されるそうなので、そちらも期待ですね!!
・ドラマスペシャル「刑事魂 交渉人が挑むタイムリミット48時間の誘拐殺人!東京〜京都〜琵琶湖、母娘の命を救う1000キロの捜査!!天国と地獄…殺人メールの謎!?ベストセラー小説待望の映像化!」(3月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・『刑事魂』(松浪和夫著、講談社刊)が2012年3月にドラマ化!!
<ネタバレあらすじ>
県警本部長である村井の娘・遥が誘拐された。
村井により左遷されていた三島は、服部により呼び戻され、事件の捜査に当たることに。
娘の命よりも犯人逮捕を優先させる村井の捜査方針に反発した三島は、人質救出と犯人逮捕を目的とする。
幾度となく繰り返される犯人との交渉。
振り回される三島だが、遂に身代金の受け渡しにまで漕ぎ着ける。
身代金には村井が隠していた裏金があてられた。
姿を現した犯人グループ。
その正体は村井に恨みを抱いた元警官・本山をリーダーとするグループだった。
本山は、裏金作りに奔走し手柄欲しさに本山の恋人を死に追いやった村井を憎悪していた。
本山の目的は2つ。
村井から裏金を奪い、不正を告発すること。
そして、自身の気持ちを味合わせる為に、遥を殺害すること。
身代金の受け渡しを巡り、攻防を繰り広げる村井と本山。
村井は隙を突いて本山を射殺しようとするが、目的を見抜かれ遥を盾に銃を奪われてしまう。
取引現場に潜伏し、この様子を窺っていた三島。
意を決し、遥救出に動く。
だが、多勢に無勢。
三島は追い込まれてしまう。
遥を庇う三島に声をかける本山。
「計画にもっとも貢献したのはお前だ」と三島に降伏を求める。
本山は三島が事件に関わったことを知り、完遂を確信したらしい。
もしも、村井のままだったら、遥よりも裏金を重視し、その事実は闇に消える筈だった。
三島は利用されたのだ……驚愕する三島。
これにより、余計に戦う意思を固めた三島に本山たちの弾丸が襲い掛かる。
そこへ服部が駆け付ける。
服部の助力を得て、本山を射殺する三島。
他の犯人たちも残らず逮捕された。
今回のことで、裏金の存在が公になり、組織に残りづらくなった三島。
だが、彼はもう1人ではない。
三島に協力したことで服部も同じ立場に追いやられたのだ。
仲間が居るということを確認した三島は内部から改革を実行するよう決めるのだった―――エンド。
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