ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
空き部屋で発見された撲殺死体。池袋署捜査係、姫川玲子、動く!
札って燃やすと臭いっていうよね。死体を焼いたのと同じ……。
(光文社公式HPより)
<感想>
ドラマ版『ストロベリーナイト』も好調な姫川玲子シリーズ。
そのシリーズ最新作が『小説宝石』誌上で連載中です。
それが『ブルーマーダー』。
2012年3月号時点で、第3話までが連載されています。
というわけで、早速、読んでみました。
謎の男・マサが登場し、さらに菊田に結婚疑惑が浮上。
そして、消えたSこと……木野の行方は?
マサはかなり独特な思考法と類稀なる実力の持ち主の様子。
ひょっとして、消えた木野本人か、その関係者なのかな?
とはいえ、現状で断定するのは危険かも。
気になるのは、菊田。
久しぶりに菊田に出会った玲子は、その薬指に指輪らしきものが嵌っていることに気付きます。
菊田が結婚したのでは……と肩を落とす玲子ですが、果たして本当に菊田は結婚したのか?
気になりますね。
などなど、『ブルーマーダー』は、かなり先が気になる展開となっています。
触りを知りたい方は、とりあえずネタバレあらすじをどうぞ!!
ただし、内容は管理人なりにかなり改編しております。
正確なところをお知りになりたい方は本記事下部のアマゾンさんリンクよりどうぞ!!
<ネタバレあらすじ>
マサと出会ったおっさんは、彼のペースに巻き込まれ武器を作る。
おっさんは借金に苦しんでいたが、マサはおっさんと共に借金取りを訪ねるとあっさりとこれを撲殺する。
大金と証文を焼くマサ。
「札って燃やすと臭いっていうよね。死体を焼いたのと同じ……」
そう語るマサ。
「でも、それって人の間で札が行き来している間に、人の油に塗れるからなんだね。コレは匂わない」
マサは人を殺したにも関わらず平然と感想を口にするのだった。
玲子は今日も殺人事件を追っていた。
姫川班も解体されて久しい。
捜査中に、別の所轄へと配属された菊田と出会う玲子。
菊田は護送車から逃げ出した囚人を追っていた。
会話が続かない2人。
別れ際、玲子は菊田の薬指に指輪らしきものが光っていることを目撃する。
そっか、結婚しちゃったんだ……玲子はがっくりと肩を落とす。
その頃、とある暗闘が繰り広げられていた。
下井が、平間にある男の去就について詰め寄っていたのだ。
7年前、Sとして送り込まれたものの、見捨てられ行方不明になった男・木野。
下井は木野がどうなったのかを平間に問う。
木野は今、何処に―――第3回了。
◆関連過去記事
【姫川玲子シリーズ】
・シリーズ1作目「ストロベリーナイト」はこちら。
「ストロベリーナイト」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ2作目「ソウルケイジ」はこちら。
「ソウルケイジ」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ3作目、短編集「シンメトリー」はこちら。
「シンメトリー」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズ4作目「インビジブルレイン」はこちら。
「インビジブルレイン」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・シリーズスピンオフ作品「感染遊戯」です。
「感染遊戯」(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『アンダーカヴァー(「宝石 ザ ミステリー」掲載)』(誉田哲也著、光文社刊)ネタバレ書評(レビュー)
【ドラマ版】
・土曜プレミアム ストロベリーナイト「大ベストセラー小説初ドラマ化!!連続猟奇殺人事件のカギを握る感染死体…真相に迫る孤高の女刑事悲しみの過去と驚愕の結末!!」(11月13日)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第1話「シンメトリー」(1月10日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第2話「右では殴らない(前編)」(1月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第3話「右では殴らない(後編)」(1月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第4話「過ぎた正義(前編)」(1月31日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第5話「選ばれた殺意の径〜過ぎた正義(後編)」(2月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第6話「感染遊戯」(2月14日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第7話「悪しき実(前編)」(2月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・連続ドラマ「ストロベリーナイト」第8話「悪しき実〜嗚咽(後編)」(2月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)
【関連する記事】
- 『どこかでベートーヴェン』(中山七里著、宝島社刊)
- 『通いの軍隊』(筒井康隆著、新潮社刊『おれに関する噂』収録)
- 『クララ殺し』最終話、第6話(小林泰三著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.7..
- 『自殺予定日』(秋吉理香子著、東京創元社刊)
- 『タルタルステーキの罠』(近藤史恵著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.76 ..
- 『歯と胴』(泡坂妻夫著、東京創元社刊『煙の殺意』収録)
- 『迷い箱』(長岡弘樹著、双葉社刊『傍聞き』収録)
- 『噂の女』(奥田英朗著、新潮社刊)
- 『追憶の轍(わだち)』(櫻田智也著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.69 F..
- 『コーイチは、高く飛んだ』(辻堂ゆめ著、宝島社刊)
- 『恋人たちの汀』(倉知淳著、東京創元社刊『ミステリーズ!vol.75 FEBRU..
- 『東京帝大叡古教授』(門井慶喜著、小学館刊)
- 『傍聞き』(長岡弘樹著、双葉社刊『傍聞き』収録)
- 『動機』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『動機』収録)
- 『愚行録』(貫井徳郎著、東京創元社刊)
- 『転生の魔 私立探偵飛鳥井の事件簿』(笠井潔著、講談社刊『メフィスト 2016v..
- 『声』(松本清張著、新潮社刊『張込み』収録)
- 『黒い線』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)
- 『図書館の殺人』(青崎有吾著、東京創元社刊)
- 『陰の季節』(横山秀夫著、文藝春秋社刊『陰の季節』収録)
ストロベリーナイトにはまりネット検索でこちらにたどり着きました
菊田の結婚疑惑が気になり4月号をぱらぱら
本屋で立ち読みを。。。
菊やんたら結婚してるし奥さん抱きしめてるし。。しかも警察の人みたいだし・・・
ショックで本の購入はしませんでした
なぜallworksでの取り扱いが少なかったのか納得
これから菊やんどうなるんでしょうね
コメントありがとうございます!!
管理人の“俺”です(^O^)/。
「小説宝石 4月号」、管理人も読みました。
完全に疑惑じゃなくなってましたね。
菊田結婚確定でした。
ショックなお気持ち分かります。
あくまで疑惑に留まって欲しかっただけに、管理人も驚きました。
4月号を読んだ限りでは、結婚後も菊田は玲子を気にかけている様子。
一方で、その妻・梓には玲子と違う世界に居て欲しいと望んでいるっぽい。
なんとも複雑な心持ちですね。
菊田がブルーマーダーに登場したからには、玲子と菊田の関係に本作中で何らかの結論が出るものと思われますが……どうなるのか予測もつかない。
玲子にとっても菊田にとっても良い結果だと良いのですが……。
凄く気になってます。