2012年03月07日

「相棒season10(ten)」第18話「守るべきもの」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「相棒season10(ten)」第18話「守るべきもの」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

日本で100番目に早い(たぶん)、「相棒season10(ten)」第18話「守るべきもの」(3月7日放送)ネタバレ批評(レビュー)。

相棒1


<ネタバレあらすじ>

どこかのビルの屋上―――そこに時計を確認する男の姿があった。
そんな彼の視界に1台の車が飛び込んで来る。
其処から降りて来る2人の人影―――先を行くマフラー姿の男に、SPらしき黒服の男の2人である。
彼は銃を構えると目標を狙い撃つ。

まず1発。
弾は2人を外れ、あらぬ方向へ。
SPらしき黒服の男が狙撃に気付き、何故か警護対象を庇うことも無く斜め前へと走り出す。

続いて2発。
その銃弾はSPらしき黒服の男の厚い胸板を貫いた―――。

民間警備会社・イージス警備に勤務する土方(合田雅吏)が銃弾を受けて死亡した。
土方は、ある研究をしている学者・泊(今井朋彦)を警護している最中だった。

神戸(及川光博)と警察学校で同期だった土方は、閣僚警護の経験もあったが「SP(要人警護官)という仕事に恐怖を感じるようになり警察を辞めた」と言われていた。
その土方が民間の警備会社に入り、再び警護の仕事についていたことに、神戸は違和感を抱く。

米沢(六角精児)によると、銃撃は2発。
防犯カメラの映像には土方が1発目の狙撃の後、逃げ出すように走り出す姿が残されており、2発目が命中した。
一緒に居た泊も、土方が逃げ出したと証言しているという。

泊は事件前に「研究を中止せよ」という脅迫状を受け取っていたらしいが、命を狙われるほどの研究とは一体どんなものだったのか?
興味を抱いた右京(水谷豊)は神戸とともに調べ始める。

狙撃時、土方が社章を着けずポケットに隠していたことも判明するが……。

調べたところ、泊の研究は二酸化炭素を酸素に変える大発明らしい。
温室効果ガスであるCO2すら削減できるものだった。
今回の事件は利権を持つ者による襲撃と思われたが……。

泊の勤務する研究所の所長・鷲尾によれば、泊は大学からの援助を打ち切られた為に民間企業で研究することになったと言う。

土方の死亡現場を訪れた右京たちは、其処で土方のSP時代の元後輩・宮里に出会う。
宮里によれば、簑島国土交通大臣のSPを2人で担当したこともあると言う。
簑島の警護は土方のSP時代最後の仕事だった。
土方が辞めた理由を問う神戸だが、宮里は何故か語ろうとしない……。

狙撃現場の監視カメラの映像を調べた右京たち。
普段のものと比較したところ、土方が社章を着けており、車の進入方向が普段と違う事に気付く。
何故、普段と違う点が2つもあったのだろうか?

その頃、捜査一課の調べにより、グローバルエネルギーという企業が浮上していた。
グローバルエネルギーは、一般企業と竜神会が手を結び立ち上げた企業で、エネルギー利権を狙っていたと言う。
今回の事件の首謀者なのだろうか?

右京と神戸は土方について調べていた。
土方は簑島大臣の警護から外して欲しいと訴えていた。
自ら要請して警護を外れた為に、臆病風に吹かれたと判断されたのだ。

数年前、土方と会った神戸。
土方は「あの人は護れないかもしれない、自分はSPに向いてはいなかったのかも……」と洩らしていた。
にも関わらず、土方は民間の警備会社に勤務していた。
何故なのだろうか……。

翌日、イージス警備を訪ねた右京たち。
土方の上司・新見によれば、土方は警護対象を選んでいたと言う。
「依頼があって先方と話をして、信頼関係を築ける相手かどうか判断していたようですね」と新見。
安全、危険に関係なく相手によって警護を断っていたようだ。
新見によると、何故か泊に関する報告書は未だ提出されていなかったらしい。
「泊さんは会社と南急ホテルを往復していただけだからその必要が無かったのでは」と分析する新見。

土方のデスクを調べる右京たち。
泊に援助していたNPO法人「日本丸」の名刺が其処から発見される。

名刺の相手・日本丸の三橋を訪ねた右京たち。
日本丸のメンバーは印象的な白ずくめの服に身を包んでいた。
「日本が豊かで美しい国であり続けることこそが目的です」と内容に反して熱も無い様子の三橋。
「何故、泊への援助を打ち切ったのかについて」問われると「契約期間が終わったからですよ」とあっさりしたもの。
三橋の言動はどうにも怪しいが……。

泊に三橋について尋ねる右京たち。
日本丸は金が目当ての団体だったらしい。
「悪い噂が絶えないので自ら距離を取った」と語る。

右京は、監視カメラから、通勤経路の違いや土方の社章、そして、泊のマフラーがおろしたてであったことを指摘する。
右京はこれらから事件当日は何処か別の場所に寄っていたと推理。

これに観念した泊は、別れた女房に引き取られた娘にあっていたことを認める。
泊の娘・由美子が海外留学に行くのでこっそり別れを惜しんでいたらしい。
土方が社章を外したのは、由美子に父が狙われていることを悟られない為だった。

土方が優秀であったと褒め称える泊は実例を挙げる。
2月28日、土方は尾行に気付くと、宿泊先のホテルを南急からアヴェニールに変えたのだ。

これに基づき、泊がホテルを変えた前日の南急ホテルの映像をチェックする右京たち。
其処には日本丸のメンバーが映っていた。

グローバルエネルギーから日本丸にやたら寄付が多いことが判明。
捜査一課は、NPO法人を利用した脱税を疑う。
グローバルエネルギーと日本丸には繋がりがあったのだ。
早速、取り調べを行う伊丹たち。

其処には既に右京たちが居た。
右京から、土方が三橋の名刺を所持していたこと、ホテルで泊を監視していたことを指摘された三橋は諦め気味に事情を語り始める。

すべてはグローバルエネルギーから指示を受けてのことらしい。
泊にボディーガードがついたことから、研究の進展が見抜かれたのだ。
三橋は探りを入れるべく、土方に接触。
しかし、土方のガードは固く、買収は不可能だと思われた。

「だから、別の人を買収したんですよね」指摘する右京に凍りつく三橋。

数時間後、右京たちはイージス警備の新見の前に居た。

「泊が会社から南急を往復していただけ」と語った新見。
つまり、南急からアヴェニールにホテルを変えたにも関わらず、それを知らされていなかったのだ。
三橋に買収されたスパイは新見だった。
土方の警備報告書も実は存在していたのだ。

土方は会社にも敵を抱えていたことになる。
にも関わらず、警護を続けていた。
「とてもSPが怖くて辞めたとは思えない」と口にする右京。

一方、泊がアメリカ大使館を訪れていることも判明。

土方がSPを辞めた本当の理由を追う右京たちは宮里の口から事実を引き出す。
宮里によれば、簑島には問題があったのだ。
簑島はSPの警護をまいて愛人宅に立ち寄っていた。
簑島は土方たちから愛人の存在が漏れることを恐れたのである。
土方たちSPを信頼しなかったのだ。
信頼関係が無い人間は護れない、土方は警護を外してくれるよう願う。
これが、土方が簑島のSPを外れた本当の理由だった。

しかし、土方は警護対象の秘密を明かすことを良しとしなかった。
そこで、簑島の行動についても一切口外することなく臆病者として処断されたのである。

土方は信頼できる人間しか護らなかった。
だが、一度信頼すれば絶対に裏切らなかった。

土方は本当に逃げ出したのか?
狙撃地点から現場まで300メートルの距離があったことに注目した右京は真相に辿り着く。
一方、今回の事件が原因か泊は研究を止めようとしていた……。

狙撃現場に泊を呼び出した右京たちは、泊に土方が逃げたと断言した理由を再確認する。
「土方が撃ってきた方向とは別の方向へ逃げたから」と述べる泊。

ここで、右京たちは土方が逃げたのではないことを証明する。

今回使用された銃は、銃声よりも弾丸の方が早かった。
この場合、銃衝撃音が発生する。
第1の弾丸は泊と土方の右側面をかすめた。
当然、土方は右に銃衝撃音を感じた。
そこで咄嗟に、実際の狙撃ポイントとは違う右に走り出してしまったのだ。

この銃衝撃音は何処から来たのか判別が非常に難しい。
土方は銃衝撃音に反応し行動したが、訓練されたSPであるほど誤認し易いと言う。
土方の行動は逃げたのではなく、護ろうとしたのだ。

だが、泊は土方が逃げたと断定した。
断定した理由は土方が狙撃手から逃げたから。

では、土方でさえ分からなかった狙撃手の位置が、何故、泊に分かったのか?
泊には、初めから狙撃手の位置が分かっていたのだ。
この襲撃は狂言だったのである。

泊はアメリカ大使館へ訪れ、就労ビザを取得していた。
現地へ渡り研究を続けるつもりだったのだ。
泊は研究を止める口実を求めていた。

そして、これは泊1人の計画ではない。

鷲尾所長は泊の研究を口実に資金を横領していた。
しかし、研究成果は遅々として上がらない。
このままでは責任を問われると追い詰められた鷲尾。
実績を上げていない研究を実績が上がったように見せかけ、なおかつ中止する為に狂言を計画したのだ。
計画の首謀者は鷲尾だった。

こうして、鷲尾の陰謀は白日の下に曝されたのだった。
土方を狙撃したスナイパーも逮捕された。

土方は泊の嘘に気付いていなかったのか。

本当に撃たれるのではないか―――鷲尾の指示に従ったものの、泊は疑っていた。
動揺は土方にも伝わり、土方から「何か隠していないか」確認された。
泊は必死に土方に縋ったと言う。
泊が心底怯えていた為に、土方は警護を続け職務に殉じ命を落としたのだ。

新・花の里。
神戸が体を張る機会も増えたと語る中、右京はその労をねぎらい酒を酌み交わすのだった―――18話了。

<感想>

シーズン10(ten)第18話。
脚本はハセベバクシンオーさん。

さて、今回はというと……。

テーマは「信念に生きる男と打算で生きる男」かな。
信念に生きる男・土方の清廉さは、新見や鷲尾との対比でそれと言わずとも強調されていましたね。
この点が、かなり良かった。

サブタイトル「守るべきもの」も意味深長ですね。
土方にとっての「守るべきもの」とは警護対象(守るべき者)であると同時に、自身の信念(守るべき物)だったのでしょう。

さらに狂言であることが判明するロジックも秀逸。
視聴者はオープニングで狙撃手による一連の行動を知っているがゆえに、狙撃の方向が分かって当然と感じてしまい、あの真相にはなかなか辿り着けません。
まさに視覚的なミスリードでした。

そして、土方。
信頼関係を求め続けた結果が、最終的にあの死に繋がったのかと思うと土方は辛いですね。
ただ、自身の信念に殉じることが出来たのは唯一の救いかもしれません。
特に、新見や鷲尾の行動があるだけに土方の清廉さはクローズアップされますね。
そういえば、2射目がなければ土方は死ななかったんだよなぁ……。

しかし、1点だけ不満点が。
土方の死が情感的にあまり揺さぶられなかったのが惜しかったかも。
もっと、土方の心情に迫った方が良かったかもしれません。
ラストで、あざとく泣かせるぐらいの方がアリだったかな。

とはいえ、このあっさりした終わり方こそが「相棒」らしさでもあるワケですが。
それと、このエピソードはシーズンの前半向けだったような気がします。

いよいよ、次回は最終回。
片山雛子に、劇場版2で登場した長谷川も再登場(劇場版について補足しておくと、小野田が死亡し、長谷川は逃げ切っています)。

・劇場版2のノベルスはこちら(ただし、長谷川と小野田についての結末が劇場版と異なっています)。
「相棒 ―劇場版2―」(大石直紀著、小学館刊)ネタバレ書評(レビュー)

豪華メンバーですね〜〜〜。

そして、予告を視た限りではクローン人間に関して右京と神戸で意見が対立する模様。
これが神戸が特命係を去る理由となるのか?
要注目です!!

ただ、最終回は来週ではなく再来週の3月21日なので注意!!

「相棒 season9 ブルーレイBOX(6枚組) [Blu-ray]」です!!
相棒 season9 ブルーレイBOX(6枚組) [Blu-ray]





「相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組)」です!!
相棒 season9 DVD-BOX I(6枚組)





「相棒 season9 DVD-BOX II(5枚組)」です!!
相棒 season9 DVD-BOX II(5枚組)





「相棒 Season8 DVD-BOX1」です!!
相棒 Season8 DVD-BOX1





「相棒 Season8 DVD-BOX2」です!!
相棒 Season8 DVD-BOX2





「相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版DVD BOX (初回完全限定生産)」です!!
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版DVD BOX (初回完全限定生産)





「相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版Blu-ray BOX (初回完全限定生産)」です!!
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- 豪華版Blu-ray BOX (初回完全限定生産)





「相棒 Season 9 オリジナル・サウンドトラック」です!!
相棒 Season 9 オリジナル・サウンドトラック





◆「相棒」に関連した商品はこちら。



【関連する記事】
posted by 俺 at 23:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 相棒 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
管理人さん、こんにちは。 
「守るべきもの」 
2つの意味があったんですね、納得です。 
内容も良かったと思います。 

さて・・・ 
来週は・・・ 

神戸くんラストの回ですね。 

テーマがクローン人間って聞いたとき、ちょっと(・・?)ハテナでしたよ(笑) 
非現実的だし個人的に生物系にはあまり興味ないので・・・(笑) 

あの劇場版で、いい悪っぷりを発揮した長谷川長官?(國村隼さん?でしたっけ)も出ますし
そして
神戸くんが
いったいどんなラストを迎えるのか非常に楽しみですexclamation×2

それでは手(パー)

Posted by 青山 at 2012年03月08日 12:46
Re:青山さん

コメントありがとうございます(^O^)/。
管理人の“俺”です!!

「守るべきもの」良かったですよね。
そして、いよいよ次回は最終回。
神戸君がどうなるのか、気になる……。

とはいえ、再来週なのがツライですね〜〜〜。
早く知りたいような、もっと神戸君の活躍を視たいような。
Posted by 俺 at 2012年03月09日 22:49
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。