今回の連載は以前にもお伝えした通り、通年連載とのことで本エピソード以降の連載も予定されています。
この通年連載、もともと「金田一少年」連載開始20周年を記念してのことでした。
2012年3月9日追記:
・「人喰い研究所殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)を追加しました。
追記終わり
そこで、「週刊少年マガジン」公式HPでは「金田一少年の事件簿」のこれまでのエピソードをまとめた特集ページが掲載されています。
その中には、「人喰い研究所殺人事件」の印象的なビジュアルシーンが!!
このビジュアルから本エピソードのストーリーを予測してみようとの無謀企画です。
この記事で明日の連載開始に向けて、期待と想像を逞しくして頂けたらと思います。
では早速、本題へ。
見てみたところ、幾つか印象的なシーンがありますね。
こんな感じです。
まず、「本校始まって以来の天才少女」として「緑川繭」というメガネの少女が登場しているシーン。
緑川繭は女性版明智警視のような容姿。
制服を着ていますが、これは不動高校のものではないような……転校生?
次に「あいつがあのとき俺に渡した問題」としてこんな文言が。
「甲斐君は1。
高津さんは18。
曽我さんは9で
鳥本さんは7。
寺迫君は1。
藤岡君は……(読み取れず)」
続きには「なにかの暗号みたいなやつ、まだ持っていたんだ」とあり、2者間のやりとりに際するものと思われます。
いや、正確には「あいつが」とあるから3者間か。
「あいつ」の正体は誰か、そして誰と誰のやりとりなのか気になりますね。
おそらくは、問題とされる文言中にある6人、中でも台詞が男性のもののように思われるので甲斐、寺迫、藤岡のうち、いずれか2人のものと思われますが……。
暗号それ自体にしても、曽我の箇所だけ句読点で句切られていないことに意味がありそう。
そして「鰐部、なんでこんなことに」とあることから、鰐部と言う人物が被害者になる模様。
鰐部については、上記暗号文には無い名前ですね……ムムム。
呼び捨てにしていることから、発言の主体は鰐部を呼び捨てに出来る人物か。
他には「昭和の街並みを再現したかのような」とかの文字も見えます。
どうやら、研究所のある「仁久井村」に関することのようです。
わざわざこんな設定を採用したということは、トリックもこれに関するものでしょうね。
「昭和ならでは」、「昭和の街並みを利用した」トリックかな。
で、「研究所らしき建物」とそこへ続くと思われる「吊り橋」の存在も確認。
次のシーンでは「吊り橋」が燃え上がっていますね。
炎の中で佇む人影も確認できます。
というわけで、今回も外界から隔絶された陸の孤島が舞台になりそうですね。
では、まとめてみましょう。
これらと、以前に入手した「あらすじ」からこんなストーリーが予測されます。
昭和を再現したような古風な「仁久井村」へとやって来た一行。
その光景にタイムスリップした感覚を味わう金田一。
外界との連絡手段が、吊り橋しかないこともこれに奏功していた。
そんな「仁久井村」には、「人喰い研究所」と、それにまつわる「人を喰うヒトクイ」の伝承があった。
怯える美雪、冗談半分に聞く金田一。
ところが、それを証明するように殺人事件が発生。
被害者は鰐部。
たぶん、死体は引きちぎられた無残な姿になっている(ヒトクイをモチーフにしているので)。
逃げ出そうとする金田一だったが、そのとき!!
吊り橋が燃え上がり、陸の孤島となった「仁久井村」に閉じ込められてしまうのだった―――。
1話はこんなところじゃないかな。
無難なところだけ繋いだとの批判は……ナッシングで。
さて、緑川繭と暗号文が残りました……ね。
緑川繭も金田一と同行しているとかかなぁ。
暗号文については様子見ですね。
さて、この推理が正しいかどうか。
明日発売の「週刊少年マガジン」が楽しみです。
ちなみに、外れていても其処には触れないことでひとつ。
◆シリーズ関連過去記事
・「人喰い研究所殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)
◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。
◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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