2012年03月21日

【犯人断定!?】「人喰い研究所殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「人喰い研究所殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!
それと現時点で、一応犯人を絞り込みました。
詳しくは本記事下部にある「感想&推理」をどうぞ!!


「人喰い研究所殺人事件」登場人物一覧:

金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

緑川繭:研究所所長、眼鏡がチャームポイントな金田一たちの中学時代の同級生。
中神深志:副所長、繭を覗けば本エピソード唯一の眼鏡。
小鷹美苗:研究員、鷹の名は伊達じゃない!?目つきが鋭い美女。
財前乙彦:観光客、あやねのツレ。今のところ影が薄い。
谷瀬あやね:観光客、財前とのコンビではこっちが主導権を握ってそう。
葉島秋也:研究所管理人、渋めのおっちゃん。
麻木根司:宿泊者、宝探し目的な人1。
鰐部鋭介:宿泊者、宝探し目的な人2。第1の被害者。

<3話あらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中学時代の同級生・緑川繭に会うために「仁久井村」を訪れた金田一と美雪。
そこは昭和の面影を色濃く残す村だった。

旧友との再会を喜ぶ金田一たち。
だが、その夜、村へ通じる唯一の吊り橋が何者かにより焼き落とされてしまう。
しかも、元研究所員である鰐部が謎の転落死を遂げる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

その夜、金田一少年は旧友と再会した気安さからカラオケに勤しんでいた。
十八番も繰り出し、ノリノリの金田一に美雪、繭、中神たちも大盛り上がり。
この声を聞いて、谷瀬と財前も駆け付けて来る。
残念ながら、鰐部、麻木根、葉島は不参加のようだ。

と、カラオケの最中、部屋の明かりが明滅する。
不思議に思う金田一に、研究所の電力供給について説明する繭と中神。
なんでも、研究所の電力は風力発電と水力発電とで賄われているらしい。
1日のある時間が来ると切り替えが行われ、その際に一旦電力供給がストップするらしい。

そこへ隣棟の3階から硝子の割れる音と共に鰐部の悲鳴が聞こえて来る。
次いで、何か重い物の落下衝突音が響く。

慌てて音のもとへ駆け寄った金田一たちが目にしたものは、3階から転落死した鰐部の無残な姿だった。
その傍らには、何に使われたのかニッパーが残されていた。

惨憺たる光景に息を呑む一同。
ひと足早く駆け付けていた葉島は首を振るのみである。

警察を呼びに電話へと走る中神と別れ、金田一たちは3階へ。
鰐部が居たと思われる部屋の床には、フラスコが割れて散乱していた。
そして、渡り廊下があった筈の扉は南京錠で固定されていたが、ご丁寧にも道具を用い切断されていた。
どうやら、下にあったニッパーはこの用途に用いられたようだ。

その現場は、鰐部が自分で錠を破壊し身を投げたように思われたが……。
この様子を見た谷瀬は「ヒトクイ」の仕業だと恐れおののく。

部屋へ戻った金田一、美雪、繭。
繭によれば、繭の父である緑川博士が死亡した際にも博士を含む5人の自殺者が出たらしい。
5人の中には、鰐部、麻木根、谷瀬も含まれ、彼らは自殺未遂を引き起こしながらも、一命を取り留めていた。
そして、これらは研究所に住む「ヒトクイ」の仕業とされていたのである。

そんな因縁の研究所に彼らが戻ってきたことを訝しがる金田一。
繭は緑川因子について、父が遺した暗号が見つかったので元研究員に声をかけたと言う。
金田一が呼ばれたのも、この暗号解読の為らしい。
鰐部たちが語っていた“宝”とはこのことだったかと納得する金田一。

当の緑川が遺した暗号は繭によれば、中学生時に繭が金田一に出題した暗号と解法は同じものらしいが……。
例のメモを見せる金田一に、「その暗号は金田一君には特に解きにくくした」と伝える繭。
肝心の答えも教えぬまま、繭は部屋を去ってしまう。

その頃、とある部屋の人物は剃刀を手に次の被害者について思案を巡らせていた―――4話に続く。

<感想&推理>

……と、3話はだいたいこんなところでした。

2人目の被害者は事前情報と違い、4話目に持ち越しのようです。
3話で気になったのは次の点。

1.発電方法が2種類あり、定時に一時的に停電する。
2.フラスコが散乱。
3.緑川博士自殺時のヒトクイ被害者は博士も含み5人。
4.暗号には「金田一には特に解きにくい」謎がある。
5.犯人が剃刀を所持。

上記、1と2がどうも鰐部殺害のトリックに関わりそうです。
2話のネタバレ批評(レビュー)時でも述べている通り、「鰐部が其処に渡り廊下があると誤認させられたことにより殺害された」のは間違いなさそうです。
となると、遠隔トリックの可能性が高い……筈です、普通ならば。
ただ、そこは金田一少年の事件簿の事、トリックの為には回りくどい手段もとる可能性がある。
遠隔トリックに囚われるのは危険です。

こうなると、発電方法を変更した際の停電には絶対に何か意味がある。
で、気にかかるのは破壊されたフラスコ。

ここで考えられるのは次の2つのトリックか。

ア.鰐部は既に殺害されていた、金田一たちが聞いた音は録音されたもの。
この場合、フラスコが壊された理由は、あえて耳につく音を立てることで鰐部の殺害時刻を偽装し自身のアリバイを確保するため。
当の音は、停電後に電源が入るとカラオケルーム内に流れるような仕掛けがしてあった。
あるいは、カラオケルームこそがもっとも3階の音を拾い易い部屋だった。

イ.鰐部は3階に移動させられた後、フラスコ内に仕掛けられた幻覚物質による幻覚を見せられた。
この場合、フラスコ内に幻覚物質が密閉されており、停電と共にフラスコが破損。
中の幻覚剤を吸った鰐部が自滅したパターンか。

管理人的にはアが本命かな。

つまり、「鰐部はカラオケが始まる前の時点で殺害されていた」のではないか。

これだと金田一が急にカラオケに誘われた説明もつく。
もともと、カラオケルームは防音の筈なのに、谷瀬が聞きつけたように外に音が漏れていることがおかしい。
外からの音が拾い易いように設定された可能性がある。
つまり、メタ的に考えれば、事前にトリックがあって、あのカラオケルームが作中に用意されたと考えるべき。

で、このトリックを利用できる人間は……かなり限られてくる。
というか、中神が怪しい。

金田一たちをカラオケに誘ったのも彼。
フラスコの破裂音に気付いて誘導したのも彼。
鰐部の遺体発見後は、通報にかこつけてその場を去っている。
外部への連絡を取りに行ったと見せかけて、トリックを処分した可能性がある。

かな〜〜〜り、怪しい。
管理人的には、中神が犯人……のような気がする。

で、3。
緑川博士を含んだ5人が前回の「ヒトクイ」の被害者。
緑川博士の死については、おそらく謀殺で決まりでしょう。
注目したいのはその人数。
緑川博士、鰐部、麻木根、谷瀬と合計しても4人です。
もう1人、被害者が居る。
おそらく、鰐部たちが緑川博士を謀殺した際にもう1人殺害したのでしょう。
博士殺害を目撃された口封じかもしれませんね。
で、今回の犯人はこの5人目の親類縁者、あるいは本人が整形して紛れ込んでいる可能性もある。

管理人的にはこれが中神かなぁと。
中神の場合、以前から研究所勤務だったので整形ではなく、恋人が被害に遭ったパターンかもしれない。

ただ、このパターンで一番劇的なのは本人が整形している場合。
今回のパターンだと、財前がこれになりうる。
谷瀬に近付けたのも、もともと彼女の知り合いだったからとかかも。

う〜〜〜ん、財前も怪しく思えてきたね……。
だって、そうでもないと部外者である財前が居る意味がないし。
まさか、また“宝”関係で怪盗紳士の変装といったワケでもなかろうし。

でも、管理人はあくまで中神を推します。
具体的にトリックが可能なのは彼だと思う……たぶん。
少なくとも、何か秘密がありそうなんだよなぁ。
今回の犯人か、あるいは緑川博士殺害の首謀者か。

う〜〜〜ん、前回で谷瀬は消えた。
今回でアリバイの無い葉島と麻木根も消えた。
残る容疑者は繭、中神、小鷹、財前の4人。
ここまではほぼ確実なんだけどなぁ。

割と揺らいでるなぁ……。
これは断定までは言い過ぎだったかも。
次回で思いっきり別の人物が犯人になっている可能性もありますね……。
今のうちにはっきり明示しとこう。

(注:中神は3話まで読んだ時点での暫定容疑者です)

これで大丈夫かな?
ええい、都合の悪い時は話題を変えよう。

それにしても、1つ不可解な点があるんだよね。
繭は父親の暗号を解読でき、それを利用して金田一に出題出来るほど精通しているにも関わらず、父の暗号解読の為に金田一を呼ぶというのがどうにも納得できかねる。
他に理由があるのか?

さらに、公式HPでは「気になる言葉」として毎回キーワードが取り上げられています。
第1回が「洞察問題」、第2回が「オーランチオキトリウム」。
これは第8話まで各1話ごとに1語ずつ、作中で登場した気になる言葉を取り上げる企画だそうです。
これから推察するに、全8話である可能性が。
とすると、犯人あてクイズが存在しないかも。
ストーリー自体もシンプルなものかもしれない。

で、当の「仁久井村(ひとくいむら)」ですが、「にくいむら」とも読めますね。
他にも「ヒト」と読ませる漢字があるにも関わらず、わざわざ「仁」の一字を使っていることから意味ありげ。

第4回の展開がどうなるか、要注目!!

◆「人喰い研究所殺人事件」関連過去記事
「人喰い研究所殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「人喰い研究所殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

シリーズの1つ「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)





◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。


【関連する記事】
posted by 俺 at 17:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 漫画批評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この話ではじめが歌っていた曲は「ひとりじゃない」という曲です。

堂本剛君の金田一少年・連続ドラマ第1シリーズのテーマソングとして使用された楽曲です。

堂本剛という人間が、今なお「金田一少年」にとって大きな存在であることを感じさせます。

余談ですが、第1シリーズのアニメ版・最初のエンディングテーマは、堂本版金田一少年の美雪役だったともさかりえさんの曲で、「2人」という曲です。

今観ても、古さを感じさせない堂本金田一は、今なお健在です。
Posted by Me at 2014年08月09日 22:37
Re:Meさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

教えて頂きありがとうございます。
堂本さんが演じた金田一少年はまさにはまり役。
後のシリーズにも大きな影響を与えた心に残る名作と言えそうです。
Posted by 俺 at 2014年08月11日 22:29
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