2012年03月22日

「MASTERキートン Reマスター」第1話(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「MASTERキートン Reマスター」第1話(小学館「ビッグコミックオリジナル」連載)ネタバレ批評(レビュー)です!!

ネタバレあります、注意!!

あの名作「MASTERキートン」の続編が「ビッグコミックオリジナル」に掲載されました。
読んでみると作品のテイストは全く損なわれていません。
早速、この感想をお伝えするべくこうして記事にした次第!!
「MASTERキートン」をご存じの方はもちろん、ご存じない方も本作に興味を持って頂けれればと思います。

<ネタバレあらすじ>

ドナウ流域で欧州最古の遺跡を発掘してから10年―――キートンはウィーンで講演を行っていた。
ようやく考古学一本で認められるようになったのだ。
そこで、オプの仕事から引退を決めたキートンはダニエルとの事務所を閉鎖する。

閉鎖手続きに伴う残務処理の報告がてらダニエルがキートンを訪ねて来た。
が、そこはダニエル。
それだけで済む筈がない。

こうして、キートンに新たな仕事が舞い込むのだった。

今度の仕事は修道院からの依頼。
そこで保護した女性がカリムという男性について調べて欲しいと訴えているらしい。
なんでも、女性はカリムに保護され命を助けられた。
だが、シスターによれば、女性は人身売買の被害者でカリムも保護した上で売るつもりだったに違いないと主張したのだ。
当のカリムは女性を庇い、何者かに刺され重体となっていた……。

カリムのルーツを追ったキートンはある事実を突き止める。
大慌てで駆け戻るキートン。

その頃、修道院では女性が姿を消し大騒ぎになっていた。
カリムを餌に誘き出されたのだ。

何とか保護するキートンだったが、そこに襲撃者が現れる。
実は女性は人身売買時、とある国の大統領候補に買われていた。
スキャンダルを恐れたその候補が口封じを目的に女性を狙っていたのだ。
その意を受けてスコップを投げつけて来る刺客を倒したキートン。

カリムを襲った刺客は彼だった。
つまり、カリムは女性を守っていたのだ。

キートンはカリムの過去を語る。
カリムは娘をその恋人に売り飛ばされていた。
以来、娘の消息を捜し転々としていたところ、彼女に出会った。
娘と同じ境遇の彼女は、カリムの目には娘と同じように見えたのだろう。
カリムは命懸けで護ったのだ。

娘の代わりにと、カリムに感謝する彼女。
カリムの頬には涙が伝っていた―――エンド。

<感想>

些か画風が変わっているものの、「MASTERキートン」のテイストは健在。
本作は長崎先生のシナリオと浦沢先生のあの画が肝。
ネタバレあらすじでは本作の良さは伝えられていません。
是非、「ビッグコミックオリジナル」本誌をご覧になって頂きたい。

そして、次回は2012年5月に掲載予定とのこと。
百合子は太平は今どうしているのか……要注目!!

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