2012年03月28日

「人喰い研究所殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「人喰い研究所殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!
それと現時点での犯人候補を挙げています。
詳しくは本記事下部にある「感想&推理」をどうぞ!!


「人喰い研究所殺人事件」登場人物一覧:

金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。

緑川繭:研究所所長、眼鏡がチャームポイントな金田一たちの中学時代の同級生。
中神深志:副所長、繭を覗けば本エピソード唯一の眼鏡。
小鷹美苗:研究員、鷹の名は伊達じゃない!?目つきが鋭い美女。
財前乙彦:観光客、あやねのツレ。今のところ影が薄い。
谷瀬あやね:観光客、財前とのコンビではこっちが主導権を握ってそう。
葉島秋也:研究所管理人、渋めのおっちゃん。
麻木根司:宿泊者、宝探し目的な人1。
鰐部鋭介:宿泊者、宝探し目的な人2。第1の被害者。

<4話あらすじ>

〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中学時代の同級生・緑川繭に会うために「仁久井村」を訪れた金田一と美雪。
そこは昭和の面影を色濃く残す村だった。

旧友との再会を喜ぶ金田一たち。
だが、その夜、村へ通じる唯一の吊り橋が何者かにより焼き落とされてしまう。
しかも、元研究所員である鰐部が謎の転落死を遂げるのだった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

鰐部の死は自殺なのか?
不審に思う金田一に、中神から過去の鰐部の自殺未遂が語られる。
それは緑川所長の自殺と重なっていた。

当時、自殺したのは5人。
うち、2人は実際に死亡し、残る3人は命を取り留めていた。
死亡したのは緑川所長と葉島の弟。
助かったのは、鰐部、麻木根、谷瀬の3人。

まず、葉島が渡り廊下から身を投げて自殺。
次に鰐部がガス自殺するも、発見が早く命を取り留めた。
そして、谷瀬が睡眠薬により自殺未遂。
このときも、谷瀬から中神に連絡が入り助かった。
その後、麻木根が手首を切ったが、これも発見が早く助かった。
最後に、緑川所長の焼身自殺が起こったのだ。

中神によれば、「“無尽藻”に人を狂わせる何らかの作用があるのでは」とのことだが……。
金田一も美雪も妙な夢を見たことを思い出す。

中神の提案で、気分転換も兼ねて今日もカラオケに勤しむことになった一同。
金田一と美雪は乗り気である。
中神は繭を誘うべく、黒電話から連絡を入れる。

繭は“無尽藻”を観察する必要があり動けないらしい。
中神は外界でも“無尽藻”が機能するよう環境ストレスを与えればと提案するが……。

その間に、他のメンバーを誘いに向かう金田一たち。
谷瀬は、部屋の奥に居る財前(姿は見えない)を誘ってからと返答。
小鷹は奇妙な箱の蓋を閉めながら、これも参加を約束。
ここで、葉島の前に麻木根に声をかけようとするが……。

そこで、部屋から溢れ出る水に気付く。
何か起こっているのではないか?

驚き慌てた金田一は、其処に現れた葉島と共に部屋へ突入。
湯船に沈む麻木根を発見する。
どうやら、手首を切ったらしい。

葉島を残し、助けを呼びに動く金田一。
中神が医者への通報を請け負うが、戻ってみれば麻木根は既に絶命していた。

鰐部に続き、自殺を疑う研究所のメンバー。
だが、1人、金田一のみは「殺人だ!!」と断言するのだった―――5話に続く。

<感想&推理>

……と、4話はだいたいこんなところでした。

2人目の被害者は麻木根となりました。
緑川所長自殺時の状況も明らかに。

当時の5人とは葉島弟、鰐部、麻木根、谷瀬、緑川所長とのこと。
まず間違いなく助かった3人は、実は他殺である死を自殺に見せかけるべく偽装したのでしょう。
順番から考えると事の発端は葉島弟か?
緑川所長の死が他殺だとして、葉島弟までもが他殺かどうかがポイントになりそうな予感。
これまで、緑川の死に関してもう1人が口封じされたと考えていましたが、逆の可能性も浮上。
あるいは、葉島弟の自殺に便乗し、緑川所長を殺害したか。

ここらは今後次第ですね。

でもって、中神がどうも事件を“無尽藻”の作用の方向に持って行きたがっている様子。
なお、怪しいなぁ……。

そして、小鷹の持つ謎の箱。
歴代の箱を持つ女性に小鷹も名を連ねそう。

では、麻木根殺害のトリックについて考察していきましょう。
今回も鰐部殺害と同じくアリバイトリックが主軸の模様。
となると、確実にアリバイのある人物こそが犯人。

各人のアリバイを見ると……。

緑川繭:無尽藻のプラントに居た。
中神深志:前半は金田一たちと一緒、後半は繭に電話していた。
小鷹美苗:自室に居た。
財前乙彦:不明(谷瀬と共に自室に居た?)。
谷瀬あやね:自室に居た。
葉島秋也:研究所内を移動。
麻木根司:被害者。
鰐部鋭介:既に死亡。

この時点でアリバイが確認できない葉島、財前、小鷹、谷瀬は排除ですね。
でもって、鰐部、麻木根も当然ない。

残るは繭と中神のみですね……。
やっぱり、中神が怪しい。

中神のアリバイは繭と音声通話していたこと。
ということは、場所移動しながら通話できれば問題ないワケで。
そこにトリックが隠されているとみて良いかな。
だからこそ、携帯が使えない設定が活きて来る。

となると、もう1つの設定である「ネットは使える」が重要性を持ちそう。
回線が大きな意味を持ちそうな予感。
ひょっとして、黒電話をIP電話に飛ばしたとか?

一方で、繭を犯人とするのならばもっと簡単な方法がある。
黒電話はプッシュ式ではなくダイヤル式なので、ナンバーをずらすことが出来る。
プラントの電話番号と麻木根の部屋の電話番号が1つずつずれていれば、中神に錯誤させることも不可能ではない。

ただ、この方法はやっぱりどこか無理がある。
そうすると、自然なのは中神がトリックを仕掛けた場合か。
電話をかけたのは中神本人だし、繭の性格からプラントを離れないと予測も出来るだろう。
鰐部殺害に引き続き、どうにも中神が犯人ぽくなる……IP電話来るか?

もしも、中神が犯人だとすると財前が“怪盗紳士”或いは“高遠”の可能性も高まるか……?

で、当の「仁久井村(ひとくいむら)」ですが、「にくいむら」とも読めますね。
他にも「ヒト」と読ませる漢字があるにも関わらず、わざわざ「仁」の一字を使っていることから意味ありげ。

第5回の展開がどうなるか、要注目!!

◆「人喰い研究所殺人事件」関連過去記事
「人喰い研究所殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

「人喰い研究所殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

【犯人断定!?】「人喰い研究所殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)

◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)

・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)

シリーズの1つ「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(上)(週刊少年マガジンKC)





「金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)」です!!
金田一少年の事件簿 錬金術殺人事件(下)(週刊少年マガジンKC)





◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。


◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。


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