2012年04月11日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第80話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第80話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧:

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。泰成すらも信用していないようだが……。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

<第80話あらすじ>

〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜

事件の鍵を握るであろう響子に会うべく、フェリーにて沖縄へと向かう大和。
途中、旧紙幣盗難に遭うなどトラブルに巻き込まれるが無事に切り抜ける。

いよいよ、沖縄へ到着。
響子が営むバーを捜す大和たちの目の前に車上荒らしの罪で海兵隊員に咎められる中学生の男女の姿が!!
未来は思わず助けに飛び出すが……。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

中学生を助けるべく衝動的に飛び出した未来。
序盤こそ奇襲が功を奏し優勢に進めるが……相手はプロの軍人である。
あっさりと捕まってしまう。

未来の危機を見過ごすことの出来ない大和は一計を以て彼らを制しようと考える。

物陰から姿を見せるや相手を挑発する大和。
その手には携帯電話が握られていた。
しかも、画面上にはこれまでの経緯が動画として残されていた。

「これをインターネットに流されたくなければ、痛み分けとして終わりにしよう」と持ちかける大和。
だが、大和を以てしても相手を読み違えていた。

それに怯むどころか、寧ろ卑怯な行為として憤ってしまったのだ。
圧倒的な格闘経験を持ち、勢いそのままに突進して来るプロを躱すことは出来ない。
こうして大和も相手に捕まってしまう。

殴りつけられた大和。
このまま万事休すかと思いきや―――そこへ1人の女性が仲裁に現れる。

彼女を見た男たちは口々に「キョウコ」と口にする。
彼女こそ、大和たちが捜していた目的の響子だったのだ―――81話に続く。

<感想>


響子登場!!


沖縄篇第3回。
捜し人が向こうから現れるとの展開に!!
響子登場です。

「情けは人の為ならず」とは言うものの、此処で響子が見つかるとは。
そして、この響子が意外な影響力を持っている様子。
相手が動きを止めるくらいには影響を与えています。
少なくとも海兵隊員相手には顔役なのかな。
バーの経営者だからでしょうかね。
次回は、響子が事態の収拾を図りそうです。

前回、今回の騒動が過去編での雄大と竜の出会いに似ていると述べました。
あれで言うと、竜の立場が中学生。
助けに現れた雄大の立場が、大和と未来。
そして、最後に出て来て場を収拾していることから当時の東海林の立場が響子となりそうです。
真玉橋は未だ出番なしか。
仮にこのモチーフが有効であるとすると、今回の海兵隊員は土門のような立場になるのかもしれません。
ということは、今後の協力者候補!?

そういえば、大和の秘策が失敗に終わっている点も、雄大のときと似ていますね。

で、今回で特に気になったのは大和が未来のことを「正義感が強過ぎる」と評した点。
未来は大和にとっての光だからこそだと思うのですが、確かに些か無鉄砲な行動にも思われます。
やはり、大和と未来を合わせて1人前となるのでしょうか。
先の秘策が破れた点も合わせて、今回については年相応の大和が見られたかなぁ……という感想。

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和たち(水原含む)
A沢田たち(眼鏡男、関口)
B雄大一派(雄大死亡!?)
C泰成一派(義父の鈴木)

Aの沢田たちも眼鏡男と沢田の間には含みがある様子。
Cの泰成と義父の間もいろいろあり、決して一枚岩とは言え無さそう。

以上のように争いは3つ巴から4つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
81話に期待です!!

ちなみに、2012年3月6日に「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第7巻が発売。
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◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

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