ネタバレあります、注意!!
それと現時点での犯人候補を挙げています。
詳しくは本記事下部にある「感想&推理」をどうぞ!!
「人喰い研究所殺人事件」登場人物一覧:
金田一:主人公。最終エピソードまで犯人にも被害者にもならないでしょう。
美雪:言わずと知れた金田一少年のベストパートナー。最終エピソードまで犯人にも被害者にも(以下略)。
緑川繭:研究所所長、眼鏡がチャームポイントな金田一たちの中学時代の同級生。
中神深志:副所長、繭を覗けば本エピソード唯一の眼鏡。
小鷹美苗:研究員、鷹の名は伊達じゃない!?目つきが鋭い美女。
財前乙彦:観光客、あやねのツレ。今のところ影が薄い。
谷瀬あやね:観光客、財前とのコンビではこっちが主導権を握ってそう。
葉島秋也:研究所管理人、渋めのおっちゃん。
麻木根司:宿泊者、宝探し目的な人1。第2の被害者。
鰐部鋭介:宿泊者、宝探し目的な人2。第1の被害者。
<5話あらすじ>
〜〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
中学時代の同級生・緑川繭に会うために「仁久井村」を訪れた金田一と美雪。
そこは昭和の面影を色濃く残す村だった。
旧友との再会を喜ぶ金田一たち。
だが、その夜、村へ通じる唯一の吊り橋が何者かにより焼き落とされてしまう。
しかも、元研究所員である鰐部が謎の転落死を遂げる。
不穏な空気に包まれる中、今度は麻木根が死亡して……。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
麻木根の死を殺人だと断ずる金田一。
だが、繭を筆頭に研究所の面々にはアリバイがあった。
小鷹は葉島を呼んだ。
谷瀬と財前は部屋の中に居たらしい。
谷瀬は麻木根死亡推定時刻に財前が居たことを繰り返し強調するが……。
そして、繭と中神は通話中。
葉島は殺人を否定し、「ヒトクイ」による被害だと主張する。
だが、金田一は殺人であることに確信を抱いていた……。
美雪と共に繭と会話する金田一。
そこで、繭が父親から預かった暗号を教えられる。
それは、「坂本竜馬の写真」と―――
「なんでもわかっていると思う君に、お父さんからプレゼント
毎日四六時中、勉強机の上において見ていれば
きっとわかるときが来るよ。」
と書かれたメールだった。
意味が分からず首を傾げる一同。
その頃、無尽藻の培養室に居た中神が何者かに襲われていた……。
研究室の鍵について中神に確認しようとした金田一たちは連絡が取れないことに気付く。
駆け付けてみると、気絶した中神の姿が……。
目覚めた中神によれば何者かに襲われ、気絶していたらしい。
慌てて研究室を確認すると、そこは盗人が入ったように荒らされていた。
局所地震であると説明する小鷹。
この研究所ではよくあることらしいが……。
その夜、美雪と共に部屋へ戻った金田一は低周波による共振現象を体験する。
どうやら、風力発電への切り替え時に低周波が発生しているようだ。
これが悪夢や不快感の原因なのだろう。
ハッと気付く金田一。
鰐部の部屋に散乱していたフラスコの破片が記憶に甦ったのだ。
鰐部にも同じ現象が起こったのではないか。
目の前で、共振現象によりフラスコが割れた鰐部は恐怖に駆られ逃げ出そうとし、渡り廊下が撤去されたことを忘れ転落死したのだ。
これには、渡り廊下の扉を固定していた鍵を予め破壊した人物が居る。
つまり、鰐部もまた殺害されたのだ―――6話に続く。
<感想&推理>
……と、5話はだいたいこんなところでした。
鰐部が遠隔殺人であることが明確になりました。
とはいえ、金田一少年の推理ミスである可能性も未だ残されていますが……。
ただ、現在のところはこの推理に沿って考えて良いのではないでしょうか。
中神襲撃犯は財前でしょうね。
谷瀬と共に「緑川所長の遺した宝(緑川因子)」を捜しているのでしょう。
当然、麻木根殺害時にも研究所内をうろついていたと考えられます。
1話(2話も)にて谷瀬が外界との連絡手段である吊り橋を焼いたのも、研究所に留まる為の口実づくりで確定でしょう。
つまり、殺害犯とは別。
やはり、谷瀬と財前は容疑圏外と考えるべきか。
今回、襲撃された事も加えて、依然として中神が容疑者トップで動かず。
でもって、繭から新たな暗号が。
それが、「坂本竜馬」と「四六時中」のメッセージ。
「なんでもわかっていると思う君に、お父さんからプレゼント
毎日四六時中、勉強机の上において見ていれば
きっとわかるときが来るよ。」
ポイントは「四六時中」か。
四時、六時を4字、6字に置き換えて、メッセージ中の4文字目と6文字目を拾って行くとか、やってみたけど意味のある文章にならない。
では、「四時と六時の中なので五時に勉強机の上で何か起こる」という意味ではどうか。
でも、これだと「四六時中」以外のメッセージの意味がない……苦しい気がする。
第一、坂本竜馬が解明出来ていない。
メッセージに意味がある筈なのだが……。
前の暗号と解法上関連しているのだろうか……。
今回のメインテーマは殺害トリックよりもむしろ暗号のような気がしてきた。
今後もこの路線で行くのだろうか……不安。
で、当の「仁久井村(ひとくいむら)」ですが、「にくいむら」とも読める。
他にも「ヒト」と読ませる漢字があるにも関わらず、わざわざ「仁」の一字を使っていることから意味ありげ。
これも何かに関連するか?
第6回の展開がどうなるか、要注目!!
◆「人喰い研究所殺人事件」関連過去記事
・「人喰い研究所殺人事件」第1話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「人喰い研究所殺人事件」第2話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・【犯人断定!?】「人喰い研究所殺人事件」第3話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
・「人喰い研究所殺人事件」第4話(「金田一少年の事件簿」、講談社刊「週刊少年マガジン」連載)ネタバレ批評(レビュー)
◆シリーズ関連過去記事
・「金田一少年の事件簿」より「ゲームの館殺人事件」のまとめはこちら
「ゲームの館殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・「金田一少年の事件簿」より「錬金術殺人事件」のまとめはこちら。
「錬金術殺人事件」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・同じく「高度1万メートルの殺人」のまとめはこちら。
「高度1万メートルの殺人」まとめ(「金田一少年の事件簿」より)
・さとう先生による読み切り「トキメキトキナ消失宣言」のネタバレ批評(レビュー)はこちら。
「別冊少年マガジン」(講談社)より「トキメキトキナ消失宣言」ネタバレ批評(レビュー)
◆金田一少年の事件簿シリーズコミックはこちら。
◆金田一少年の事件簿シリーズ映像作品はこちら。
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