2012年04月11日

水曜ミステリー9「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎!新潟佐渡〜山形酒田殺人航路 故郷捨てた男!母娘の30年と想い出の味が暴く白昼放火と殺人トリック(麺好き記者が挑む!連続不審火&殺人事件 天津麺が暴く真犯人)」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎!新潟佐渡〜山形酒田殺人航路 故郷捨てた男!母娘の30年と想い出の味が暴く白昼放火と殺人トリック(麺好き記者が挑む!連続不審火&殺人事件 天津麺が暴く真犯人)」(4月11日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

相当な麺通ゆえに“麺食い記者”と呼ばれている大和新聞の記者・宮沢賢一郎(島政宏)は、「自家製麺比率」日本一と言われている町、山形県酒田の支局に赴任した。庄内海岸で男性の殺害遺体が発見されたとの一報を受け、宮沢は取材に向かう。
遺体の首にはワイヤー状の物で絞められた跡があり、身元のわかるものはすべて持ち去られていた。宮沢は被害者の締めていたネクタイの柄から製造元を割り出し、その顧客であった美園協立銀行の融資担当部長・前田(河西健司)が被害者であることを突き止める。さらに、遺体の写真を見た宮沢は、首にクラゲが付着していたことにひっかかりを覚える。前田は警視庁捜査二課が追っていた株の不正取引疑惑のカギを握る人物であったことから、管理官の田名部(渡辺いっけい)が東京から捜査に加わる。田名部とは旧知の仲であった宮沢は、ラーメン好きの田名部の立ち回り先を見越して、酒田一有名なラーメン店で田名部を待ち伏せ、接触を図る。
その後、上司から事件現場近くの老人ホーム「サンセットコースト」の広告記事執筆を命ぜられた宮沢は、社長の阿波野(冨家規政)、専務の有田(徳井優)との面会を終えた後、遺体の第一発見者である職員の井上(大地康雄)を見つけ、声をかける。実は井上は、30年前に酒田で起きた商店街火災で放火の疑いをかけられた男であり、その捜査を担当したのは今回の絞殺事件の捜査責任者である酒田警察署警部・境三郎(本田博太郎)だった。当時ラーメン店に勤めていた井上はその後東京に移り住んだが、1年前に酒田に戻ってきており、それ以来、酒田で連続放火事件が起き始め、現場の一つでは防犯カメラに井上の姿が映っていたことから、警察は井上の動きをマークしていた。
やがて、遺体の凶器が遺体発見時に井上が使用していた釣糸と同一だったことが判明し、境は井上の取調べに乗り出す。実は、井上は以前東京の家具店でクレーム処理を担当していたが、前田の強硬なクレームが原因でそこを解雇されていた。しかし、遺体発見時に井上は前田の身元を「知らない」と答えていたことから、境は井上への疑念を強める。
宮沢は、遺体に付着していたクラゲが庄内海岸にはいない「ギンカクラゲ」という種であり、先日佐渡島にその死骸が大量に打ち寄せられていたことから、遺体は佐渡で殺害され庄内海岸に遺棄されたものであると考える。同じ頃にサンセットコーストは佐渡で入居者を募るツアーを行っており、サンセットコーストが田名部の追っていた株の不正取引に関与している疑いも発覚したことから、宮沢と田名部は佐渡に向かい、前田が死亡推定時刻の1時間ほど前に社長の阿波野と一緒に島内にいた事実を突き止める。同時刻に庄内海岸にいた井上の疑惑は晴れるが、阿波野も死亡推定時刻にはすでにフェリーに乗船しており、また、専務の有田もその頃酒田にいたことから、容疑者の特定は行き詰まっていまう。
一方、井上の過去を追う宮沢は、サンセットコーストでヘルパーをしている河本沙織(中村映里子)と、その母で入所者である河本涼香(萩尾みどり)が井上の過去に関わりを持っていることを知るが…。
殺人事件、1年前から酒田で多発し始めた放火事件、そして、30年前の商店街火災の真相は…?
(公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……

3年前、ある企業が不正を行った。
捜査は上層部の圧力で打ち切られたが、たった2人だけ屈しなかった男たちが居た。
当時のトップ記者であった賢一郎と刑事の田名部である。

2人は志をひとつにし、あるラーメン屋で張り込みを続けた。
何日も何日も張り込みは続き、賢一郎は毎日ラーメンを田名部に振る舞った。
その甲斐あって、田名部が賢一郎同様のラーメン通に成長した頃、遂に新たな証拠を掴むことに成功。
社長を告発することに成功した。
ところが、社長は家族と共に心中してしまう。
これを気に病んだ賢一郎は以来、トップ記者を辞めたのだと言う。

前田殺害の捜査が進む中、「サンセットコースト」の取材を始めた賢一郎。
東京出身と語る専務の有田は醤油ベースの天津麺を「故郷の味」と喜ぶ。

「サンセットコースト」の親会社が「トップデライト」であったことが判明。
さらに、前田のネクタイから加賀小紋の篠山光悦の存在が浮上。
彼を訪ねた賢一郎は「サンセットコースト」社長の阿波野と前田の繋がりを知る。

だが、阿波野には前田殺害当日に、前田と別れフェリーに乗っていたとのアリバイがあった。

一方、30年前の商店街放火事件と今回の連続放火事件の犯人として境に追われる井上。
彼は30年前に焼失した伝説のラーメン屋である「水木軒」の再興を目的としていた。
その為にあちこち食べ歩いていたのだが、その先々が放火の対象となっていた。
なおさら、疑われる井上。

沙織の母・鈴鹿も井上に何かあるようで……。

ところが、天津丼を見ていた賢一郎が急に真犯人に気付く。
一方、田名部は真犯人の前田殺害におけるアリバイトリックを見抜いていた。
情報を共有した2人、賢一郎はホイールに反射する光から今回の連続放火事件の真相をも看破する。

真犯人は専務の有田だった。
有田は元トップデライトの社員で大阪出身。
有田の妻は7年前に謎の自殺を遂げており、その復讐だと言う。

賢一郎が有田を疑ったのは有田が大阪出身だと分かったからだ。
彼は、天津麺を食べる際に「故郷の味だ」と語っていた。
だが、その際に彼が口にしていた天津麺は醤油ベースだった。
天津麺は、東京ならば「ケチャップライス」。
大阪ならば、「醤油ベース」なのだ。
つまり、有田は大阪出身となる。
何故、嘘を吐いたのか?

実は前田も大阪に居たことがあった。
2人は大阪時代に面識があったのだ。

アリバイトリックについては、有田はクルーザーで直接現地へ乗り込んだとのものだった。
そこで前田を殺害したのだ。

あくまで犯行を否定する有田だが、佐渡にしか生息しないギンカクラゲがクルーザーの甲板に付着していたことが決め手となった。

さらに、井上に水木軒再興を持ちかけたのも有田だった。
井上に罪を着せる為に、その行動をコントロールする目的だったらしい。

火災現場の写真から有田が使用した車も発見されていた。
有田は車のホイールに日光を反射させ、黒いゴミ袋に火をつけ連続放火していた。
収斂火災を狙ったのである。
有田の最終目的はホームに放火すること。
ホームには150億円の保険がかけられていた。

井上と前田の過去のトラブルを知った有田は今回の犯行を思い付いたと言う。

過去、大阪で会社に勤めていた有田。
独立資金を求め、前田に融資を求めたところ、前田から妻との離婚を要求された。
有田の妻は殺人犯の娘だったのだ。
これを拒否した有田。
有田の妻は夫を気遣い、離婚を申し出たが受け入れられないと知ると自殺してしまった。

こうして、有田は逮捕された。

井上が疑われていた30年前の商店街放火については、遺留品の煙草の鑑定結果から井上とは別人の犯行と判明。
境は井上に謝罪する。

井上が酒田に戻って来たのは兄弟子の妻である鈴鹿を気遣ってのことだった。
30年間、井上は鈴鹿たちに金銭的支援を続けていたらしい。

水木軒の暖簾を密かに守り続けていた鈴鹿。
井上は暖簾を手渡されると、水木軒の再興を託されるのだった。

「おかえりなさい、井上さん」
鈴鹿の言葉を聞いた井上は男泣きに泣き始める。

翌日、賢一郎の書いた記事の見出しはこうである。
「故郷を想い続けて30年、商店街火災の疑い晴れる」

水木軒は井上の手で再建された。
一番に駆け付けた賢一郎は大いに満足すると「東京に居る妻にも食べさせたい」と洩らすのだった―――エンド。

<感想>

原作は、相場英雄先生『みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 佐渡・酒田殺人航路』(双葉社刊)。

<あらすじ>

新聞記者の宮沢に、老人ホームの取材を名目として異動の辞令が発せられる。同じ頃、東京では上場不動産開発業者の特別背任の疑いが持ち上がり、警察が動いていた。老人ホームと背任事件。異なる2つの点が、殺人事件をきっかけに線になる。
(双葉社公式HPより)


では、ドラマ感想を。

いろいろと無茶があると思いますが、これが本作のカラーなのだろうと思えばギリギリ許せる範囲……は超えているな。
幾つか不満点がある。

愚痴るよ!!
読むと不快になる恐れがあります、注意!!


物凄くバランスが悪い気がした。
謎の解明がラストに集中することは望むところなのですが、思わせぶりな伏線の割には突拍子もない結果が連続して並ぶと脱力する。
ただ並べれば良いというものではないということを本作はその身を以て教えてくれたのだと思う。

「水木軒」の再興、30年前の商店街放火、前田の殺害、今回の連続放火、背任事件が直接的に関係性がないのも酷い。
(例えば、連続放火は保険金目的、前田殺害は復讐と動機もバラバラ。背任事件も殆ど本筋と関係ない。)
全く関係のないストーリーを並行して見せられた感じだ。
各エピソード自体もぶつ切りだったのも、何が何やら。
何がテーマなのか、何が伝えたかったのか分からない……。

他にもイロイロあった筈だが、どうでもよい気がしてきた。
わざわざ記録するのが面倒だ。
それくらい脱力する作品だったとのみ覚えておく。
いや、忘れた方がいいか……。
もっと、他に覚えておくべきものがある筈だ。

これをシリーズ化されることには大いに抵抗がある。
だが、シリーズ化しそうだなぁ……。

◆関連過去記事
秋田魁新報にて「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 誤認」(相場英雄著、双葉社刊)が取り上げられました。

<キャスト>

宮沢賢一郎:嶋政宏
田名部昭治:渡辺いっけい
河本沙織:中山エミリ
境三郎:本田博太郎
有田義:徳井優
松尾希美:中村映里子
阿波野善作:冨家規政
草刈泰文:中西良太
前田耕二:河西健司
河本涼香:萩尾みどり
井上不二夫:大地康雄 ほか
(公式HPより転載、順不同、敬称略)


「佐渡・酒田殺人航路―みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 (双葉文庫)」です!!
佐渡・酒田殺人航路―みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 (双葉文庫)





「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 誤認」です!!
みちのく麺食い記者 宮沢賢一郎~ 誤認 (双葉文庫)





「完黙 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥津軽編」です!!
完黙 みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥津軽編 (小学館文庫)





「みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥会津三泣き 因習の殺意」です!!
みちのく麺食い記者・宮沢賢一郎 奥会津三泣き 因習の殺意 (小学館文庫)





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