大賞に選ばれたのは、三浦しをん先生『舟を編む』(光文社)でした。
三浦先生、大賞受賞おめでとうございまず!!
なお、「本屋大賞2012」の順位については次の通りです(公式HPより、敬称略)。
1位:「舟を編む」三浦しをん(光文社)
2位:「ジェノサイド」高野和明(角川書店)
3位:「ピエタ」大島真寿美(ポプラ社)
4位:「くちびるに歌を」中田永一(小学館)
5位:「人質の朗読会」小川洋子(中央公論新社)
6位:「ユリゴコロ」沼田まほかる(双葉社)
7位:「誰かが足りない」宮下奈都(双葉社)
8位:「ビブリア古書堂の事件手帖−栞子さんと奇妙な客人たち」三上延(アスキー・メディアワークス)
9位:「偉大なる、しゅららぼん」万城目学(集英社)
10位:「プリズム」百田尚樹(幻冬舎)
ミステリ系では『ジェノサイド』の2位がトップでした。
ちなみに翻訳小説部門は次の通り。
1位:『犯罪』(フェルディナント・フォン・シ−ラッハ著、酒寄進一訳、東京創元社刊)
2位:『紙の民』(サルバド−ル・プラセンシア著、藤井光訳、白水社刊)
3位:『メモリーウォール』(アンソニー・ドーア著、岩本正恵訳、新潮社刊)
3位:『忘れられた花園(上・下)』(ケイト・モートン著、青木純子訳、東京創元社刊)
『犯罪』と『忘れられた花園』は2012年のミステリランキングでよく見かけた作品でしたね。
・2012年(2011年発売)ミステリ書籍ランキングまとめ!!
さて、此処で「本屋大賞」についてご説明。
「本屋大賞」といえば、「売り場からベストセラーを作る」をテーマに創設された賞で今回が9回目。
2008年受賞の伊坂幸太郎先生「ゴールデンスランバー」や2009年受賞の湊かなえ先生「告白」など、受賞作の多くがベストセラーになると共に、ドラマ化や映画化されることでも有名。
2011年受賞作『謎解きはディナーのあとで』はドラマ化もされ、作者の東川篤哉先生は一躍世に広く知られるようになりました。
というわけで、2012年度は三浦しをん先生作品が注目を集めることになりそうです。
特に受賞作『舟を編む』はドラマ化(映画化)もあるかもしれませんね。
それにしても、最近は光文社さんの作品が注目を集めていることが多いような気がします。
光文社さんも要注目ですね!!
◆関連過去記事
・「本屋大賞2011」受賞作決定!!栄冠は「謎解きはディナーのあとで」、映像化の話題も浮上!?
・2010年本屋大賞決定!!大賞は冲方丁さん「天地明察」!!
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