ネタバレあります、注意!!
2013年秋にスペシャルドラマ『零』と完結編映画『結』が公開されることが明らかになった「SPEC」。
・「SPEC」が2013年秋に『零』と『結』にて完結するとのこと。
そんな中、「ヤングエース」で連載されていたもののコミック版「SPEC〜零〜」読みました。
これは、ドラマ版「SPEC」の前日譚を描いたもの。
当ブログでも過去に1話のみですがネタバレ批評(レビュー)していますね。
・「SPEC〜天〜零(プレリュード)」(ヤングエース連載)1話ネタバレ批評(レビュー)
というわけで、今回はこのコミック版すべてをネタバレ批評(レビュー)していきたく思います。
もちろん多くのネタバレを含みますので、回避されたい方は注意!!
<ネタバレあらすじ>
・1話あらすじはこちら。
「SPEC〜天〜零(プレリュード)」(ヤングエース連載)1話ネタバレ批評(レビュー)
身体に傷がなく、臓器のみを破壊される連続殺人事件が発生。
SPECホルダーの仕業であると察した当麻たちは犯人を追う。
一方、一もまた西田敏行似の支部長・ディアブロの依頼で犯人を追っていた。
その傍らにはあのフード男の存在も。
フード男は当麻を泳がせておくことでSPECホルダー確保を狙う。
一はそんなフード男を「みみっちい」とせせら笑う。
明らかに、一はフード男の力を侮っていた。
だが、このフード男の力は軽んじるべきものではなかったのである。
腹を立てたフード男は背後から静かに近付くと一の頭部へ拳を押し当てる。
そのまま、一の記憶を書き換え始めるフード男。
そう、彼の正体こそ地居であった。
地居は一の記憶を弄り、両親殺害の犯人を当麻に置き換える。
もちろん、一はそんなこととは知らない。
当麻への復讐心を募らせた一は、彼女の殺害を決意。
やり過ぎたと後悔する地居の制止を振り切り、殺害に赴く。
タクシーで移動していた当麻と野々村。
時を止めた一は、運転手を安全な場所に移すと接着剤を用い当麻を車内に固定。
そのまま車を暴走させる。
その先にはガソリンスタンド、衝突させ爆発させるつもりだ。
殺害成功を確信し、その場を後にする一。
時が動き出し、自身の置かれた状況に気付いた当麻は驚き慌てる。
逃げ出そうとするが、身体が固定されており動けない。
もう駄目だ……近付くガソリンスタンドに諦めかけたそのとき。
1人の女性が立ち塞がった。
暴走していた車は、彼女を守るように急停止する。
女性の名はナンシー大関。
電子機器を操るSPECホルダーで、当麻の海外での親友である。
同じく仲間である未来予知のSPECホルダーの予知により、当麻の危機を察知し駆け付けたのだ。
ナンシー大関は敵が一と呼ばれる強敵であることを伝える。
当麻はナンシーと共にこれに対抗しようとするが……。
ナンシー大関は1人、一との対決に挑む。
勝てないまでも後に続く当麻へ一打倒のヒントを遺すつもりなのだ。
電子機器で包囲した密室に一を誘き寄せたナンシーだったが、一に勝つことは出来なかった。
全身何十ヶ所とナイフで刺され死亡した凄惨な姿で発見される。
その刺し傷はすべて同時に同じナイフにより刺された傷口であった。
ナンシーを失った当麻は沈み込み、その心の隙を地居に突かれ記憶を改竄されてしまう。
当麻は地居と恋人同士だったと思い込む。
謎の臓器破壊連続殺人事件の犯人を調べていた当麻は上野真帆という少女に注目する。
真帆は家族をディアブロの組織に殺害され、現在では車椅子で生活していた。
今回の事件の被害者は全員がこの関係者だったのである。
被害者たちは皆、至近距離から無防備に殺害されていた。
車椅子の真帆に油断したからに違いない。
矢先、ディアブロ本人が真帆に狙われることに。
だが、ディアブロには一が居た。
真帆は一により惨殺されてしまう。
ナンシーを殺され、真帆を助けられなかった当麻は自身のSPECを解放する。
これに得体の知れない恐怖を覚えた一は逃走することに。
当麻はディアブロを捕えると、一との決戦場を用意する。
当麻のSPECは死亡したSPECホルダーの力を借りること。
真帆の無念をディアブロに対し晴らすと、当麻はナンシーの能力を使い周囲に地雷原を構築し一を追い詰める。
時間を操る一。
空間を操る当麻。
2人の対決を白い服の男が見守る。
気絶した一に手錠を架ける当麻。
だが、一瞬の隙を突き意識を取り戻した一は自身のSPECで脱出。
この際、手錠を外せなかった一は当麻の腕を引き千切る。
ドラマ本編で当麻の腕が包帯に包まれていたのはこの為であった。
一に逃走を許し、自身の腕を失った当麻。
無敵の王である筈が思わぬ屈辱を与えられた一。
こうして、当麻と一の第一ラウンドは終わりを告げた。
姉弟と知らない2人は互いを倒すべき敵と認識する。
数週間後、当麻のもとへ瀬文という男が関わる事件の噂が届く。
これを一の仕業と考えた当麻は彼を仲間に迎え入れるよう野々村に提案するのであった―――ドラマ版「SPEC」へ続く。
<感想>
「SPEC」ドラマ本編の前日譚となっている『SPEC〜零〜』。
当麻が腕を包帯で吊るした理由と、後の暗躍に繋がる地居の行動などが描かれました。
本作単独ではなく、ドラマ版視聴者が対象の作品と言えると思われます。
『SPEC〜零〜』は先述した通り、2013年秋にスペシャルドラマ化が予定されています。
このコミックの内容がドラマ化されるとなると……たかまるぅぅぅぅぅ。
特に1話に登場した柴田がどうなるのか……注目です。
もっとも、ありそうなところで逆光で顔が見えないパターンのような気はするが。
一方、「SPEC」がハリウッドにて連続ドラマでリメイクされる計画があるとの報道が以前に為されています。
2012年4月1日に放送されたスペシャルドラマ「翔」のラテ欄に「ハリウッドも注目のあのドラマ」とあったのはこの為です。
続報が聞こえて来ませんが、気になりますね。
・「SPEC」がハリウッドリメイクされるらしい……とのこと!!
◆関連過去記事
【翔・天ノベライズ版】
・『SPEC〜翔〜』(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『劇場版 SPEC〜天〜』(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
【コミカライズ版】
・「SPEC〜天〜零(プレリュード)」(ヤングエース連載)1話ネタバレ批評(レビュー)
【ドラマ版まとめなど】
・ノベルス版ネタバレ書評(レビュー)など過去記事へのリンクです。
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」(TBS系、2010年)まとめ
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿〜翔 ハリウッドも注目のあのドラマが完全新作で帰ってきた!全ての謎が今、明かされる」(4月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「SPEC」の物語がスタート!!
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」第1話「魔弾の射手!!」(10月8日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・1話から3話(脇、桂、林)までのシナリオはこちら。
「SPEC I」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・4話から6話まで(古戸事件&海野の陰謀)のシナリオはこちら。
「SPEC U」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・7話から最終話まで(VS一、VS地居)のシナリオはこちら。
「SPEC V」(西荻弓絵、豊田美加著、角川書店刊)ネタバレ書評(レビュー)
・こちらはTVドラマ版。いよいよ最終話、一を破った当麻の運命は!?
「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」最終話(最終回)「百年の孤独」(12月17日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・「ケイゾク」続編がついに登場!!「ケイゾク2『SPEC』〜警視庁公安部 公安第五課未詳事件特別対策係事件簿」!!
・「SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜」の前身とされる「ケイゾク」関連過去記事はこちら。
「ケイゾク」(TBS系列、1999年)ネタバレ批評(レビュー)
「ケイゾク/映画 Beautiful Dreamer」(2000年、日本)ネタバレ批評(レビュー)
・「ケイゾク」の後継作品と呼ばれました。
ドラマ「QUIZ」(TBS系、2000年)ネタバレ批評(レビュー)
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