このオススメは、高校以降、大学や社会人になっても充分に通用する……いや、その世代ごとに味わいや感想が変わる意味で生涯の愛読書として欲しい作品です。
1つ、『銀河英雄伝説』シリーズ。
2つ、『星界』シリーズ(星界の紋章、戦旗など)。
そして、3つ目が今から取り上げる『十二国記』シリーズであります。
どれも物凄く知られた作品ですね。
でも、イイ作品はやはり世に知られている可能性も高いのですよ。
もちろん、同様に野に埋もれた名作といったものも多いのですが。
おっと、話が逸れた。
この3つ目、小野主上(小野不由美先生)の手による「十二国記」シリーズ。
管理人の大好きなシリーズであります。
講談社よりスタートした本シリーズでしたが、ストーリー的には長編『黄昏の岸 暁の天』刊行以来ぴたりと止まっていました(実際の最新刊は短編集『華胥の幽夢』、短編では『落照の獄』となる)。
魔の跳梁跋扈する国となった戴国に戻った蒿里がどうなったのか……続きが気になってしょうがない人も多いのではないでしょうか。
阿選は何を企んでいるのか?
驍宗の消息は?
そして、何より景王・陽子はその後にどうなったのか?
これらの謎が明らかになるかもしれません。
新潮社より『十二国記』シリーズが再スタートされることが明らかになりました。
それによると、ファン待望の新作書き下ろし長編も出版予定とのこと。
これはおそらく、以前から予告されていた『黄昏の岸 暁の天』の完結編と思われます。
さらに、シリーズ既刊の新装版も2012年7月から刊行予定とのこと。
待った甲斐がありましたね、明らかな朗報です!!
管理人もこの情報をこうしてブログに載せることが出来て歓喜しています。
心なしかキーボードのキーを叩く手も震えているぐらい。
ちなみに『十二国記』と新潮社さんとの関わりは実は深く、本編開始以前に『魔性の子』で既に世界観が始まっています。
最近では読み切り短編が新潮社の雑誌から発表されていたことも、これを示唆していたのかもしれません。
もしも、『十二国記』シリーズをご存じない方がいらっしゃれば、この記事を契機に是非、一読してみて下さい。
きっと、ドキドキやワクワク、寂寥感や孤独感、閃きや教訓などを得ることが出来る筈です。
◆関連過去記事
・『魔性の子』(小野不由美著、新潮社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・小野不由美さんの「屍鬼」アニメ化!!
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