2012年04月25日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第82話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第82話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<第82話あらすじ>

〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜

事件の鍵を握るであろう響子に会うべく、フェリーにて沖縄へと向かう大和。
途中、旧紙幣盗難に遭うなどトラブルに巻き込まれるが無事に切り抜ける。

いよいよ、沖縄へ到着。
響子が営むバーを捜す大和たちの目の前に車上荒らしの罪で海兵隊員に咎められる中学生の男女の姿が!!
未来は思わず助けに飛び出すが、逆にピンチに陥ってしまう。
其処へ現れた人物こそ、尋ね人の響子だった!!

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

1968年、3億円事件当時。
決行日を間近に控えたある日、雄大の整備ミスでバイクを運転していた竜が転倒、怪我を負う。
これにより、当初バイクに乗る筈だった竜と雄大が交代。
白バイ警官役を雄大が買って出る。

そして決行当日。
成功を祈り1人待つ響子。
だが、雄大も竜も帰って来ることは無かった―――。

「3億円事件」―――大和の口からそのキーワードを聞いたことで、過去を思い出していた響子だったが、好ましくない記憶のようで振り払うように起き上がる。
だが、店の外には追い出した筈の大和と未来が待っていた……。

大和たちから「ハービーでの記念写真」を見せられた響子。
さらに「雄大に会った」と聞かされた響子は彼らを自宅に招く。

これまでの経緯を大和の口から伝えられた響子は驚く。
彼女自身も竜たちの消息については知らないようだ。
ただ、「3億円事件の犯人が鳴海鉄也ではない」と断言する。
何故ならば、それは「雄大と竜、響子によるもの」だったからだ。

その証拠として響子は1枚の写真を差し出して来る。
其処には1台のバイクと白バイ警官の姿をした雄大、その隣に竜、響子の3人が写っていた。

これを目にした大和の顔色が変わる。
「この写真にはおかしな点がある」と言うのだが―――83話に続く。

<感想>


写真の謎!?


沖縄篇第5回。
今回、かなり核心に近い部分に触れられた気がしますね。

まずポイントは、本来の白バイ警官役は竜だったこと。
ところが、アクシデントにより雄大に変更となっています。
これがどのような結果をもたらしたかが気になる。
あるいは、これすらも雄大の計画通りだったのか?

そして次に、成功を祈っていた響子のもとへ雄大、竜共に戻らなかったこと。
つまり、何事かトラブルが発生していたことを示しています。

さらに、本来4人組だった筈の雄大、竜、響子、横溝のうち、3人だけが実行に参加していたのも妙です。
横溝が何処かに居る筈なのも気になります。
これに先のトラブルと合わせて沢田が絡んで来そうな予感がします。
現状の沢田と雄大(と思われる人物)の対立関係から考えるに、沢田が裏切ったことは想像に難くないか。

そして、今回ラストの大和が気付いた「写真のおかしな点」。

考えられるのは次の2つ。

1.あんな古い写真(1968年)を響子がすぐに持って来ることが出来たこと。
2.写真の中におかしい点を見つけた。

このうち、1は大切に保管しておりすぐに取り出せた可能性があるので消える。
となると、2か。

写真の中で気になる点と言えば、雄大が身に着けているペンダントと立てかけられたバイク。
特にバイクのナンバープレートがわざわざ強調されている点が気になる。
ほぼ、ナンバープレートに「おかしな点」があると考えて良いのではないか。

この場合は次の2つが考えられる。

1.実際に事件で使用されたとされるバイクのナンバーと異なっていた。
2.写真に写った市町村名、分類番号あたりが当時存在しないものだった。

2だとすると、写真の撮影時期が1968年であるとの設定自体に疑問が生じることになるので、おそらく1か。
写真のバイクは白く塗られていないのでそこも関係してくるのかな。

ただ、驚く大和の表情を見るにもっと複雑な何かが関わっている可能性はある。
だとすると、分からないなぁ……。
この宿題は是非、次回明らかにして欲しい。

物凄く気になる……。

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和たち(水原含む)
A沢田たち(眼鏡男、関口)
B雄大一派(雄大死亡!?)
C泰成一派(義父の鈴木)

Aの沢田たちも眼鏡男と沢田の間には含みがある様子。
Cの泰成と義父の間もいろいろあり、決して一枚岩とは言え無さそう。

以上のように争いは3つ巴から4つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
83話に期待です!!

ちなみに、2012年3月6日に「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第7巻が発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第1話から第80話(講談社ヤングマガジン連載中)までネタバレ批評(レビュー)まとめ

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第81話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

◆登場人物一覧

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。泰成すらも信用していないようだが……。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

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