2012年04月25日

『瘤』(西川三郎著、幻冬舎刊)

『瘤』(西川三郎著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

横浜みなとみらいで起こった連続殺人事件。死体にはいずれも十桁の数字が残されていた。捜査線上に浮上した二人の男と、秘められた過去の因縁とは。衝撃のラストに感涙必至の長編ミステリ。
(幻冬舎公式HPより)


<感想>

2012年5月1日放送予定の「超再現!ミステリー」にてドラマ化される予定の作品です。
内容をスッカリ忘れていて、シンプルな暗号ものだったのでドラマ化には向いている筈と考えていましたが……この機会に再読したところ、逆にシンプル過ぎて向かないと判明しました。

これを何故、ドラマ化しようとしたのか……疑問符が付くほど。

原作自体がかなり微妙……。
正直、かなり辛かった。
ミステリ好きにとっては徹底的にツボを外した作品となっているので。
素材自体は悪くないよう思えるのだけど、見せ方と処理の仕方が……。
結果、台無しに。

文章自体も報告書やレポートみたいな文体なので、あまり響きません。
読みづらいです。
この文体についてですが、作者の西川先生はビジネス書やハウトゥー本も手掛けていらっしゃるそうなので、そちらに適性がある方なのだと思います。

本作を読み直していて、「忘れていた」のではなく「意図的に忘れようとしていた」作品だったことを思い出しました。

これから読もうと考えている方には、考え直すことをオススメします。
その時間があれば、他の作品を読んだ方がいい。
管理人は滅多に此処まで断言しませんが、それだけのシロモノとお考え頂ければいいかも。

<ネタバレあらすじ>

2人の男性が連続して殺害された。
現場には10桁の数字が書かれた謎の紙が!!

捜査に当たった刑事はその数字が基礎年金番号であると突き止める。
次の被害者をその番号で示していたのだ。
それによれば、次の被害者は大物代議士となるが……。

だが、刑事の妻は年金番号を逆から読めば社会保険庁に勤める靖男の番号になると気付く。
次の被害者は代議士ではなく靖男なのか?

刑事の捜査が続く中、靖男と2人目の被害者の息子で医者である佑一郎に因縁があることが判明。
それどころか、靖男は認知こそされていないものの2人目の被害者の息子だった。
つまり、佑一郎と靖男は腹違いの兄弟だったのだ。

しかも、靖男は1人目の被害者とも関連があった。
1人目の被害者は靖男の母を12歳の頃に暴行し、トラウマを与えていたのだ。

靖男による復讐殺人を疑った刑事は靖男を監視する。

一方、靖男は佑一郎に仇なすべく、その婚約者である結子に近付いていた。
さらに結子に好意を抱く早川を抱き込み、佑一郎殺害を目論む。

早川の手引きで手術室に忍び込んだ靖男は佑一郎に襲い掛かるが……。
予め事あるを予見していた刑事が婦人警官を配していたことで事無きを得る。

こうして、靖男は逮捕された。
靖男は佑一郎を恨んでおり、その関係者で自身と因縁のある相手を選び殺害していたのだ。
過去、靖男は佑一郎に両親について侮辱を与えられていたのだ……。

靖男の母は靖男を捨てていた。
だが、収監された靖男に会うべく東京へ向かう。
息子への気持ちをどう伝えるべきか胸に思い浮かべながら―――エンド。

2012年5月1日追記

2012年5月1日、超再現されました。
原作よりも、ドラマ版の方がかなりスマートに作られており好感が持てました。
ドラマ版グッドジョブです!!

本記事ではかなり端折ったラスト部分についても詳細に記載してみました。
興味のある方はどうぞ!!

「超再現!ミステリー」第3回「殺人現場に残された10桁の数字…その謎を解くと犯人が分かる」(5月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

◆関連過去記事
「超再現!ミステリー」第3回「殺人現場に残された10桁の数字…その謎を解くと犯人が分かる」(5月1日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「超再現!ミステリー 毒入りケーキの謎…蜜蜂のデザート〜衝撃トリック 川越シェフさえまくるナゾ解き!」第2回(4月24日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「瘤 (幻冬舎文庫)」です!!
瘤 (幻冬舎文庫)





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posted by 俺 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評(レビュー) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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