2012年05月04日

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第83話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)

「三億円事件奇譚 モンタージュ」第83話(講談社ヤングマガジン連載中)ネタバレ批評(レビュー)です!!

三億円事件奇譚 モンタージュ1


登場人物一覧は本記事下部に移動しました。

<第83話あらすじ>

〜〜前回までのあらすじ〜〜〜〜〜〜〜〜

沖縄へと到着した大和たち。
途中、トラブルに巻き込まれたものの、ついに響子と出会うことに成功する。

そこで響子から見せられた写真、3億円事件直前の物だと言う。
それには雄大、竜、響子の3人が写っていた。
だが、これを見た大和の表情が変わる。
「この写真にはおかしな点がある……」そう断言する大和。
写真には一体、どんな意味が秘められているのか!?

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

響子から提示された写真には、雄大、竜、響子が1台のバイクと共に写っていた。
自分たちこそが3億円事件の犯人だと語る響子によれば、事件実行直前に撮影された物らしい。
これを一目見た大和は「この写真にはおかしな点がある」と主張する。
何やら大和を試しているような響子は大和の言うおかしな点を尋ねる。

大和が拘る疑問点は次の2つであった。

まず1つ目、「写真に写るバイクが白い」こと。
3億円事件に使用されたのは確かに白バイであった。
だが、当時の捜査資料からも分かるように、直前まで黒いバイクに偽装されていたことが明らかになっている。
当然、この偽装は現場付近で解かれた筈だ。
事前に解いてしまえば目立ってしまうのだから。

もしも、写真が響子の言葉通りに撮影された物ならば、一旦、偽装を解いた上で写真を撮影し、現場まで運ぶ為に再度偽装を施したことになる。
実行直前だとすれば、本当にそんな手間をかけるだろうか?

そして2つ目、「現場には雄大、竜、響子以外のもう1人が居たのではないか」ということ。
写真中のバイクのサイドミラーに撮影者らしい人物の影が写り込んでいたのだ。

そもそも、こんな重要な時期に写真撮影を行った意図は何なのか?

これに対し、あくまで写真は本物で、この拠点でトラブルが起き移動する直前に撮影した物だと語る響子。

大和は響子のこの言葉に、拠点に居た4人目の人物にこそ秘密が隠されていると看破。
その人物の正体が沢田ではないかと詰め寄る。
響子は大和の洞察力に目を見張るのだった。

一方、当の沢田は空の上に居た。
飛行機にて移動中の彼は地上での出来事を知ってか知らずか上機嫌であった。

同じ頃、東京に残っていた水原と夏美。
2人は大和たちの行動を追い、翔太と茜から大和が沖縄へ向かったことを聞かされていた。
自身の入院中に事態が急展開を迎えていたことに驚く水原。

爆発の起こった翔太宅跡地を訪ねた水原たちは、関口と雄大が爆死したと考える。
水原は自身の推理を夏美に打ち明けるが、余り相手をして貰えない。
以前のプロポーズもあってか、水原は夏美の尻に敷かれ気味の様子である。

と、1人周辺を見て回っていた夏美は爆発現場付近の路上でペンダントを拾う。
それは―――夏美こそ知らないが、雄大の所持していたあのペンダントだった―――84話に続く。

<感想>


思わぬ拾い物!?


沖縄篇第6回。
写真の謎と重要アイテムが再登場。

まず、写真の謎。
前回批評(レビュー)にて、管理人も果敢に挑戦しましたが大外れでしたね……(泣)。
バイクまでは良かったのですが、ナンバープレートではなく、バイクそれ自体でした。

写真のおかしな点とは次の2つ。

1.バイクが白い。
2.写真を撮影したもう1人の存在。

これらの理由については、前述のネタバレあらすじをどうぞ!!
で、この「おかしな点」から沢田の関与にまで遂に辿り着きましたね。
そして、響子の語る「拠点移動せざるを得なかったあるトラブル」とは一体……!?

現在のところ、沢田が3億円事件を起こした理由は「それを口実にローラー作戦を行う」為だった筈。
結果、沢田は政界に進出し、現在の地位を築くまでになっている。
此処に何かあるのか?

でもって、同じく写真に写っていた雄大のペンダント。
こちらは雄大と思しき人物が所持し、関口爆殺計画の際にも身に着けていた物。
あれが無造作に路上に落ちているということは、関口はともかく、雄大と思われる人物は爆死したと考えて良さそう。
何しろ、ペンダントは重要アイテム、わざと現場に残した可能性は低い筈なので。

その重要アイテムが夏美の手に渡りました。
これは大きな意味がありそう。
中身に要注目か。

一方、次回の煽りにて泰成パパの活躍が予告。
あの男が活躍するということは……暴力の嵐が吹き荒れるのか?
未だ見せぬ実力の程や如何に!?
そして、ダーティーな敵役の本家と言えばこの人である関口は今何処に!?

変わって、現在の勢力図はこんな感じ!?

@大和たち(水原含む)
A沢田たち(眼鏡男、関口)
B雄大一派(雄大死亡!?)
C泰成一派(義父の鈴木)

Aの沢田たちも眼鏡男と沢田の間には含みがある様子。
Cの泰成と義父の間もいろいろあり、決して一枚岩とは言え無さそう。

以上のように争いは3つ巴から4つ巴に。
更なる激化は間違いないか?

とりあえず、今回はここまで。
逃亡し続ける大和と未来の明日はどっちだ!!
84話に期待です!!

ちなみに、2012年3月6日に「三億円事件奇譚 モンタージュ」最新第7巻が発売。
購入希望者は本記事下部のアマゾンさんリンクから是非!!

◆関連過去記事
「ヤングマガジン27号」(講談社刊)より「三億円事件奇譚 モンタージュ」連載開始!!

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◆登場人物一覧

【現代】

鳴海大和:主人公、三億円事件の犯人の息子と呼ばれるが……
小田切未来:大和の幼馴染み、両親の行方不明後は大和と共に逃亡中

鳴海鉄也:大和の父、五つの首(首、手首、足首)を失くした遺体で発見されるが……
未来の両親:突然姿を消した。関口が行方を知っているらしい……。

鈴木泰成:未来の両親の後輩、要所要所にて不穏な動きを見せていたが……
水原:福岡県警所属の巡査。上司曰く「検挙率100%男」。15話より登場。
夏美:泰成の塾の教え子。大和に一目ぼれする。14話より登場。

土門:過去編の土門その人。足を洗い東海林とは友情を築いていた。47話時点では既に死亡している、病死らしい。享年70歳。
土門あきら:46話で登場した土門の孫娘。未来より1つ年下の17歳。

響子:現代編の響子。沖縄にてバーを経営していた。80話より登場。

関口:元祖悪徳警官、眼鏡の男の命令に従い大和と未来を追う
眼鏡男:関口に指示を与えている男、どうも謎の男と同一人物らしい(42話)。

沢田幹事長:19話で登場、謎の男を従えているが……
謎の男:シルエットのみ登場した沢田の腹心。関口に指示を与える人物と同一人物らしい(42話)

松葉杖の男:30話で登場、小田切家を訪ねたシルエットの人物。48話で川崎雄大と判明。

朝霧:46話で登場、沢田の部下らしい。45話で石川を殺害したのは彼。64話で関口に殺害される。

小柳翔太:61話で登場、負傷した大和と水原を助けた。以後、大和と行動を共にする。
茜:61話で名前のみ登場、翔太の彼女で社会人らしい。69話で大和たちを匿う。

真玉橋:ホスト風の男性だが実は警部だった。フェリーにて大和たちと乗り合わせる。
鈴木:泰成の義父。どうにも行動が腹黒い男。泰成すらも信用していないようだが……。

森田:1話にて関口と共に現われた捜査員。以降、本編に出番なし。
血塗れの男性:元刑事、1話にて殺害される。これは関口の犯行だった。実は過去篇の東海林。
ボート小屋のオヤジ:軍艦島付近でボート小屋を営んでいた。6話で関口に殺害され、この殺人容疑が大和と未来にかかっている。
土居:18話に登場。ミステリ作家兼コメンテーター。三億円を信じていなかった。
島田:5話より登場。関口の部下だったが、19話で失態を犯し関口に処刑された。
夏美の母:関口と男女の関係にある。
水原の祖母:44話より登場。その自宅は東京での大和たちの活動拠点となっている。
石川:東海林の同僚、45話にて登場。同話にて朝霧に口封じされてしまう。
東海林の息子:45話にて登場。東海林の一人息子だが東海林とは折り合いが悪かったらしい。
高野:65話で登場。関口に協力し証拠を隠滅した。69話で関口に殺害される。

【三億円事件当時】

川崎雄大:22話より登場。三億円事件では白バイ警官役を演じたらしい。和子との間に一子をもうける。
望月竜:23話(22話は名前のみ)より登場。雄大と共に三億円事件を実行した。
響子ギブソン:竜の恋人。竜と共に土門への対策を練っていた。
土門:地元の顔役(地廻り)。竜と対立するが……
東海林:25話にて登場。土門を追う刑事。雄大の機智に興味を持っていた。後に1話で殺害された老刑事が彼と判明(37話)。
沢田慎之介:26話より登場。竜の顔馴染み&雄大の友人、日本の行く末を憂慮していた。28話にて後の幹事長と判明。
横溝:26話より登場。竜の後輩。
和子:27話より登場。雄大と交際中の女性。雄大との子供を妊娠するも事故死。
和子の子供:28話に登場。雄大と和子の子供。未熟児で生まれた。現代篇の誰になるのか?

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