2012年05月15日

「超再現!ミステリー」第5回「“大人気…死亡フラグが立ちました”超天才バナナを使った殺人犯IQ手口&興奮ラスト」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

「超再現!ミステリー」第5回「“大人気…死亡フラグが立ちました”超天才バナナを使った殺人犯IQ手口&興奮ラスト」(5月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)です。

ネタバレあります、注意!!

<あらすじ>

デビュー作にして25万部を超えるベストセラーになったミステリーをおくる。あるフリーライターは「”死に神”と呼ばれる殺し屋のターゲットになると、24時間以内に偶然を装った事故によって殺される」という特ダネを追う。事故として処理された組長の死の謎に迫ることになった彼は、投資家や組長の敵討ちを決意した組員と共に死に神の正体を暴こうとする。このミステリーの結末とは。ゲストは麻木久仁子、小倉優子、鈴木奈々、ピース・又吉直樹。
(@nifty tv番組表より)


5月15日放送にて再現されたのは『死亡フラグが立ちました!』でした。
『死亡フラグが立ちました!』には過去にネタバレ書評(レビュー)ありますね。

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

【死亡フラグが立ちました!(七尾与史著)】

◆問題編(前半)スタート

17年前、田中一家が斬殺された。
4人家族の内、3人が殺害され、凶器はサバイバルナイフ。
12歳の長男・鳥栖夫が行方不明になっていた。
犯人と思われる男は自殺していたが……。
だが、板橋刑事は男の犯行を疑っていた。
当時、鳥栖夫の同級生だった御室は17年後の今、刑事になっていた。

数日後、文蔵社にて。
フリーライターの陣内は、編集長の岩波からアーバンレジェンドの売上を2倍にしない限りクビにすると宣告される。
2倍にする為には“死神”と呼ばれる殺し屋の正体を明かすしかない!!
汚職を疑われた大物議員秘書の事故死もこの“死神”の犯行と思われたが……。

困った陣内は高校時代の先輩・本宮に助けを求めた。
本宮は東大卒の先輩である頼りになる人間だった。

特定の席に座らせる方法を問う本宮。
意味も分からず硬直する陣内に説明を始める。
他の席を汚す、隣り合わせたくない客を配置するなどすれば誘導できると言う。
それと同じで、“死神”はターゲットの行動を操り事故死に見せかけているらしい。

文蔵社の隣に存在する「らぶらぶローン」の松重は暴力団の構成員。
松重は所属する組の組長の事故死も“死神”の犯行であると疑っていた。
組長と反発する葛谷が依頼したものと思われた。

その頃、板橋と御室は女優・黒谷麻美に接触していた。
黒谷も御室と田中の同級生。
17年前の事件についてぶつける2人だったが、マネージャー・稲垣に都合が悪いと断られてしまう。
当時、田中の同級生だった御室は田中の想い出を「知らない」と述べる。

板橋は17年前の犯行は鳥栖夫によるものと疑っていた。
あの日、田中の家族は食卓を囲んでいた。
ナイフはその奥の部屋に収納されていた。
家族に気付かれずにナイフを手に入れるのは他人では不可能な筈だった……。

陣内は松重から組長・木村の死について聞かされる。
グラビアアイドルのDVD鑑賞中だった組長は飲み物を取りに立ち、滑った結果、鉄アレイで頭を打ち付けていた。
不審なことと言えば、2回も停電があったそうだ。
さらに、デッキから鑑賞していた筈のDVDも消えていたそうだ。
だが、松重の弟分はこっそり鑑賞するべくDVDのコピーをとっていた。
陣内はDVDをチェックすることに。
ちなみに、木村組長のデスクからはジョーカーのカードが……。

締切日の朝、陣内は本宮に泣きつく。
華麗な生活を送る本宮の仕事は人には言えないものらしいが……。

組長の事故について防犯カメラの映像を見た本宮は停電があったことを見抜く。
防犯カメラの映像のタイマーが飛んでいたのだ。
2度の停電は事故の前後だった。
DVDを見ていた本宮と陣内は不思議とビールを飲みたくなる欲求が抑えられなくなる。

DVDの映像をコマ送りした結果、ビールの画像が挿入されていた。
サブリミナル効果である。

では、どうやって組長を転ばせたのか?
現場を眺めた本宮はカーペットに黒い染みを見つける。
組長を転倒させたもの、それはバナナの皮だった。

本宮の推理はこうである。

犯人は停電を利用してバナナの皮を仕掛けておく。
組長はDVDを鑑賞中、サブリミナルで咽喉が渇き席を立つ。
其処で、バナナを踏み転んだところを鉄アレイで一撃されるとの方法である。
おそらく、何百通り仕掛けた罠の1つだったと述べる本宮。

松重は組長を疎んじていた葛谷が“死神”の依頼主だと判断。
葛谷は、バナナの皮で滑って転ぶなんてと口を滑らせたことで、自身の行為を認める。

葛谷の言葉から“死神”について少し明らかに。
殺し屋“死神”とのコンタクト方法は1つ。
喫茶店ロンドンでメニューに無い飲み物を注文する……それが依頼方法らしい。
葛谷は松重殺害も依頼したと語る、依頼を取り下げて欲しければ助けろと言うのだ。
だが、そのまま松重に殺害される。
そんな松重にジョーカーのカードが届いてしまう……。

◆スタジオ

黒谷説が唱えられる中、稲垣説も。

◆問題編(後半)スタート

編集長・岩波は松重の顛末を記事にしろと陣内に指示。

その頃、板橋もアーバンレジェンドに着目。
御室は黒谷の出世の障害となる人物が次々と排除されていたことに気付く。
黒谷の父も階段からの転落事故で死亡していた。
原因はバナナの皮らしいが……。
御室、黒谷たちの卒業文集を調べた板橋はある事実に辿り着く。

松重に予告が届いて数時間。
警戒ムードが強まる中、松重にピーナッツアレルギーがあることが判明。
その矢先、松重は「世界一の美女に会うんだ」と告げるや、立ち去ってしまう。

直後、松重が死亡。
松重と共に居た女性によると、キスしたら急に倒れて死亡してしまったらしい。
彼女は何処かから送り届けられたピーナッツバターを食べていた。
間違いなく、“死神”の犯行である。

陣内は警察に事実を伝えるべく赴く。
そこで、板橋と御室が火事に巻き込まれ殺害されたことを知る。
陣内は板橋たちが見ていた卒業文集を入手し、確認。
ある人物が“死神”であると突き止める。

そんな陣内にまでジョーカーが届く……。

◆スタジオ(2回目)

正体を掴まれた途端にタイミングよく口封じされていることから、身近な人物と推理。
田中が御室にすり替わっているのでは……との説が大勢を占める。
そんな中、稲垣だけは違うだろうと全員が同意するが……。

◆解答編

いよいよ直接対決、陣内は本宮と共に“死神”に接触する。
黒谷を訪ねた陣内は、稲垣の正体を問い詰める。
稲垣こそが“死神”だったのだ。
しかも、稲垣の正体は田中鳥栖夫だった。

17年前、鳥栖夫は殺し屋に憧れ、家族を殺害した。
ところが、それを黒谷に知られてしまった。
黒谷は鳥栖夫を庇う代わりに、女優の邪魔になる者を鳥栖夫の手で排除させていたのだ。

こうして互恵関係となった2人は、互いに夢を叶えた。

一方、岩波は陣内殺害を“死神”に依頼していた。
こうして、陣内と本宮は共に命を狙われることに。

その場を逃げ出す陣内、本宮。
その足元にはバナナの皮が―――エンド。

<感想>

かなり、端折ってましたね。
ラストもかなり省略気味かな。
これだと分からないところも多いかも。
もっとも、そうでもしないと『死亡フラグが立ちました!』はまとめきれないだろうなぁ。
ちなみに過去記事にてネタバレ書評(レビュー)していますね。
興味のある方はどうぞ!!

『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

で、次回の超再現なのですが「主人公は、祖父から剣術をたたき込まれた女子高校生。彼女が通っている学校の女子生徒が何者かに襲われる事件が相次いで発生した。さらに、校内一の美女といわれる美術部員が殺され、主人公はどこかひねくれた感じの女子転校生と共に真犯人捜しを始める(@nifty TV番組表より)」とのあらすじを見る限り、樋口有介先生『ともだち』(中央公論新社刊)ですね。
これ、管理人は未読です。気になるから読んでみようかなぁ……。
ただ、『ともだち』は男子転校生だった筈なのですが……変更してるのかな?
此処が気になる。

『ともだち』(樋口有介著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)追加しました。

次回の超再現にも注目!!

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『死亡フラグが立ちました!』(七尾与史著、宝島社刊)ネタバレ書評(レビュー)

超再現された「死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)」です!!
死亡フラグが立ちました! (宝島社文庫) (宝島社文庫 C な 5-1)





次回、超再現予定「ともだち (中公文庫)」です!!
ともだち (中公文庫)





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