2012年05月17日

水曜ミステリー9「温泉女将ふたりの事件簿〜愛媛県・道後温泉五七五の殺人 道後の露天温泉に謎の美女!22年前の悲劇を暴く死の連鎖!!嫁姑が挑む俳句の謎(俳句に秘めた謎のメッセージ女将のなりたくない嫁が姑と事件に挑む!)」(5月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

水曜ミステリー9「温泉女将ふたりの事件簿〜愛媛県・道後温泉五七五の殺人 道後の露天温泉に謎の美女!22年前の悲劇を暴く死の連鎖!!嫁姑が挑む俳句の謎(俳句に秘めた謎のメッセージ女将のなりたくない嫁が姑と事件に挑む!)」(5月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

一本木薫(菊川怜)は、義母の美智子(木の実ナナ)の体調が優れないと聞き、旅行ライターの仕事を辞め、夫の孝(嶋大輔)と共に愛媛県松山市の道後温泉へとやって来る。孝の実家であるホテルを手伝うためだ。その後、体調が優れないというのは美智子の嘘だと判明するが、薫はそのまま若女将として美智子の下で女将修行をするはめになる。
ある晩、薫は美智子と共にホテルの宴会場で行われていた鈴本建設の20周年記念パーティーに顔を出した。パーティーは、県会議員の丸山聡一(宮川一朗太)や、松山一の芸者と名高い花千代(いしのようこ)が登場して華やかに進行するが、終了後、近くの道後公園で鈴本建設の役員・麻宮(小宮孝泰)の遺体が発見される。麻宮のポケットからは、「11時に道後公園で待っています」と書かれた紙が見つかった。
捜査には美智子の古くからの知り合いである愛媛県警の刑事・森本(ベンガル)があたることになった。森本は鈴本建設社長の鈴本(四方堂亘)から事情を聞くが、鈴本は事件の起きた時間帯にホテルの客室におり、そのことは部屋に加湿器を届けていた薫によって証明される。
やがて、白いコートを着た女性が事件後に犯行現場からホテルに入っていったとの目撃情報が入り、それらしい宿泊客として三上涼子(中山忍)の存在が浮上する。森本たちは涼子の部屋を訪ね、事情を聞くため署までの同行を求める。同じ頃、フロントにいた薫は、涼子宛ての「11時に4番」という電話の伝言を預かる。薫からその伝言を受け取った涼子は、持っていた『松山 句碑を歩く』という本を開き、自分の代わりに井手神社に行き、女性がいたらこれを渡して欲しいと、電話番号を書いたメモを託す。しかし、井出神社でそれらしい人の姿は見えず、結局、薫はメモを渡せずに帰って来てしまう。そして涼子に、なぜ4番というだけで井手神社だと思ったのか尋ねる。実は松山市内に480以上もある句碑に番号をつけてまとめた本があり、その本の4番に載っていた井手神社の句碑へ向かってもらったのだと涼子は説明する。
ところがその後、涼子は捜査員たちの監視の目をかいくぐり、姿を消してしまう。涼子の部屋に残された「22、7、80」という謎めいたメモを見た薫は、この数字は涼子が持っていた本の句碑の番号を指すのではないかと直感。本を調べ、その番号の句碑に刻まれた句が、正岡子規や夏目漱石のものであることを確認する。この3つの句に込められたメッセージとは何なのだろうか?その時、薫はこれがある法則に基づき、とある場所を示していることに気が付く。薫は美智子と共に急いでその場所へと駆けつけるが、そこには鈴本建設の社長・鈴本の遺体があり…。
(水曜ミステリー9公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

丸山に加湿器を持って来るよう依頼された薫は部屋へ加湿器を運び込む。
ところが、応対に出たのは鈴本だった。
丸山の姿は奥に居るのか見えない。
何でも、2人で酒を酌み交わしているらしいが……。

その夜、麻宮が殺害されてしまう。

容疑者として浮かんだのは三上涼子だった。
だが、三上涼子は姿を消してしまう。

涼子の部屋には「22、7、80」と謎の数字が書かれたメモが残されていた。
『松山 句碑を歩く』の「22、7、80」を調べた薫は、句の頭を取った文字が「松・山・城」になることに気付き、松山城へ。
ところが、其処には鈴本の遺体が!!
しかも、現場付近に居た古沢という男が連行される。

古沢は22年前に中島で起こった殺人事件の目撃者だった。
この事件は犯人が捕まらず時効が成立していた。
犯人は2人組だったらしいが……。

当時を知る大山から話を聞いた薫は、22年前の被害者が『松山 句碑を歩く』の著者・三上友康と知る。
三上は水産加工会社を経営していた資産家で娘が2人居たらしい。
2人の娘は事件後に行方が分からなくなっていた。

さらに、美智子から花千代の本名が三上陽子だと聞いた薫は三上涼子と姉妹であると見抜く。

22年前の三上殺害事件の凶器から鈴本の指紋が検出された。
鈴本は2人組の1人だったのだ。

しかも、古沢が22年前の事件時に目撃したもう1人の人物が麻宮だったと判明。
この事実を三上涼子にも伝えていたらしい。

三上姉妹による復讐殺人の線が強まる中、姉妹の行方は杳として知れない。

22年前の事件が、1990年3月31日に発生していたことを知った薫は姉妹が墓参りをしていると推理。
中島へ向かう。

三上涼子が其処に居た。
涼子によれば、姉の同級生である古沢に偶然出会ったそうだ。
其処で古沢から麻宮について教えられたらしい。
麻宮が気にかかり始めた涼子は彼を尾行した。

麻宮殺害当日は、麻宮を尾行していたものの見失ったらしい。
ところが、麻宮の死体の傍で佇む姉を見たそうだ。
姉の犯行に違いないと考えた涼子は彼女を庇ったのだそうだ。
22年間、姉と連絡を取り合っていないと語る涼子。

そんな姉から連絡があった。
「4番で待つ」の伝言である。
涼子は喜んだ。
そして、次の松山城。
姉の指示に従い其処へ向かったのだった。
ところが、今度は鈴本の死体があったのだと言う。

此処まで語った涼子の前に花千代こと陽子が現れる。
陽子は自身は誰も殺していないと弁明。

麻宮を呼び出し、22年前の共犯者や動機などを問い質そうとしたものの既に殺害されていたらしい。

陽子は22年間、妹を迎えに行けなかったことを気に病んでいた。
涼子に恨まれているに違いない……そう思い込んでいたのだ。
だが、涼子は涼子で陽子に申し訳なく思っていた。
親戚夫婦に守られ育ったことで涼子もまた負い目を抱いていたのだ。

こうして姉妹は互いの心情を吐露し、和解する。

陽子によれば、古沢からもう1人が足を引き摺っていたと聞き鈴本を疑ったのだそうだ。
そこで、鈴本を呼び出したのだが……当の鈴本は何者かに刺されていた。
辛うじて息のあった鈴本は「22年前の事件にはもう1人犯人が居る」と言い残し息絶えたそうだが……。

鈴本と麻宮と近い人間が犯人に違いない……そう考えた薫は丸山が条件を満たしていることに気付く。
そういえば、麻宮殺害時に丸山の部屋へ加湿器を運び込んだが本当に室内に丸山は居たのか?
あれは鈴本の嘘ではなかったか。

丸山の宿泊した部屋を調べた結果、ルミノール反応が検出される。
丸山こそが22年前の犯人の1人にして、今回の連続殺人事件の真犯人だったのだ。

犯行が露見した丸山は美智子を人質に抵抗を見せる。
これに薫は必死の説得を試みる。

丸山の中で何が起こったのか……美智子は解放され丸山は逮捕される。

逮捕された丸山は事件の真相を語り始める。
あの日、麻宮は花千代に呼び出されたことで恐慌状態に陥っていた。
そこで、鈴本を口裏を合わせ口封じに麻宮を殺害した。
その後、鈴本も殺害したのだ。

22年前、3人目の丸山は逸早く車内に逃げ込んでおり、古沢の目撃を免れていたのだ。
しかも、三上を殺害したのは丸山だった……。

こうして、事件は解決。
古沢と陽子は旧交を温める。
美智子と薫は、ホテルに三上姉妹を招き三上家の法要をひっそりと行うのだった。

とはいえ、薫の女将修行が終わったワケではない。
今日も薫は美智子に叱り飛ばされつつも、仕事に勤しむのだった―――エンド。

<感想>

原作なし新シリーズ第1弾です。
設定的に「温泉若おかみの殺人推理」に近い物を感じました。

土曜ワイド劇場「温泉若おかみの殺人推理 滋賀おごと温泉〜盗まれた琵琶湖の謎!!疑惑の女流画家は遠隔操作で殺される!?」(4月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

さて、そんなドラマ版の感想を!!

キャストが豪華です。
主役級の方が何人かいらっしゃいますね。
これはシリーズ化狙ってそうだ。

内容自体は、2時間サスペンスの大量生産品みたいな感じ。
よくある大量生産の味です。特に可もなく不可もなし。
デコレーションこそ過剰だったものの、それに見合う味ではないか。

とはいえ、特に見ていて苦になるドラマでは無いことは評価できる。
構えることなく気軽に視られる。

アリバイトリックもシンプルで良かったと思う。
あの為に真犯人が誰か早々に気付いた方も多いでしょう。
かなりあからさまでしたが、2時間ドラマの開始10分で論理的に犯人を指摘できたのは良かった。
これはアリです!!

ちなみに作中に登場した『松山 句碑を歩く』は実在しません。
まぁ、当然と言えば当然か。

シリーズ化しそうだし、次回に期待です!!

<キャスト>

一本木薫:菊川怜
一本木美智子:木の実ナナ
三上涼子:中山忍
花千代:いしのようこ
一本木孝:嶋大輔
田浦光義:志垣太郎
丸山聡一:宮川一朗太
鈴本健介:四方堂亘
麻宮享:小宮孝泰
大山国浩:なべおさみ
森本肇:ベンガル ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


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