ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
フィクションのミステリー小説や推理漫画を、再現ドラマの手法で実話のように仕立てた「超再現ドラマ」を届けるスペシャル。パネリストが犯人捜しや展開予想をする。司会は徳井義実、綾部祐二、紗栄子。ある町で起きた連続通り魔事件に、心理テストが得意な女性刑事が挑む短編集や、ストーカー被害に悩む女性を探偵が調査するミステリー小説を取り上げる。パネリストはフィギュアスケート・村主章枝選手、土田晃之、はるな愛、福田彩乃ほか。
(@nifty tv番組表より)
6月5日放送にて再現されたのは『防犯心理テスト』と『追跡の魔』でした。
両作ともに過去にネタバレ書評(レビュー)ありますね。
・『防犯心理テスト』(上甲宣之著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念 10分間ミステリー』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『追跡の魔』(笠井潔著、文藝春秋社刊『魔』収録)ネタバレ書評(レビュー)
【防犯心理テスト(上甲宣之著)】
◆問題編(前半)スタート
消防団の団長を務める玄道甲平老人が死亡した。
祖父を慕っていた孫娘・玄道玲菜はその死に泣きじゃくる。
玄道と親友であった春川儀一もその死を惜しみ、憤る。
甲平の息子・浩文も憤りを隠せないようだ。
実は、甲平の死にはある理由があった。
甲平には心臓の持病があり、路上で衆人環視の中、発作を起こし亡くなっていた。
誰も助けてはくれなかったらしい。
もしも、誰かが助けてくれれば助かっていたかもしれなかったのだ。
これを発端に謎の通り魔による連続殺人事件が発生する……。
数日後、消防団詰所。
甲平に代わり団長となった春川は通り魔に対抗する為、見回りを強化していた。
しかし、消防団員も一枚岩ではない。
団員である秋山利三と夏木竜二は春川に反発していた。
春川の指示に逆らい、逆方向を巡回する2人。
だが、通り魔の被害者を発見してしまう……。
翌朝、刑事である白井恵子が現場に到着していた。
そこへ後輩の黒沢亮介が遅れてやって来る。
謝る黒沢に白井は4択を出す。
あなたは次のどれを選びますか?
1.丸坊主。
2.報告書を書き直す。
3.被害者の身許を洗い直す。
4.コーヒーを飲む。
剣幕に怯える黒沢は3を選択、事無きを得る。
4を選べば、血の雨が降ったことだろう。
白井には何事も4択テストで解決する癖があった。
今回の事件でも、白井は4択を採用する。
消防団員たちに対し、4択の心理テストを行ったのだ。
白井は黒沢の報告書の書き直しを上司に命令された際にある事実に気付いていた。
ヒントは黒沢の汚い字。
そして、現場に残された謎の図柄。
白井はそこから犯人の正体を知った。
一方、黒沢も「道で倒れていた人を助けたことがある」との聞き込み結果を得て来る。
しかも、倒れていたとされる人物はすべて同一人物だったらしい。
これらを踏まえて、白井は4択テストを実施した。
テストには消防団員だけではなく、玄道一家も参加していた。
もちろん、そこには孫娘・玲菜の姿もある。
心理テストは次のようなものである。
「ある一本道を歩いています。
すると、女性が倒れていました。
傍には凶器と携帯電話。
女性は謎の数字が書かれた掲示板を指さしている。
その携帯に着信が……謎の数字と同じ電話番号のようだが。
さて、あなたは次の内、どの行動をとりますか?」
1.電話に出ず、逃げる。
2.周囲に注意しつつ、電話に出る。
3.安否を確かめ、通報する。
4.止めの一撃を喰らわせる。
◆スタジオ
「犯人は何番を選ぶのか?」をゲストで推理するとのこと。
玲菜が犯人ではないかとの推理に基づき、1が選択されるに違いないとの予想でファイナルアンサー!!
と、同時に視聴者への4択も開始。
白井の4択の中から「犯人が選んだと思われる番号」を選択し電話、正解するとギフト券のチャンス。
◆解答編スタート
白井から解答結果が発表。
1番の「逃げる」は無回答だったとのこと。
2番は消防団員の半数が選択。
夏木もこれを選択。
だが、春川はこれを批難。
電話に出ている間に、被害者を助けるべきだと言うのだ。
白井も正解は3番であると認める。
だが、1人だけ4番を選んだ人物が居ると語り出す。
まさか……とどよめく一同。
さらに、白井は消防団員の中に犯人が居ると指摘する。
このテストでもっとも重要とされる問いは3番ではなく4番だった。
もしも、倒れている女性こそが通り魔事件の犯人だとしたらどうだろう。
普通は倒れている人が被害者だと思い込む。
だから、皆が3番を選んだ。
だが、被害者のふりをし襲撃するとの通り魔の犯行手段を知っている者は犯人に止めを刺そうとするだろう。
そして、4番を選択したのは玲菜だけだった。
つまり、犯人は玲菜だったのだ。
嘘が大嫌いな玲菜は、4番を選択することで自身の犯行を表明していた。
玲菜は、祖父を殺したのは通行人の無関心だと思っていた。
祖父が見殺しにされたと考えたのだ。
そこで、祖父を見殺しにしたのと同様の人物を見極めるべく、テストを開始した。
自身が被害者のふりをして、道の真ん中に倒れ込み、通行人の反応を窺ったのだ。
助け起こした者は、合格なのでそのまま。
知らぬふりをした者に対して、後方から襲い掛かり殺害したのである。
それにしても、テストは無記名だった。
なぜ、玲奈の解答が分かるのか?
白井は語る。
用意した筆記具はボールペン。
ただし、その中に一本だけ花柄のサインペンが混ぜられていた。
もちろん、玲菜が使うだろうと予測してのことだ。
これにより、玲菜の解答だけは判別できるのだ。
現場に残されていた謎の図形、それは「角字紋」だった。
しかも、「玄」という字の。
玲菜は自身の犯行を主張し続けていたのだ―――エンド。
【追跡の魔(笠井潔著)】
◆問題編(前半)スタート
第3金曜日の昼。
私立探偵の飛鳥井のもとに、セラピスト・鷺沼晶子が訪れた。
槇野百合佳という患者を助けて欲しいとの依頼だ。
5年前、津島浩平という男性が槇野百合佳をストーキングし続けていた。
ある日、津島は百合佳に硫酸を浴びせた。
百合佳の腕には死ぬまで消えない怪我が残った。
今から2ヶ月前、津島が社会に復帰した。
直後から、無言電話も続くようになり百合佳は怯え続けているらしい。
飛鳥井は鷺沼の依頼を受け、百合佳のもとへ。
百合佳宅に通された飛鳥井。
室内は何かが起こった後のように荒らされていた。
百合佳が錯乱してしまったのだろうか……。
百合佳によれば、2ヶ月前から黒いマントの人影を見るようになったらしいが……。
スーパーと郵便局へ行きたいとの百合佳の要望を受け、送り届ける飛鳥井たち。
土曜日。
アシスタント・遠山由子と共に百合佳に届いた津島からと思われる手紙を選別する飛鳥井。
5年前は手書き、2ヶ月前からの脅迫状は印刷されたものになっていた。
さらに黒マントの出現が、第3木曜日から金曜日の夜に限定されているとの法則を見出す。
ちょうど、昨日が第3金曜日だった筈だが……百合佳からは何も聞いていない。
津島浩平の父・津島浩一によれば、浩平は既に引っ越した後だった。
しかも、浩一から浩平の物とされる手帳を入手した飛鳥井は「津島浩平は黒マントではないかも」との結論を得る。
津島の引っ越し先を訪れた飛鳥井。
近所の主婦によれば、津島は不規則な生活をしているらしい。
鷺沼と合流した飛鳥井は、津島の手帳の内容について語り始める。
そこには、津島が黒衣の人物と接触する様子が描かれていた。
津島は黒衣の人物を「鴉」と呼んでいた。
どうやら、2週間に1度の割合で「鴉」と津島は接触していた……。
飛鳥井たちが訪れたのは、津島の傷害事件時に精神鑑定を担当した松濤昭彦。
津島について意見を聞こうとの目的だったが、意外な情報が得られる。
松濤の妻・紘子によれば、松濤家にも無言電話があったらしい。
しかも、黒マントはこちらにも姿を現していたのだ。
2年前から出没し、袖をまくり腕時計を確かめながら家を窺っていたらしい。
その夜、鷺沼から飛鳥井に連絡が。
鷺沼は「怖い人が来る。でも、逃げるワケにはいかない」との百合佳の留守電への吹き込みを聞き、百合佳宅へ駆け付けたのだ。
すると、室内が荒らされており、百合佳も居ないと言う。
これを聞いた飛鳥井は津島宅へ向かう。
其処で飛鳥井が発見したものとは!!
津島と百合佳が折り重なるようにして死んでいたのだ。
しかも、現場で袖の無い黒マントを発見。
近くに落ちていた袋の中には三脚とビデオカメラが。
ビデオカメラの映像を再生した飛鳥井は、そこに黒マントに襲われる百合佳の姿を見る。
警察の捜査により、殺害当日に津島が百合佳を運び出していたことが判明。
津島が百合佳を殺害し、自宅に運び込むと服毒自殺したと思われたが……。
飛鳥井はビデオカメラで撮影された暴行事件が津島に犯行不可能であると気付く。
津島にはアリバイがあったのだ。
しかも、ビデオカメラの映像から、暴行事件があったのは第3木曜から金曜日の夜と推測される。
つまり、鷺沼たちが訪れたその前日の晩である。
だが、百合佳は黒マントについて鷺沼たちに相談しなかった……。
飛鳥井は撮影に用いられたカメラの角度を疑問視。
カメラは屋外……ベランダ側から室内へ向けて撮影されていた。
さらに、撮影に使用されたオリジナルテープも消えていた。
これが意味するところは何か……。
暴行事件について、黒マントは屋上から侵入したと思われた。
だが、侵入に用いたとされるロープの長さは2メートル。
長さが足りない。
しかも、殺害当日に百合佳が犯人が来るのを知りながら、家に通したのも解せない。
この後、百合佳の数少ない友人の1人・久保田景子からある重大な情報が!!
ここで、一旦まとめよう。
1.何故、外から撮影したのか?
2.何故、2メートルしかロープが無かったのか?
3.何故、百合佳は犯人を家に通したのか?
この3つの謎の意味とは!?
◆スタジオ
黒マントならば、性別が分からなくなる。
つまり、男性ではなく女性ではないかとの説が浮上。
依頼を持ち込んだ鷺沼に疑惑が集中。
一方、津島を自由に操れる立場ということで松濤説も。
松濤と百合佳が不倫していたのでは……との説である。
両者の説を兼ねた紘子犯人説も登場!!
◆問題編(後半)スタート
景子によれば、百合佳とは2年前から疎遠だそうだ。
なんでも、彼氏が出来たのが原因だと言う。
その百合佳の交際相手は、松濤照彦だった。
しかも、百合佳が袖つきの黒いマントを購入していたと言うのだ。
遂に飛鳥井は真相を導き出す。
飛鳥井はマントの形に注目。
松濤紘子の目撃した黒マントは袖をまくりあげ腕時計を確認した。
百合佳と津島の目撃した黒マントには袖が無かった。
袖のある黒マントと袖の無い黒マントの2人居たのだ。
そして、津島宅で見つかったのは袖の無い黒マントである。
飛鳥井は松濤宅を訪ねる。
松濤には第3木曜日から金曜日にかけて、静岡のホテルに泊まる習慣があった。
飛鳥井は松濤が百合佳と交際していた事実を指摘、紘子との婚約はその半年後だった。
鷺沼は百合佳殺害は松濤によるものと指摘するが……。
追い詰められていく松濤。
ところが、紘子が自分あてに百合佳からビデオテープが送られてきたと主張する。
ここに飛鳥井はビデオに映った暴行事件が「実は暴行ではなかった」と語り出す。
4.黒マントは2着あった。
5.松濤には第3金曜日に定例スケジュールがあった。
6.暴行テープは紘子のもとに。
新たに明かされた3つの事実、真犯人は!?
◆スタジオ(2回目)
松濤と鷺沼晶子が関係していたとの説が浮上。
過去に鷺沼と松濤が交際しており、そこに百合佳が割り込んだ為に津島を利用し排除した。
だが、松濤は紘子と結婚してしまった。
そこで、鷺沼が黒マントに扮し百合佳を殺害したとの説でファイナルアンサー!!
ここで2度目の視聴者クイズ!!
1.松濤照彦
2.飛鳥井
3.鷺沼
4.松濤紘子 から犯人を当てろ!!
抽選でギフト券5万円分のチャンス!!との表示。
◆解答編
飛鳥井は自身の推理を明かし始める。
ロープは短すぎた。
つまり、実際には使用されていない。
屋上から侵入したと偽装する為の物だった。
ビデオテープを撮影したのは百合佳自身。
カメラをベランダに設置したのは黒マントにカメラの存在を知られるワケには行かなかったから。
松濤家に現れた袖つき黒マントの正体は百合佳だった。
松濤に捨てられた百合佳はストーカーと化していたのだ。
松濤は百合佳に頼まれ黒マントに扮し、百合佳を襲ったのだった。
松濤は飛鳥井の推理を認める。
松濤家を退去する飛鳥井と鷺沼。
松濤こそが百合佳と津島殺害の犯人だと主張する鷺沼だが、飛鳥井はこれを否定。
真犯人の名を明かす。
真犯人は紘子だった。
百合佳殺害の動機は紘子にもあった。
紘子は百合佳のストーキングに苦しみ、この排除を目論んだ。
そこで、津島を利用することを思いつく。
手紙が印刷したものに変わったのはこの為だった。
2ヶ月前から紘子に変わっていたのだ。
松濤が第3金曜日に行動できたように、紘子もまた自由に行動出来たのだ。
百合佳は自分以外の黒マントが現れたことに仰天。
紘子の犯行に気付き、意趣返しを思いつく。
これが偽の暴行事件である。
松濤による暴行事件を演出、記録し、松濤の生命線を握ることで紘子に嫌がらせを企んだのだ。
百合佳は暴行事件のテープを紘子に送り付けた。
紘子は進退窮まった。
そこで、以前よりの計画を実行に移す。
百合佳も紘子と対決する覚悟を決める。
だが、紘子には津島が居た。
不意を突き、津島に百合佳を殺害させると津島宅に運び込ませた。
その上で、津島を殺害したのだ。
飛鳥井の推理に感嘆する鷺沼。
だが、証拠はあるのだろうか?
飛鳥井は紘子のミスを指摘する。
紘子はオリジナルテープを持っていた。
だが、脅迫しようとする人間がオリジナルテープを送り付けるだろうか。
つまり、オリジナルテープを持っていた紘子には百合佳からそれを奪う機会があったことになる。
紘子は夫を救う為に、オリジナルテープの存在を明かしてしまった。
松濤本人も紘子の犯行を察していたようだ。
夫婦は互いに互いを庇っていたのである―――エンド。
<感想>
2週間のお休みを挟み、放送された「2時間スペシャル」。
その内容は『防犯心理テスト』と『追跡の魔』でした。
まずは『防犯心理テスト』。
要所要所こそ原作からでしたが、ほぼオリジナルの雰囲気。
登場人物が大幅に水増しされてました。
原作では名前が分かっているのは分団長と玲菜くらいだったけど。
玲菜の登場の仕方も変えられてましたね。
あのサプライズは映像では不可能だったか……。
さらに、玲菜の4択での選択も原作とは別物に。
原作を知っていただけに完全に引っかかりました……。
ただ、ドラマ版は原作よりも「テスト」を上手く利用しており、意味も理解できました。
原作よりも完成度が高い気がします。
玲菜のサプライズこそ無くなりましたが、モチーフを活かした改善だと思います。
アリです。
・『防犯心理テスト』(上甲宣之著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念 10分間ミステリー』収録)ネタバレ書評(レビュー)
次に『追跡の魔』。
当初こそ「飛鳥井役の役者さんがイメージと違うなぁ……」と思いましたがそのうちに飛鳥井に見えて来ました。
むしろ、あの役者さんこそ飛鳥井のような気が今ではします。アリです。
内容も原作にほぼ忠実でした。
流石に「ポオ」と「鴉」についてはやらなかったけど、あれで正解だった気もする。
・『追跡の魔』(笠井潔著、文藝春秋社刊『魔』収録)ネタバレ書評(レビュー)
再現ドラマパートは、全体的にかなり頑張っていた印象ですね。
ただ、『追跡の魔』のゲストによる推理パートがちょっと……。
手掛かりがひとつも活かされていないと言う……何故だろう。
きちんと6つの手掛かりが提示されていたように思うのですが、推理に反映されていない。
あのファイナルアンサーの推理も、鷺沼が百合佳を殺す必然性が無いし、ロジックが……。
う〜〜〜ん、ここらは原作を読んで結論を知っているから、そう思ったのかもしれないなぁ……。
で、次回の超再現なのですが、またも1回休みを挟んで次回は6月26日放送予定。
で、超再現の対象となる作品ですが「兄の無実(の罪)を晴らす」「兄妹」とのことで、おそらく若竹七海先生『クール・キャンデー』(祥伝社刊)と見た。
・『クール・キャンデー』(若竹七海著、祥伝社刊)ネタバレ書評(レビュー)
兄妹ものでミステリは意外と多い。
例えば小杉健治先生『二重裁判』(集英社刊)とか。
でも、『二重裁判』は「超再現!ミステリー」のカラーに合わないし、次回予告を視た限り主人公の妹はかなり若い。
そこで『クール・キャンデー』だと予測。
意外な結末でもあるし。
まぁ、他に思いつかなかったのも理由です。
ちなみに次回予告で流れた「無実を晴らす」という表現は誤り、正確には「無実の罪を晴らす」の筈。
ところが、調べてみたら集英社公式HPに記載された『二重裁判』のあらすじでは「無実を晴らす」になってたりする。
むむむ……難しい。
果たして、次回の超再現作品は管理人の推理通り『クール・キャンデー』なのか。
此処も次回までのお楽しみということで。
◆関連過去記事
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・『ともだち』(樋口有介著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)
・『防犯心理テスト』(上甲宣之著、宝島社刊『「このミステリーがすごい!」大賞10周年記念 10分間ミステリー』収録)ネタバレ書評(レビュー)
・『追跡の魔』(笠井潔著、文藝春秋社刊『魔』収録)ネタバレ書評(レビュー)
『防犯心理テスト』が収録された「『このミステリーがすごい!』大賞10周年記念 10分間ミステリー (宝島社文庫)」です!!
『このミステリーがすごい!』大賞10周年記念 10分間ミステリー (宝島社文庫)
『このミステリーがすごい!』大賞10周年記念 10分間ミステリー (宝島社文庫)
ラベル:6月5日 超再現!ミステリー 防犯心理テスト 上甲宣之 宝島社刊 『このミステリーがすごい!』大賞10周年記念 10分間ミステリー 笠井潔 追跡の魔 魔 文藝春秋社 私立探偵飛鳥井の事件簿 若竹七海 クール・キャンデー 祥伝社 小杉健治 二重裁判 集英社
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仰る通り、今回はドラマ部分はよく出来ていましたね。
まぁ4択に関しては、いくら倒れているのが犯人だと知っていて、嘘をつかない、という条件があっても4番は選ばないと思いますが……。
仰るようにゲストが……。
証拠を探そうって人も、論理的に考えようって人もおらず、なんとなく怪しい(または怪しくない)から犯人はこの人って意見ばかり(笑)。
(((^^;)
ちょうど今、アニメ「氷菓」で扱っている「愚者のエンドロール」で言えば、中城タイプばかりですね。
TVに出ている人は本格推理よりも2時間ドラマに親しんでいるだろうから仕方ないんでしょうが……。
もう少し論理的に考えそうな人(伊集院光、ロザン宇治原、やくみつるなど)を一人くらい入れればいいのに……。
こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!
同じ意見で嬉しいです!!
ドラマ部分かなり頑張っていたと思うんですよ。
確かに『防犯心理テスト』の4番選択は苦しいかな……と思います。
一応、犯行動機(祖父の無念を伝えたい)を鑑みて、何処かで誰かに訴えたい気持ちがあったからああなったと考えてます。
推理パートは『追跡の魔』に関しては、提示されたポイントを1つでも利用してくれれば納得も出来たのですが……。
解答に結び付かなくても、其処に触れてくれるだけでドラマパートの意味があったと思うのですが、まるっきり触れられなかったのでポイントまとめた意味が無いなぁ……と思っちゃいました。
出て来た結論も「鷺沼が百合佳を殺害する必然性」の薄いものでしたし。
意図的に外しているようにも感じられました。
考え過ぎかもしれませんが、番組上、原作が先にあるので当てたら駄目なのかもしれません。
原作があるのに、出演者の誰も読んでいないとは考えにくいし。
原作を知ってる人は、当てるワケにはいかないだろうし。
ここらが苦しいのかもしれない。
でもやっぱり、視聴者としてはサプライズとそれを導き出すロジックこそが見たいワケで。
伊集院光さん、ロザン宇治原さん、やくみつるさん確かにイイですね。
喧々諤々、推理を戦わせて欲しい。
ロジックが火花を散らせるところがミステリの華ですよ!!