2012年06月17日

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(6)〜夫殺しの容疑者は新妻!?政略結婚の果てには連続殺人の罠!美人社長の封印された衝撃の過去〜」(6月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(6)〜夫殺しの容疑者は新妻!?政略結婚の果てには連続殺人の罠!美人社長の封印された衝撃の過去〜」(6月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

バツイチで二人の子持ちの西郷美千花(渡辺えり)は、リストラ時の備えとして、さまざまな資格取得に励む警察署・刑事課の事務職員。事件捜査には関わらないものの、資格の勉強で得た知識を生かして容疑者のアリバイを崩してみせるなど、小山田刑事(草刈正雄)らのお手柄に貢献しているが、本音では、凶悪事件を扱う刑事課より総務課など穏やかな部署への異動を願い続けている。

ある日、美千花の娘・美子(岡田雪)がひったくり被害に遭う。幸い、通りかかった若い女性に助けられ事なきを得るが、犯人の男はナイフを持っており、一歩間違えれば命の危険があったかもしれない。あまりのことに気が動転して、きちんと礼を言えなかったことを悔やむ美子は、後日、美千花とともに、女性が犯人ともみ合った時に落としていった手帳を届けがてら、神奈川県小田原を訪ねることにする。
二人は、手帳に挟まれていた名刺を頼りに老舗かまぼこメーカーを訪問。ところが、美千花たちが到着したその時、女性は夫殺しの容疑者として小田原署に連行されていってしまう。美千花が小山田に事の仔細を調べてもらうと、数日前に老舗かまぼこメーカーの専務・北村耕次(斉藤陽一郎)が箱根山中で転落死を遂げており、不仲だった妻の北村真由子(安達祐実)に殺しの容疑が掛けられている事が分かる。命の恩人がそんなことするはずがない、そう信じる美子に懇願された美千花は、真由子を窮地から救うため、管轄外で捜査が出来ない小山田に代わって老舗かまぼこメーカーの社員として潜入を開始する。
美千花は、かまぼこメーカー社長で真由子にとっては義姉の北村綾子(中田喜子)から資格の豊富さを喜ばれ、さっそく帳簿の整理を任される。経理診断士の資格を持つ美千花は、すぐにずさんな会計管理を看破。それは、耕次が専務に就任してから始まっており、経理部長の野崎達夫(佐戸井けん太)によれば、耕次は野崎の制止も聞かず、遊ぶ金欲しさに勝手に会社名義の手形を振り出していたという。
ギャンブルに女遊びも絶えなかった耕次の評判は社内でも悪く、真由子が殺したとしてもおかしくはないと考える者もいた。また、世間は老舗のお家騒動に興味を抱いたのか、マスコミがこぞって工場に押し寄せてくる。そんな中、美千花は、警察での聴取を終え戻ってきた真由子の護衛を買って出る。さらに、真由子に請われてしばらくの間、同居することになった美千花は、真由子が事故で亡くなった両親の形見として、母の手作りのケープを持っていることを知る。編み物技能検定を持つ美千花は、それが珍しいドミノ編みで出来ていることに驚く。
翌日、美千花は真由子と二人分のお弁当を用意。しかし、真由子はいつも綾子と昼食を取るため不要だという。真由子は亡き母の親友だった綾子を信頼し、綾子もまた真由子を娘のように可愛がっていた。真由子の大学卒業時には、お祝いの旅行まで一緒にした二人。その時、綾子に買ってもらったネックレスを無くしてしまったと、真由子は残念がる…。
その日のお昼休み、美千花は工場で一番のベテラン・中川喜美江(左時枝)と一緒に昼食を取る。驚いたことに、喜美江は真由子から渡されたと言って、美千花が作ったお弁当を広げる。喜美江は真由子の無実を強く信じる一人。真由子も、そんな喜美江の存在をありがたく感じているのだろう。そんな喜美江の横には、編みかけの編み物があった。
その夜、真由子と一緒に帰宅した美千花は、朝方、きちんとそろえていったスリッパが乱れていることに気づく。留守中に誰かが家に入ったのだろうか。聞くと、綾子もこの家のカギを持っているというが…。
美千花の帳簿チェックの結果、耕次による使途不明金の総額は3千万円超。当月処理が必要な手形は800万円に及んだ。受取人の柳沢興業は高利貸しで、さらに300万円の借用書に対し1200万円の返済を求め工場に乗り込んでくる。専務が殺された上に、借金苦が世間に知れて老舗の名前に傷が付いてはいけないと、綾子は苦心。美千花もできるだけ力になろうとするが、マスコミのカメラに美千花の姿が映ってしまい、美千花の上司で刑事課長の栗林(笹野高史)に嘘の休暇届がばれ、東京に連れ戻されてしまう!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから(一部、あらすじと重複あり)……

美千花の娘・美子がひったくり犯に襲われてたところを通りがかった女性に助けられた。
女性は名も言わず立ち去ってしまったらしい。
美子は「女性が銀色で星の形のネックレスをしていた」と証言。
さらに、女性のものと思われる手帳を拾う。

美千花は娘を助けてくれたお礼を言わなければと手帳を手掛かりに相手の女性を訪ねる。
と、相手の女性・真由子はその夫である耕次殺害の容疑がかけられていた。
「恩人を助けて欲しい」との美子の依頼もあり、これを聞いた小山田の支援もあって美千花は真由子が勤務するかまぼこメーカーに潜入することに。

会社は社長の綾子が必死に支えていたが、経営は火の車になっていた。
どうやら、死亡した耕次が浪費家だったらしい。
大きな債務も残っており、債権者である柳沢により責め立てられていたのである。

そんな中、なんとか真由子の無実を証明しようと奔走する美千花。
嘲笑うように真由子の家に何者かが侵入する。
どうやら何かが盗まれたようだが、真由子は明かさない。

数日後、偶然にも美千花がテレビに映り栗林に見つかってしまう。

実は栗林には黙っての潜入であった今回の捜査。
栗林は激怒し、美千花は呼び戻されてしまう。
普段の自分を棚に上げ美千花を批難する栗林。
だが、美千花を応援する小山田や関根たちの反撃に遭い黙認することに。

その頃、経理部長の野崎は柳沢と共謀し綾子を脅迫、会社を喰い物にしていた。

矢先、栗林たちの管内で柳沢が殺害されてしまう。
こうして、栗林たちも捜査に参加することになり、美千花の潜入も終わりを告げた。

耕次殺害現場に足を運んだ美千花と小山田。
現場の近くには温泉が湧いていた。
と、小山田が銀のネクタイピンを落としてしまう。
ネクタイピンはすぐに変色してしまった、硫黄に触れた為である。
しょげかえる小山田に、美千花は今回の礼としてネクタイピンをプレゼントすると約束する。

小山田たちの捜査により、柳沢が「近く大金が手に入る」と喜んでいたらしいことが分かる。
柳沢は、北村耕次殺害犯の正体を知り脅迫していたのではないか……。

喜美江から綾子の過去について聞く美千花。
綾子は過去に水商売をしており、先代の社長に熱烈に求婚され迎え入れられた苦労人らしい。
しかも、喜美江の編み物は綾子に教わったもの。
その編み物はドミノ編みであった……。
これを聞いた美千花は綾子の過去を調べ、ある事実を掴む。

直後に綾子が耕次、柳沢殺害を認めて出頭する。
驚いた美千花は、綾子の部屋で変色した星型のネックレスを見つける。
星型のネックレスを真由子が持っていた……美子の言葉を思い出す美千花。

真由子宅へ出向いてみると、真由子の亡き両親のケープが無くなっていることに気付く。
真由子が自殺する気だと察した美千花は真由子の両親の死亡現場へ急ぐ。
そこには、予想通り真由子が居た。

「あなたが耕次さんを殺したんですね」
証拠品のネックレスを手に真由子に迫る美千花。
真由子のネックレスは小山田のネクタイピンのように硫黄に触れ変色してしまったのだ。
つまり、真由子は耕次の殺害現場付近を訪れたことがあったのである。

美千花の指摘を認めた真由子はすべてを語り始める。

柳沢からの借金に苦しむ耕次は、真由子の両親の遺産に目を着けた。
真由子を殺害し返済を目論んだのだ。
そこで、温泉付近で真由子を襲撃した。
この際に、ネックレスが硫黄に触れたのだ。
だが、真由子は必死で抵抗し、揉み合う内に耕次が転落死してしまう。

ところが、これを柳沢に目撃されていた。
脅迫された真由子は柳沢を殺害してしまう。

真由子の部屋から持ち去られた物はネックレスだった。
綾子が持ち去ったらしい。
しかも、綾子は会社を真由子に譲ると手紙に残していた。

綾子には真由子を守る理由があった。
死亡した真由子の両親は養父母だったのだ。
真由子の実母は綾子であった。

当時、水商売をしていた綾子は真由子を出産した。
必死に真由子を育てたが、無理が祟り体調を崩してしまった。
このままでは母娘ともに生きてはいけない。
そこで、綾子の友人であった真由子の両親に預けたのだった。

あくまで自殺しようとする真由子。
と、そこへ綾子も駆けつける。
綾子は真由子の犯行に気付いていた。
そこで、証拠品となるであろうネックレスを回収したのだ。

綾子は耕次と結婚させた自身の不明を恥じる。
親子と名乗れないのならばせめて義理の姉妹として家族になりたい―――それが綾子の悲願であった。
しかし、それこそが真由子を追い詰めてしまったのだ。

悲嘆に暮れる綾子と真由子。
そんな2人に美千花と小山田は「折角出会ったのだから生きるべきだ」と諭すのであった。

後日、小山田にネクタイピンを弁償する美千花の姿があった―――エンド。

<感想>

「100の資格を持つ女」シリーズ6作目です。
前作が2011年10月16日の放送だったので、実に8ヶ月ぶりの新作となります。
シリーズ過去作のネタバレ批評(レビュー)はこちら。

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(5)〜ふたりのバツイチ殺人捜査〜江ノ島・老舗旅館の壮絶家督争い!美人仲居の悲しき過去と連続殺人に秘められた驚愕の真実とは?」(10月15日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「100の資格を持つ女(4)〜特命潜入!ウエディングプランナー連続殺人事件!!情念の花嫁衣装と偽装殺人の謎容疑者はバツイチ刑事の妻と娘!?」(8月28日放送)ネタバレ批評(レビュー)

さて、ドラマの感想。

今回も、西郷美千花役の渡辺えりさんと小山田雄策役の草刈正雄さんがイイ味を出してましたね。
このシリーズはそこがいいなぁ〜〜〜。
さらに、栗林や仲間たちも今回は味があった。
物語的には大味でしたが、それはそれでアリだと思いました。

それにしても、サブタイトルがかなりのネタバレですね。
ほぼ答えと言ってもいい。

夫殺しの容疑者は新妻!?←真由子が犯人なので正解。
政略結婚の果てには連続殺人の罠!←真由子が連続殺人を犯したので正解。
美人社長の封印された衝撃の過去←綾子が真由子の母親なので正解。

見事にすべてそのままでした。

そういえば、経理部長の野崎と事務員の礼子や喜美江は後半から登場しなくなってしまいましたが、どうなったのでしょうか。
特に野崎と礼子は柳沢殺害後から空気でした。
それまでのミスリードは何だったのか。
かなり投げっぱなしでした。
回収すらしてません、気になりますね。

<キャスト>

西郷美千花:渡辺えり
北村真由子:安達祐実
野崎達夫:佐戸井けん太
中川喜美江:左時枝
北村綾子:中田喜子
松尾刑事:丹波義隆
三浦雅子:栗田よう子
関根恒夫:山崎樹範
栗林中道:笹野高史
小山田雄策:草刈正雄 ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


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