2012年06月30日

金曜プレステージ「二週連続特別企画 森村誠一 女のサスペンス『マリッジ』 その花嫁は地獄からやってきた…純白の誓いは真紅の嘘、隣で眠る妻は殺人犯?暴かれゆく恐怖の素顔、練炭…食中毒…血染めの結婚生活はじまる」(6月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「二週連続特別企画 森村誠一 女のサスペンス『マリッジ』 その花嫁は地獄からやってきた…純白の誓いは真紅の嘘、隣で眠る妻は殺人犯?暴かれゆく恐怖の素顔、練炭…食中毒…血染めの結婚生活はじまる」(6月29日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

40歳まで独身の山上健一(萩原聖人)は、一念発起し「お見合いパーティー」に参加した。そこで、誰もがうらやむ美女・小嶋茜(国仲涼子)と意気投合、その後わずか1ヵ月の交際期間を経て結婚した。幸せな日々を過ごす健一だったが、ある時から妻の性格が激変する。日によって車の運転や、食べ物の好み、さらには昼の性格と夜の性格が変わることも…。戸惑う健一だったが、さらに不思議なことが次々と起こる。

二人が出かけた際にタクシー待ちをしていると一人の男が茜のことを「ナギサ」と呼び止めた。「ただのナンパ」と今回も気にも留めない様子の茜。後日、健一が仕事で赤坂ロイヤルホテルのロビーにいると、茜に似た女性を見かけたが、その夜、茜に聞くと「他人の空似」と一言。困惑する健一にさらに衝撃が走る。新聞で赤坂ロイヤルホテルで刺殺事件の記事を目にし、その被害者はなんと茜に話かけてきた男・染谷啓祐(相島一之)だった。

茜は事件に関係しているのだろうか?健一には分からないことだらけだった。わずかな交際期間で結婚した二人、健一は妻・茜のことをよく知らなかった。茜には何か秘密があるのではないか?健一はその手がかりを探し始める。茜の車を調べると、手帳を見つけた。その中には「SOMEYA」とサインがしてあった。街中で茜に声をかけて来た男・染谷のことか?さらにスケジュールを見ると「赤坂RH ナギサと合流」と書かれていた。混乱する健一。そんな時、健一のもとへ警視庁の徳永和男(小林稔侍)と藤倉裕美(白石美帆)がやってきた。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから(一部、重複アリ)……。

独身の山上は、思い切って結婚相談所「キューティーキューピッド」が主催する「お見合いパーティー」に参加し、其処で出会った小嶋茜と結婚した。

しかし、茜には不思議なところがあった。
「トマトが駄目」かと思えば、その翌日には「トマトが大好き」だったりするのだ。
他にも「肉食系」な日があったり、「草食系」な日があったりする。
肉食系な茜に惹かれる山上。

ある晩、茜と共に歩いていた山上は見知らぬ男性から「ナギサ?」と声をかけられる。
茜は相手を「知らない人だ」と主張するが……。

数日後、その声をかけて来た男性が殺害される。
男性の名は染谷。
染谷は探偵事務所の所長だった。
調査過程でのトラブルが根底にあると見て、一課の赤鬼と呼ばれる徳永と駆け出し刑事・藤倉が捜査に乗り出す。

徳永は、染谷の事務所が開店休業状態にも関わらず、家賃を支払い経営出来ていたことに不審を抱く。
さらに、スケジュールボードから「謎の女性・ナギサ」の存在を発見する。

染谷の携帯電話の着信履歴から「東郷商事総務課長・江川」の存在が浮上。
江川は「影の部長代理」と呼ばれているらしい。

その頃、山上は妻・茜の度重なる変貌ぶりに頭を悩ませていた。
前よりも顕著になっており、朝は好きだった筈の鶏肉が、夜には嫌いになっているのである。
これが度々繰り返されるのだ。
同僚に相談するも「二重人格なんじゃない」と笑われてしまう。
真剣に悩む山上に「こうしたらどうだろう」と「携帯を盗み見る」か「ゴミを調べる」ことを提案する同僚。

その意見を容れた山上はゴミ箱から染谷の事件について報じる新聞記事を発見するのだった。
間違いなく茜は染谷の事件を気にかけているようだが……。

一方、江川に当たる徳永。
江川によれば「社員の素行調査を染谷に依頼した」と一点張り。

絡め手から攻めることにした徳永は江川の部下・酒井に協力を求める。
酒井によれば「前の上司である小村ならば何かを知っているかも」とのこと。
江川はかなり悪評が高く、接待にコールガールを使うとも噂されていたが……。

小村は、町田で「古都」という店を開いていた。
小村によれば、噂は事実。
江川と染谷は共謀し接待にコールガールを用いていた。
小村はその証拠を掴んだそうだ。
流石にビジネスとしてもやり過ぎだと感じ、告発しようとした矢先、接近してきた女性があったと言う。
小村は、女性の正体も知らず一夜を共にしてしまった。
実は、その女性もコールガールの1人だった。
それをネタに告発を思い留まるよう促され、退社に追い込まれたのだそうだ。
そのコールガールの名は「ナギサ」と言った……。

山上の悩みは相変わらず続いていた。
茜への不信感が募る中、当の茜は生命保険に入ろうと勧めて来る。
妙なテンションの茜の雰囲気に戸惑う山上だが、「保険は愛の証よ」との巧みな説得に心が揺れる。
その夜に限り、山上に身体を許す茜。
つい心が動いた山上は5千万円の保険に加入してしまう。

とある休日。
野球に出かけた山上は、茜に弁当を作って貰う。
ところが、それを食べた途端、山上は身体に不調を覚える。
病院を訪ねたところ、食中毒と診断されてしまう。
どう考えても、弁当が原因だ。
帰宅した茜は殊勝に謝るが……山上はもはや茜を信じられなかった。

その夜から寝室を別にする山上。
密かに茜について調べ始める。
茜の車から「染谷」と記された手帳を見つける山上。
そこには「ナギサ」の名前も書かれていた。

江川を尾行する徳永は、結婚相談所「キューティーキューピッド」の社長・正岡悦子との密会現場を目撃する。
しかも、結婚相談所の会員の中に「小嶋渚」の名前があった。
「小嶋渚」が「ナギサ」の正体なのか……。

徳永たちは正岡を調べ始める。
結婚相談所のシステムを見て不快を覚える徳永。
藤倉は「女性会員の中にはサクラも居るらしいですよ」と徳永に教える。
さらに、染谷と正岡が大学時代に同じイベントサークルに所属していたことも判明。
染谷と正岡が繋がったのだ。
「キューティーキューピッド」の「サクラ」こそが染谷の用意した「コールガール」だったのである。

正岡を訪ねた徳永たちは「小嶋渚」について尋ねる。
だが、正岡は「そんな会員は知らない」と素っ気ない。

藤倉は「10周年記念で作った限定品のイヤリング」に興味を示す。
何でも、一部のスタッフに配ったものらしい。
その傍では、徳永が結婚の成立した「アドバンス会員」に注目。
其処に「小嶋茜」の名を見出していた。

こうして、遂に山上のもとへ徳永たちが辿り着いた。
茜に話を聞こうとする徳永。
山上は「染谷らしき人物に茜が声をかけられたこと」と明かす。
「ナギサ」についても触れたところ、徳永たちに緊張が走る。
だが、山上も肝心の手帳についてはどうしても打ち明けられなかった。

一方、茜は染谷も江川も知らないと証言する。
「ナギサ」にも心当たりはないらしいが……。

しかし、一課の赤鬼・徳永は茜の嘘を見逃さなかった。
こうして、茜について捜査が開始された。

その結果、茜と渚が姉妹であると判明。
しかも、渚には2度ほど結婚歴があり、夫と死別していた。
転落事故と練炭事故によるものだったが、両方とも3千万円の保険が支払われていた。
徳永は茜と渚の2人1役による保険金殺人を疑う。

同じ頃、山上も茜に渚という双子の妹が居ることを突き止めた。
こうして、同じく2人1役を演じているのではないかとの疑惑を抱く。
「トマトが駄目、肉が大好きな肉食系の茜」と「肉が嫌いで大人しい草食系の茜」。
本当に2人居たのだ。

さらに、山上は2度の結婚をしていたのは本当に渚だったのか疑問を抱く。
もしや、茜が渚を騙り保険金殺人を犯したのではないか。
そして、自分が知る肉食系の茜こそ、保険金殺人を犯した茜だとしたら……草食系の茜こそ渚になる。

徳永たちがやって来て以来、茜は草食系の茜のままだった。
山上の趣味の野球にも応援に来る茜。
愛した肉食系の茜とは違う彼女に山上は急速に惹かれ始める。

一時は寝室を分けた山上だが、再び寝室を共にすることに。

翌日、山上の知らぬところで、双子姉妹は互いに計画の進捗状況について語り合っていた。
どちらが茜で渚なのかは分からない。
草食系の茜は計画に反対を示すが、肉食系の茜の説得を受け黙認する。

その頃、徳永は山上に接触、保険金と2人1役について問い質す。
山上は必死に否定するが、徳永には見抜かれていた。
山上は何故、自分の命を狙う茜を庇うのか戸惑っていた。

そんなある日、山上は同僚から詰問される。
山上は自分が茜と出会った「キューティーキューピッド」を同僚にも紹介していた。
同僚はそこで出会った明日香と交際を始めたが、様子に不審を覚え問い質したところ「サクラ」を認めたらしいのだ。
手帳にあった名前を思い出す山上。
そこには「CC明日香」とあった……。

同僚と共に明日香を訪ねた山上。
明日香は同僚に貢がせるだけ貢がせて簡単に振ってしまう。
染谷について尋ねたところ、あっさりと認める明日香。
やはり手帳にあった人物で間違いないようだ。
「小嶋渚」についても知っていると言う。
こうして、茜(渚)がコールガールだったことも初めて知らされることに。
しかも、茜(渚)は金の為ならば何でもする性格らしい。

山上は茜が渚を名乗ってコールガールをしていたと考えた。
そして、自分に近付き保険金殺人を狙っているのも茜に違いない。
渚は茜の指示で夫を2度奪われた被害者なのだ。
草食系の茜こそ渚に違いない。

草食系の茜が愛おしくて堪らなくなった山上は彼女と一夜を共にする。
山上は草食系の茜を心の中で渚と呼ぶことにした。

山上はこのまま茜が戻らなければいいと思っていた。
矢先、茜の車からイヤリングを発見する。
草食系の茜(渚)は「それを警察に持ち込んで欲しい」と山上に頼む。
それは「キューティーキューピッド」が10周年記念で作成したイヤリングであった。

イヤリングを届けた山上は茜と渚の過去を調べ始める。
小嶋家は過去に工場を経営していたが上手く行かず、姉妹が中学生の時に、両親が海で自殺していた。

イヤリングから正岡悦子を調べ始めた徳永たち。
正岡は茜との関係を否定するが、正岡宅のマンションの防犯カメラ映像が決め手となり嘘がバレる。
徳永は茜の行方を問い質すが、正岡は「人を殺人犯にしないで下さい」と否定。
だが逆に、徳永から「私は殺人が起きたなど言ってませんが……」と詰め寄られる羽目に。

徳永たちはイヤリングを正岡の物と断定し、さらに攻め立てる。
「私のイヤリングなら此処にありますのよ」と一笑に伏そうとした正岡の笑みが凍る。
そこにある筈のイヤリングが消えていたのである……。

こちらは山上。
小嶋家の故郷で調査を続ける彼の前に茜が現れる。
彼女は「私は渚よ。お互い嘘は止めにしましょう」と持ちかける。

山上は「最初は結婚が出来たからそれでいいと思っていた。でも、今は違う。君のことが知りたくなった」と自身の心中を明かす。
そんな山上に渚は「姉が大嫌いだった」と語る。

茜と渚は容姿こそ同じだったが、性格が正反対であった。
茜は明るく天真爛漫、頭脳明晰で人から好かれた。
渚は内向的な性格であった。
唯一、渚が茜に勝る点は泳ぎだけだったと言う。

ある日、茜は渚の好きな男子の名を上げ興味を示す素振りを見せた。
このままでは、彼が盗られる―――。
そう思った渚は海で茜を殺そうとした。
ところが、茜は一命を取り留めた。
以来、渚は茜に歯向かえなかったらしい。
山上の件も、嫌々ながら従ったとのことだった。

これを聞いた山上は渚を守ることを決める。

その頃、取り調べを受ける正岡は自身もコールガールだった過去を徳永に語っていた。
ある顧客と結婚の約束をしたところ、その男は正岡に貢いだ。
これに味を占めた正岡は「キューティーキューピッド」を立ち上げた。
経営は順調だった。
ところが、ここに金の匂いを嗅ぎ付けた染谷が介入してきた。
染谷は正岡の過去をネタに脅迫、金や経営権を譲るよう迫って来た。
そこで、正岡が染谷を殺害したのだ。

しかし、殺害の現場を茜を名乗る女に目撃されてしまう。
染谷を介して茜に見覚えのあった正岡は彼女と取引することにした。
茜は2度保険金殺人を犯しており、それを黙っている代わりに沈黙させようとしたのだ。
ところが、茜を名乗る女はさらに金を要求してきた。
そこで、茜の殺害を実行に移すことに。

こうして、正岡は日を改めて茜の殺害を実行した。
茜の遺体は正岡の供述通りの場所から発見された。

山上と渚は事件が解決したこともあり、改めて夫婦として生活を始めた。

そんな2人の様子を見て「お姉さんがすべてを持って行ったんですね」と感慨深げな藤倉。
「妹にとっては願ったり叶ったりだな」自身の言葉にハッと気付く徳永。

数日後、渚は留置された正岡に面会していた。
正岡は此処で初めて事のからくりに気付く。
正岡を脅迫した茜の正体は渚だったのだ。
正岡は渚に騙され、茜の排除に利用されていたのである。

さらに数ヶ月後、仕事を終え帰宅した山上を朗報が待っていた。
渚が妊娠したのだ。
大喜びする山上。

だが、彼は知らない妻を名乗る女の秘密を―――エンド。

<感想>

「二週連続特別企画 森村誠一 女のサスペンス」の第2弾。
第1弾『捜査線上のアリア』はこちら。

金曜プレステージ「二週連続特別企画 森村誠一 女のサスペンス『捜査線上のアリア』麗しきアリアと共に蘇る名作ミステリー!美しき青年死体。疑われた女流作家は文豪のアリバイを崩せるか」(6月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

第2弾の原作は森村誠一先生『マリッジ』(角川書店刊)。

<あらすじ>

結婚という男女の普遍の命題に潜む悲劇に、棟居、牛尾の両刑事が迫る!

35歳まで独身だった山上は「お見合いパーティ」で美女・茜を射止めた。だが、幸せな結婚生活束の間、茜の性格が激変する。しかも、茜が殺人事件の重要参考人と知り、妻の過去を調査するが…。白眉の社会派推理

結婚は愛の到着点か?悲劇という名の終着駅か?男女普遍のテーマを活写した社会派推理

三十五歳で独身の山上潔は、一念発起し「お見合いパーティー」に参加した。そこで、誰もが羨む美女・西畑茜と意気投合、人生の伴侶を射止めた。だが、結婚してから妻の性格が激変、日毎に別人のようになっていく。そのさなか、妻が殺人事件の重要参考人であることが判明し、山上は茜の過去を調べ始める。事件を追っていた警視庁捜査一課の棟居と新宿署の牛尾もまた、結婚という「愛の誓い」に潜む闇を照らし出していくのだが…。男女の普遍のテーマを活写した社会派ミステリー。
(角川書店公式HPより)


過去に土曜ワイド劇場「終着駅シリーズ」にてドラマ化されている本作。
そんなドラマ版の感想を!!

怖いですね。
何処までが茜で、何処からが渚なのかが分からない。
ひょっとすると、全部が渚の犯行なのかもしれない。
そもそも、あの渚は本当に渚なのか?
もしかして、茜なのではないか?
歯型も受診前に保険証を交換すれば、入れ替わりは可能だし。
本当に恐ろしい。

では、これから「ラストで渚を名乗っていた人物」が何をしたのかを確認していきましょう。
一応、生き残ったのは渚と仮定します。

渚は正岡を利用し、茜を殺害しました。
これは確実。

そして、染谷殺害の際に染谷はバスローブ姿で誰か女性を待っていた。
其処に現れたのは茜ではなく渚だった(目撃者は渚)。
つまり、染谷の相手も渚でしょう。
とすると、コールガールをしていたのも渚の可能性が高い。
渚の証言によれば茜には反抗出来なかった筈なので、茜に強要されていたものか。

2件の保険金殺人についても「茜を騙った渚が茜の犯行」と語っているだけで事実は不明。
むしろ、渚が茜に反抗出来ないとすれば、汚れ仕事も渚の役割と見るべきで、茜の指示があったとはいえ渚の犯行である可能性が高い。

こうなると、ほぼすべてが渚によるものとなってしまう。

そもそも、茜に反抗出来ないとの渚の証言も怪しいもの。
乗り気で協力していた可能性もある。
もしも、反抗出来ないとの証言が嘘だとすれば、役割分担も平等で半々と見るべきか。
だとしても、渚は犯行に関与しているのは間違いないワケで。

どう転んでも、山上の妻は恐るべき人物となります。
ただ、今回の渚は山上の妻の座に魅力を感じている様子。
茜も居なくなったことから、夫婦仲が冷めない限り、このまま妻を続けるのでしょう。
妊娠したのもその証明といえる筈です。
流石にお腹の子供は山上の子供だと思いますし。

此処まで来るとまさにホラーだなぁ……。

他にもいろいろな可能性が考えられそうです。
本来、シナリオとしては意図した解があるのかもしれませんが、管理人としては1つの解に囚われたくないほど。
特に解が無いリドルストーリーこそが本作の真骨頂でしょう。

現実にあったらと思うとゾッとする。
ドラマで良かったと思わせる完成度の高い良いドラマでした。

◆森村誠一先生関連過去記事
【棟居刑事シリーズ】
土曜ワイド劇場「森村誠一の棟居刑事 目撃美女は二度死ぬ猫が運ぶ犯人!?悪い男vs手玉に取る女…愛と欲の背徳の詩集」(7月30日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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土曜ワイド劇場「終着駅の牛尾刑事vs事件記者冴子・森村誠一の完全犯罪の使者!!富山八尾〜風の盆に始まる殺意の連鎖!!赤いルージュの伝言」(12月18日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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【刑事の証明シリーズ】
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【その他ドラマ】
金曜プレステージ「3週連続・罪と女とミステリー第1夜! 森村誠一サスペンス・破婚の条件〜夫殺しを夢みた秘密の殺人日記 その夜、傲慢夫は既に殺されていた!追い詰められ墜ちてゆく女は極限の果てに!悲しい女の業を描いた本格サスペンス」(8月26日放送)ネタバレ批評(レビュー)

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金曜プレステージ「二週連続特別企画 森村誠一 女のサスペンス『捜査線上のアリア』麗しきアリアと共に蘇る名作ミステリー!美しき青年死体。疑われた女流作家は文豪のアリバイを崩せるか」(6月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)

【アタミステリー紀行関連】
『ただ一人の異性』(森村誠一著、アタミステリー紀行2011より)ネタバレ書評(レビュー)

「アタミステリー紀行2010」結果が発表される

「熱海の靴屋」(森村誠一著、アタミステリー紀行2010より)3つのミスにチャレンジ!!

近付く「アタミステリー紀行2010」の足音……

アタミステリーへの誘い……
(アタミステリー紀行2009について触れた過去記事です)

【その他】
知ってましたか?森村誠一先生『人間の証明』が韓流ドラマに!!その名も『ロイヤルファミリー』!!

森村誠一先生「義仲・巴ネットワークフォーラム・イン・富山」にて講演

クリスマス(12月24日)の森村誠一さん!!
(「森村誠一 謎の奥の細道をたどる」についての過去記事です)

<キャスト>

国仲涼子
萩原聖人
白石美帆
大倉孝二
佐藤二朗
鶴見辰吾
有森也実
小林稔侍 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより転載)


「マリッジ (角川文庫)」です!!
マリッジ (角川文庫)





「捜査線上のアリア (角川文庫)」です!!
捜査線上のアリア (角川文庫)





「捜査線上のアリア (徳間文庫)」です!!
捜査線上のアリア (徳間文庫)





「捜査線上のアリア (集英社文庫)」です!!
捜査線上のアリア (集英社文庫)



【関連する記事】
この記事へのコメント
お金に執着してきた茜だけど、
今度は結婚・出産・普通の女としての幸せを求めるようになり、
渚や染谷との関係を断つキッカケがあったから計画を思いつき実行した。
(もしくはそのキッカケがあったから今後のライフプランをあたらめて計画を思いついた)
妹に今まで行なってきた悪事を全てなすりつけ、自分の手を汚さずに始末。
これからは警察から過去の罪を問われる可能性もなく、安心して平和に生きていける、“渚”として・・・。

・・・とも、考えられますよね。

幼少期に姉を殺そうとした本質がある手前、やっぱり自分の幸せのために茜をまた始末した・・・と、考えるのが普通ですが、
私にはどうしてもイヤリングを見つけた時の“渚”は茜にしか感じなくて・・・。


観る者の感受性によってこんなにも色々と説が考えられるなんて、本当に面白くて怖い作品だなと思いました。
Posted by 通りすがり at 2012年06月30日 16:14
Re:通りすがりさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です!!

そうなんですよね。
ラストでも茜が渚を演じている可能性もある。
どこまでが茜で、どこからが渚か分からない。
果たして、山上が知る茜は初めから茜だったのか。
それとも、茜を演じた渚だったのか……。

肉食系と草食系で茜と渚を識別していた山上ですが、茜が保険金殺人を目論むのならば姉妹で入れ替わる必要性がそもそもあまり無い筈。
だとすれば、肉食系と草食系の茜を1人の人物が演じたとすら思えてしまうのが本作の凄味。

本来、シナリオとしては意図した解があるのかもしれませんが、管理人としては1つの解に囚われたくないほど。
特に解が無いリドルストーリーこそが本作の真骨頂でしょう。

これだけ考えられる懐の深さ。
本当に凄い作品でした。
Posted by 俺 at 2012年06月30日 23:40
観やすくて面白いドラマでした。国仲涼子ちゃんってなかなか可憐ですね。私はちゅらさんて見た事ないので世間から出遅れてます(笑)
Posted by うぼで at 2012年07月01日 11:25
Re:うぼでさん

こんばんわ!!
管理人の“俺”です(^O^)/!!

国仲さん、良かったですよね!!
熱演でした!!

あの怖い「茜」が「ちゅらさん」の天真爛漫な「恵里」と同じ役者さんとは……流石ですね。

ちなみに管理人も「ちゅらさん」は「1」と「2」の半分くらいしか視ていません。
「3」と「4」知らないので再放送しないかなぁ……。
Posted by 俺 at 2012年07月02日 23:22
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