2012年07月22日

土曜ワイド劇場「『ヤメ検の女(3)』検察を辞めた情熱弁護士!父を殺された難病少女を救え!死者が残したメッセージ“うして”の謎!?連続殺人の闇・・・」(7月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「『ヤメ検の女(3)』検察を辞めた情熱弁護士!父を殺された難病少女を救え!死者が残したメッセージ“うして”の謎!?連続殺人の闇・・・」(7月21日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

葵あかね(賀来千香子)は、検察庁を辞めて弁護士に転身した“ヤメ検”。事務所員・桜井花子(須藤温子)の営業努力が実り、今は大手玩具メーカー『ドリームトーイ』の顧問弁護士を務めている。
そのドリームトーイで殺人事件が発生。被害者の石田克人(山田純大)、加害者の平山雄一(蟹江一平)、そして目撃者の牛寺恒夫(徳井優)もドリームトーイの社員という、弁護士にとっては難しい事件がのしかかってくる。
牛寺は平山が石田を刺す瞬間を目撃したと証言。以前から社内で相次いでいた商品の紛失について石田が調査を進めており、その犯人が平山だったのではと警察に報告する。一方の平山は、現場に着いたとき石田はすでに胸を刺されており、虫の息で「うして…」という言葉を繰り返していたと証言。無実を主張する。
証言の食い違いを検証するため現場に出向いたあかねは、牛寺がいた場所からは平山の手元が見えないことを突き止める。だが、警察は平山の社員ロッカーから大量の未開封のおもちゃを押収。謎はさらに深まる。
あかねは、平山と無罪を目指して裁判を戦うつもりだと、ドリームトーイの植草大二郎専務(田中健)に伝える。しかし、植草は真相究明よりも企業のダメージ回復を第一に考えるよう、あかねに要求。牛寺とともに、平山に罪を認めさせることが顧問弁護士のあかねに課せられた仕事だと迫る。
人一倍正義感の強いあかねは、社員の人生より世間体を重視する植草らの姿勢に激怒。その場で、顧問弁護士の辞任を申し出る。
事務所に戻ると、今度はこのあかねの後先省みない行動に花子が激怒する。順風とは言いがたい事務所経営に日々四苦八苦していた花子は、努力の甲斐が無いと事務所を飛び出していってしまう。
あかねは、花子に申し訳ないとの思いを抱きつつも、信念を曲げることなく平山の弁護を続けると決意。平山、石田、双方の家族に挨拶に出向く。
平山の母・滋子(大森暁美)は、あかねの奇特さに感謝の気持ちを伝える。しかし、石田の妻・貴子(三浦理恵子)はあかねを拒否。その後、入院中の貴子の娘・果歩(毛利恋子)の病室に現れ、果歩の人懐こさゆえに仲良くなってしまったあかねを、卑怯者とののしる。
果歩は難しい手術を控えていた。貴子は、果歩の体調を気遣い、夫の死も伝えられずにいたのだ。知らぬこととは言え、あかねは自分の軽率さを猛省。貴子に深々と謝る。その真摯な姿勢が貴子に届いたのか、貴子は態度を軟化させるが、事件に関する有力な証言はなんら得られなかった。
やや沈んだ気持ちで事務所に戻るあかね。そこに、いつもの花子の姿が無いことで、あかねはますます落ち込んでいく。
そこへ突然、ペテン師の呼び声高いまゆつば弁護士の堺虎之助(泉谷しげる)が、あかねを訪ねてくる。虎之助は、ドリームトーイが発売した欠陥商品で子どもたちが被害に遭っているとして、大規模な訴訟を準備。あかねにも虎之助が組織する弁護団に加わるよう、しつこく勧誘してくる。そこへ花子が登場!あかねとともにインチキ臭い事故写真を突き返し、虎之助を一蹴した花子は、これからもあかねの不器用な生き方に付き合うと素直に謝罪。心強い相棒を取り戻したあかねは、意を強くして平山の弁護に向き合う。
あかねは、平山に警察の取調べを受けるよう指示する。平山はあかねに教えられた通り、取り調べに現れた田代刑事(伊吹吾郎)にただ無実を訴えるのではなく、事件の不自然さを冷静に指摘。検視報告書を確認した田代は、冤罪の可能性があることに気づき顔を青ざめる。
昔の習性で警察に指示を出したがる“ヤメ検”を嫌っていた田代だが、ついに観念。あかねに非公式の協力を申し出る。
田代から石田の手帳のコピーを受け取ったあかねは、日曜日ごとに異なる苗字が書き込まれていることに気づく。貴子に尋ねてみるが、何を意味するのかは分からないという。だが、その後、石田の遺品からドリームトーイのヒット商品に関するクレーム者リストが発見され、手帳に書かれていた苗字の全てがクレーム者リストと一致。しかも、購入していたのは虎之助が訴訟を準備していたおもちゃと同一のものだった!
(土曜ワイド劇場公式HPより)


では、続きから……(一部、重複アリ)

堺がドリームトーイ相手に訴訟を起こそうとしていた件が「ワイルドカート」という電動ミニバイクについてだと判明。
モーターが発熱し遊んでいた子供が火傷をしていたのだ。

平山によれば、ウエストロック社製のモーターを採用したことに原因があるらしい。
平山は猛反対したが、専務の植草が部長の牛寺に一任し、牛寺の一存で決定したそうだ。
石田も牛寺側につき、孤立無援となった平山は総務部に異動させられた―――明らかな報復人事である。 

ところが、平山の危惧が的中。
火傷事故が発生したのだ。
これを受けて石田は自身の過ちを認め、事故について調べていたらしい。
どうやら、個人的に告発の準備をしていたことも分かる。

あかねは、ウエストロック社の西岩社長と寺西との間に贈収賄があったに違いないと考え、料亭での密会現場を写真に押さえることに成功。
これを証拠として牛寺に迫ることに。
植草は事実を追及すると約束するが……。

果歩を見舞うべく病院を訪れたあかねは、貴子から石田との関係を教えられる。
石田と貴子は再婚。
果歩は貴子の連れ子らしい。
貴子は「果歩が居なくなれば、自分も生きて行けない」と語る。

その夜、牛寺が何者かに殺害されてしまう……。
平山の無実を証明する方法は失われてしまったのか?

平山の起訴が決定。
数日後に迫り、焦るあかね。

花子は西岩が鍵を握ると見て、彼を尾行する。
結果、西岩社長と植草専務が通じていることが明らかに。
牛寺には植草という黒幕が居たのだ。

あかねは堺とコンビを組み、植草たちへ揺さぶりをかける。

堺経由でワイルドカートについての謝罪広告とリコールを要求したのだ。
困った植草は西岩に責任転嫁、これを西岩本人に伝えることに。
こうして、植草と西岩の仲を引き裂くことに成功。

今度はあかねの出番である。
孤立した西岩に近付き「牛寺の二の舞は避けるべきだ」と唆したのだ。

西岩は裏帳簿をあかねに預ける。
そこには植草へのキックバックが克明に記録されていた。
これにより植草は告発されることに。

あかねは石田殺害について真相を語るよう植草に詰め寄るが、植草は石田を殺害する必要がなかったことを明かす。
石田は牛寺の説得に応じ、告発を取り止めていたのだ。
牛寺は沈黙の代償に果歩の手術の執刀医・笠原教授を紹介していたのだった……。

あかねは全く見当違いの犯人を追っていたのだ。
平山の起訴まで、もう時間が無い……。

牛寺は真犯人を知っていたのではないか?
そして、脅迫した為に殺害されたのではないか?

一方、果歩の手術の件で、石田と貴子が言い争っていたことが判明。
笠原によれば、石田から果歩の手術を中止して欲しいとの申し出があったらしい。
ところが、その夜の内に貴子から中止の撤回が連絡されていた。

しかも、あかねは果歩が「うして」と口にしている現場を目撃する。
どうやら「うして」とは、「捨てて」という意味の言葉らしい。

様々な情報が貴子を示し始めた。
あかねは貴子を疑い始める。

果歩の手術が行われ、無事成功した。
あかねは貴子に真実を告げるよう迫る。
すべてを語り始める貴子。

貴子は石田に「俺は間違えていた」と告げられた。
これを「子連れの自分と再婚したこと」と考えた貴子は、石田を憎悪していた。

だが、これは貴子の勘違いであった。
石田は「ワイルドカートについて牛寺の取引に応じてしまったこと」を「間違えていた」と語っていたのだ。
そこで、牛寺との取引を反故にするべく果歩の手術の中止を依頼したのだ。
代わりにロスで名医を見つけていたらしい。

しかし、貴子にとって手術を止めようとする石田は果歩の命を脅かす敵であった。

あかねは、石田が死の直前に「うして」と繰り返していたことを告げる。
「うして」とは熊本弁で「捨てて」のこと。
ナイフを抜いた平山に「そのナイフを捨ててくれ」と頼んでいたのだ。
つまり、石田は犯人を庇おうとしていたのである。

これを聞いた貴子は自身が犯人であると認める。

石田の殺害当日、貴子は石田に中止について翻意するよう迫った。
自身の首筋にナイフを突き付け、「翻意しなければ死ぬ」と脅迫したのだ。
石田は貴子からナイフを取り上げようとして、誤って刺されてしまう。
こうして、石田は死亡した。

其処へ貴子が石田の説得を依頼するべく呼んでいた牛寺が到着。
牛寺は貴子をその場から逃がすと、後からやって来た西山に罪を着せたのだ。
これを貴子も了承し、事件は終わる筈だった。

ところが、牛寺は沈黙する代わりに石田の保険金を要求してきた。
保険金は果歩の物、果歩の将来の為に必要!!そう考えた貴子は牛寺をも殺害したのだった。

こうして真犯人が逮捕され、平山は釈放された。
平山は貴子が罪を償い終えるまで、果歩を育てることに。
果歩を心配していたあかねは、ほっと胸を撫で下ろす。

しかし、そんなあかねに迫る影が……。

もちろん、堺である。
今回の堺はあかねを仲間にすべく猛攻を掛ける。
あかねと虎之助で「アカトラ法律事務所」を開こうと、名刺まで用意して来たのだ。
流石にこれには屈するかと思われたが……。

何のことはない。
あかねは気付かない振りでその場を逃げ出すのだった。
あかねの背中を呆然と眺める堺―――エンド。

<感想>

「ヤメ検の女」シリーズ第3弾。原作なしオリジナル作品です。
前作第2弾は2011年2月20日に放送されており、1年4ヶ月ぶりの放送となった本作。
シリーズ第1弾、第2弾共にネタバレ批評(レビュー)ありますね。

土曜ワイド劇場「ヤメ検の女」(11月14日放送分)ネタバレ批評(レビュー)

土曜ワイド劇場「『ヤメ検の女2』殺人を隠蔽する検察!?夫は自殺じゃない!権力に塗り替えられた真実・・・謎のペンダントに隠された哀しい過去 」(2月19日放送)ネタバレ批評(レビュー)

早速、感想を。

今回、芸者弁護士みたいに変装・潜入パートがあって驚いた。
前回に比べると、だいぶ柔らかいシナリオになった印象。
でも、面白かったですね。

それと、堺のキャラが良かった。
堺は「火の無い所に火を点けはしないが、小火を大火にするタイプ」だね。

そして、西岩社長も良かった。
一回で終わるには勿体ないキャラだなぁ。
ちなみに「西岩」で「ウエストロック」だったのかと納得。

此処からは気にかかった点を。

まず、何よりも一言。
「石田殺害時点で、ナイフの指紋を調べるべきだろう」
これさえすれば、すぐに事件は解決していた。
貴子は素手でナイフを握っていたから指紋残ってるだろうし。
まぁ、ドラマだから仕方ないのかもしれないが。

それと、石田の死だけど「ワイルドカート事故の責任を取り自殺」にした方が皆が丸く収まったような気がする。
石田自身も貴子を犯人にしないで済む。
貴子も牛寺との取引は有効(果歩も手術できる、牛寺の脅迫にも対抗可能になる)。
果歩も両親を失わずに済む。
牛寺も責任を転嫁できる。
平山も罪に問われない。
平山を起訴しようとした担当検事も間違わずに済んだ。
担当刑事も同様。
植草も専務を続けられる。
あかねもドリームトーイの顧問を降りずに済んだ。
当然、花子も大喜び。
堺も事故について追及出来る。
モーターの被害者も石田の死を契機に追及出来る。
すべてがまとまった気が……あ、不正は続いてしまうのか。

次に「牛寺が殺害され、生き証人が居ない……」というのに首を傾げた。
牛寺が自殺ならともかく、明確な他殺なんだから牛寺の口封じをした人物を捕まえればいいような。
もっとも、植草が犯人なら刺殺ではなく自殺を偽装したでしょう。

そんな植草は脇が甘い。
寺西が同じ料亭で盗撮されて、その証拠写真を見せられたんだから、背景を見て「あの料亭か!!」と気付いたら警戒すべきでしょ。
最後でも、植草余裕だったけど、告発されたので社にダメージ喰らってるし、もっと足掻いてもいいと思うけど。

でもって、石田。
そもそも平山に容疑が向く原因は彼の所為のような。
ナイフを抜いた平山に「うして」はないと思うなぁ……。
咄嗟で生家の方言が出るのは分かるが、「捨てろ」と言うのはどうだろう。
これ、平山が石田に従ってナイフを捨てたら、確実に平山が犯人にされるでしょう。
ナイフを捨てても、石田の死体がある限り問題は解決しないから駄目じゃん。
だから、本当に貴子を庇い、平山に迷惑をかけない気なら「これは自殺だ」と言い残さないといけない。
当然、ナイフもそのままで。
ひょっとして、石田も牛寺や貴子同様に平山を犯人にするつもりだったのか?

それと、ストーリー上、石田が笠原の代わりにロスで名医を見つけたことになってるけど、海外は渡航、滞在、手術など諸々に費用がかかるからどのみち果歩はすぐに手術できない筈。
その点は貴子が「石田は果歩を見捨てた」と考えても不思議ではないし、むしろ自然。
貴子の誤解とは、決して言い切れないような気が……。

当の貴子はかなりはっちゃけましたね。
果歩の事情があるだけに分かるんだけど、平山に迷惑をかけるべきではないだろう。
やっぱり、石田は自殺したと主張すべきだったのでは?
「ワイルドカートの事故について責任を取った」とすれば、石田はともかく丸く収まったかもしれないな。

他にも幾つかありますが、なかなか良かったのではないでしょうか。
娯楽作品としてはアリです。

そうそう、次週の「土曜ワイド劇場」は通常の21時ではなく22時から放送なので注意!!

<キャスト>

葵あかね:賀来千香子
葵 健介:温水洋一
桜井花子:須藤温子
石田貴子:三浦理恵子
牛寺恒夫:徳井 優
平山滋子:大森暁美
西岩社長:渡辺 哲
田代刑事:伊吹吾郎
植草大二郎:田中 健
堺虎之助:泉谷しげる ほか
(敬称略、順不同、公式HPより)


「検事はその時」です!!
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女検事ほど面白い仕事はない (講談社文庫)





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