ネタバレあります、注意!!
<あらすじ>
太田忠司の「ミステリなふたり」と「エプロン殺人事件」の謎解きに挑戦する。
凶悪な犯人を必ず逮捕するほどすご腕の刑事だが、家に帰ると夫に甘える妻。そんな妻を支えるイラストレーターの年下の夫。この夫婦が密室の事件から不可能な犯罪まで、どんな謎も解決する短編ミステリーをおくる。ゲストは黒谷友香、中川翔子、西村和彦。
(@nifty tv番組表より)
7月24日放送にて再現されたのは短編集『ミステリなふたり』より表題作『ミステリなふたり』と『エプロン殺人事件』でした。
過去にネタバレ書評(レビュー)ありますね。
・『ミステリなふたり』(太田忠司著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
【ミステリなふたり(太田忠司著)】
◆問題編(前半)スタート
まずは『ミステリなふたり』から。
現場から逃走する犯人を追う刑事の生田と間宮。
その先で犯人の前に立ち塞がる女性刑事が1人。
彼女は犯人の凶器に怯むことなく、あっさりと犯人を制圧してしまう。
彼女こそ、氷の女・京堂景子であった。
所変わって、大石艶子が殺害された。
その現場にて「事実と憶測を一緒に扱うな!!」と生田を一喝する景子。
景子の剣幕に委縮する生田と間宮。
まさに「氷の女」の面目躍如である。
だが、彼女にはもう1つの顔があった。
夫である京堂新太郎の前では甘えん坊な面を見せるのだ。
そう、景子はツンデレ刑事だったのだ!!
そんな景子が担当することとなった大石艶子殺害事件。
概要を説明しよう。
第一発見者は艶子の姉・中谷有里。
艶子の死体を見つけた彼女は悲鳴を上げた。
この悲鳴を聞き駆け付けたのが巡査の関口良平。
窓から中を確認した関口により、2人はドアへ回った。
有里を後ろに下がらせた関口はドアを引くが一定以上はビクともしない。
中からチェーンキーで施錠されているらしい。
結局、関口が力任せに引き千切ることに。
つまり、窓にもドアにも鍵がかかっていた。
完全なる密室だったのだ。
死亡推定時刻は午後1時から3時、凶器は部屋にあった花瓶。
動機は痴情の縺れと思われた。
艶子の夫・大石修造には動機があった。
秘書の矢部美江と不倫の関係にあったらしいのだ。
しかし、修造は犯行を否認する。
修造の秘書・矢部美江は修造との浮気を認めるが、殺人は否定。
艶子も浮気していたと証言する。
艶子の不倫相手・西田恵一も「家に行ったことはない」と犯行を否定する。
景子の捜査は遅々として進まなかった。
容疑者全員にアリバイがあったのだ。
修造は商談していた。
美江はお見合い中。
西田も大学に居たことが確認されている。
では、第一発見者の有里はどうか?
有里には動機があった。
妹の艶子に借金があったのだ。
ところが、有里は夫・耕作と店に居たとのアリバイを証言する。
容疑者はこうしていなくなってしまった。
そして、ともかくも犯人はどんな密室トリックを使ったのだろうか?
◆スタジオ
関口良平に注目が集まる。
チェーンキーは最初から切られており、「施錠されていた」との関口の証言事態を疑ったものだ。
一方で耕作にも容疑が……。
此処からは専門家の先生による推理。
1.夫婦共犯説。
有里と耕作が共謀し、耕作が密室を作成後、中に潜み、隙を見て有里が逃がしたとの説だ。
2.窓ではなくドアを破ったことに注目し関口説。
何故、窓ではなくドアに拘ったのか?
2.を聞いたゲスト陣は感嘆。
2説こと「関口良平犯人説」でファイナルアンサー。
◆解答編
耕作が偽証していたことが判明。
店には居なかったことが明らかになったのだ。
捜査本部では、生田により耕作犯行説が唱えられるように。
耕作が艶子を殺害し、密室を作ると別室に隠れる。
有里が密室を第3者に確認させた上で、隙を見て耕作を逃がしたとの推理だ。
これで決まりかと思われたが……。
一方、新太郎は「まず犯行が可能な人間を疑うべきだった」と指摘。
生田は有里を逮捕しようとし……景子に押し留められた。
其処で明かされた艶子殺害の真犯人とは?
真犯人は関口良平であった。
関口は艶子殺害後、有里の来訪を待った。
艶子の浮気相手は関口だったのだ。
新しい浮気相手・西田が出来たことで、艶子に別れ話を持ち出された関口は艶子を殺害したのである。
では、密室はどうやって出来たのか?
そもそも密室など存在しなかったのだ。
最初からチェーンキーは引き千切られていた。
ドアの鍵を確認し「施錠されていた」と証言したのは当の関口である―――『ミステリなふたり』エンド。
◆問題編(後半)スタート
続いて『エプロン殺人事件』。
景子は新太郎と休日を楽しんでいる途中に呼び出され不機嫌の極みだった。
生田と間宮は戦々恐々。
では、事件のあらましを。
殺害された被害者は、マンション606号室の住人・木下昭子、20歳の大学生。
第一発見者は昭子の妹・頼子である。
頼子は料理学校の生徒。
徹夜のカラオケ後、朝の7時に帰宅すると昭子が殺害されていたらしい。
何より注目は、被害者がエプロンを着用していたこと。
被害者の着用していたエプロンは近所のスーパーで配られた限定品。
既に品切れとなっており、今となっては何処でも手に入らないものであった。
スーパーの担当者・砧早苗によれば、配ったのは限定で50枚。
開店の10時から配り、11時には無くなったらしい。
「女子大生が殺されたんですか!!」
砧早苗は事件を聞くと素っ頓狂に驚くのだった。
しかし、これにより犯行時刻はさらに制限された。
解剖の結果は9時から11時の間だったが、エプロンを配り始めた時刻が10時以降。
つまり、死亡推定時刻は10時から11時に絞られるのだ。
並行して容疑者のリストアップが行われた。
まずは、被害者の恋人・白峰彰一。
しかし、彼にはアリバイがあった。
次に昭子の隣人605号室の住人。
こちらは、砧早苗と同じスーパーの店員だった高坂一雄。
高坂の妻・道子によれば、昭子は特に恨みを買うタイプではないらしい。
そして、この2人にもアリバイがあった。
さらに、被害者の妹・頼子にもアリバイがある。
白峰、一雄、道子、頼子、全員にアリバイがあったのだ。
一方、新太郎はエプロンにより犯行時刻が左右されていることに疑念を抱いていた。
景子に連れられ、現場にやって来た新太郎。
室内のレシピ本を目にし、昭子が料理学校に通っているかを気に掛ける。
と、隣家で助けを呼ぶ声が!!
高坂夫婦が喧嘩をしていたのだ。
どうやら、一雄は同僚の砧早苗と不倫をしていたらしい。
さらに、「605」と「606」のルームプレートを見た新太郎はある確信を抱く。
頼子にも電話を入れる新太郎。
ある事実を確認すると「エプロン、隣人の浮気、部屋番号が繋がった―――」と述べる。
◆スタジオ(2回目)
そもそも何故、昭子は殺害されたのか?がテーマとされる中。
専門家の意見は次の2つ。
1.一雄と早苗の共犯説。
一雄の犯行を知った早苗が事後に、被害者にエプロンを着用させ、アリバイを作ったとのもの。
2.凶器がビニール紐であることから、エプロンのサンプルを縛っていたものではないか。
どちらにしろ、スーパー関係者が怪しいとの推理だが……。
そんな中、ゲストの推理が行われる。
「部屋番号が605と606で似ている、間違えたのでは?」との推理から「犯人は一雄の浮気相手・早苗」。
「部屋番号で道子と昭子を取り違えた」との説でファイナルアンサー。
此処で4択クイズ。
正解者には「サイン入り原作本を10名にプレゼント」との番組側から告知。
犯人は誰だ!?
1.高坂一雄
2.高坂道子
3.砧早苗
4.白峰彰一
◆解答編
新太郎から犯人を教えられた景子は一雄を待ち伏せし、問い質す。
其処へやって来た砧早苗。
景子は「犯人は砧早苗だ」と指摘する。
一雄と浮気していた早苗は一雄の妻・道子が邪魔だったので殺害を決意。
エプロンを利用してアリバイ工作を企んだ。
立場を利用し事前にエプロンを入手した早苗は、スーパー開店前の9時の時点で殺害を実行していた。
後は、エプロンを配布していれば、まさか事前に持ち出されたとも思われずアリバイは完璧な筈だった。
ところが、早苗は大きなミスを犯してしまう。
605号室と606号室とを取り違え、誤って昭子を殺害してしまったのだ。
景子の弾劾を受けた早苗は激しく動揺するも「それだけでは犯人とは言えない。昭子がエプロンを自分で着用したのかも……」と主張する。
しかし、景子には切り札があった。
「昭子さんは料理をしません。エプロンも着用しません」
そうなのだ、料理をするのは昭子ではなく、妹の頼子だったのである―――『エプロン殺人事件』エンド。
<感想>
節目の第10回となった「超再現!ミステリー」。
その内容は『ミステリなふたり』でした。
・『ミステリなふたり』(太田忠司著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
原作『ミステリなふたり』は京堂夫妻シリーズの1冊。
シリーズは短編からなっており、シリーズには他に続編『もっとミステリなふたり 誰が疑問符をつけたか?』(幻冬舎刊)や、現在『Webミステリーズ!』(東京創元社)にて連載中の『ミステリなふたり à la carte』がある。
『ミステリなふたり à la carte』については第4話までHP上で掲載されているので本作のイメージを掴まれたい方は東京創元社さんの公式HPを見てみるのも良いかも。
・『もっとミステリなふたり 誰が疑問符をつけたか?』(太田忠司著、幻冬舎刊)ネタバレ書評(レビュー)
さて、ドラマ版感想。
原作と全くの別物でしたね。
なんか想像していたのと違ってた。
率直に言えば、かなり期待を裏切られた……。
これが原作関係なしのオリジナルなら今のままで高評価なんだけど、あの原作を持って来たからには正確にドラマ化して欲しかった。
やっぱり、時間や予算などドラマの限界があるのだろうか。
ここから管理人による愚痴が始まります。
読むと気分の害する恐れがあります、注意!!
ドラマ版はテンポがかなり悪かった気がする。
特に『エプロン殺人事件』は改悪かなぁ……。
もともと、『ミステリなふたり』は『謎解きはディナーのあとで』みたいな「安楽椅子探偵」もの。
なのに……『エプロン殺人事件』では新太郎が現場に赴いちゃうし。
確かに原作でも現場に居たパターンは1回だけあるけど、アレは特例だし。
これはないんじゃないかなぁ……。
それと、原作のポイントをずらしてきてたのもどうかなぁ……。
原作は「何故、普段料理しない被害者がエプロンを着用し死亡していたか」が謎のメイン。
つまり、「ホワイダニット」なんだけどなぁ……。
それが結果的に「犯人のアリバイ工作だったと分かる」ところが良かった。
だけど、ドラマだと早々にアリバイ工作メインの「フーダニット」になってたし……。
原作では「何故、エプロンを着用していたか?」から「エプロンが犯人のアリバイ工作」と判明し、そこで初めて「これまで容疑者として一切触れられていなかったスーパー関係者が犯人(不倫についても後に確認されるが最初は新太郎の推理のみ)」との結論が導き出されていたんだけど、ドラマ版だと、最初から容疑者の中に「スーパー関係者」が含まれているからなぁ……。
ここらも不満点かなぁ……。
もともと『ミステリなふたり』は不可思議な状況下で起こった殺人の謎が魅力なのに。
其処を改変するのはどうにも納得がいかないかな。
あと、早苗が狼狽えた理由について伏線を上手く活かして欲しかった。
早苗の「女子大生が殺されたんですか!!」は、あの時点までターゲットである道子を殺害したと勘違いしており、あそこでその勘違いに気付いたから出た台詞。
ラストでもそこに触れてくれれば、ロジックのみで砧早苗を登場させることも可能でもっと分かり易かったのではないかと思う。
それと、ミスリード用キャラクターは絞った方がいいかなぁ……。
多く登場させても、明らかに関係なさそうな扱いで不遇過ぎるし。
そういえば、ドラマ版景子役の演者さんはかなり負担が大きかったように見受けられる。
新太郎とのシーンは自然なんだけど、“氷の女”シーンが厳しかったかなぁ。
でも、“氷の女”シーンは誰が演じても違和感があったかもしれない。
台詞が漫画調に過ぎたと思う。あれは難易度が高過ぎるだろう。
砧早苗役の演者さんもラストの台詞で無理があったかも。
イントネーション的にも苦しかったように思われた。
あれも、台詞が漫画調できつ過ぎた。
それと、一応あらすじにも入れてるけど「ツンデレ刑事」って台詞に違和感。
確かにキャッチーだけど、景子を表現する言葉ではない気がする。
あくまで「氷の女」と「甘えん坊の肉食系」の「2つの顔を持つ」程度に留めておくべきではないだろうか。
などなど愚痴ってしまいましたが、期待のドラマ化だっただけにショックかな……。
で、次回の超再現なのですが、7月31日放送予定。
超再現の対象となる作品は、第6回で『ともだち』が再現された樋口有介先生『風少女』(東京創元社刊)。
樋口先生の長編第2作目であり、直木賞候補にまで上げられた名作の1つ。
・「超再現!ミステリー」第6回「“話題作…ともだち”空手チョップでド派手女子高生を襲う不思議犯人…出生に超秘密が(“ともだち”謎の犯人空手チョップでド派手女子高生を襲う…少女出生の秘密に犯人の影)」(5月22日放送)ネタバレ批評(レビュー)
・『ともだち』(樋口有介著、中央公論新社刊)ネタバレ書評(レビュー)
そんな『風少女』のあらすじはこちら。
・『風少女』(樋口有介著、東京創元社刊)ネタバレ書評(レビュー)
<あらすじ>
赤城下ろしがふきすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女性の妹・川村千里と偶然に出会う。彼女の口から初めて聞かされる、姉・麗子の死。睡眠薬を飲んで浴室で事故死、という警察の見解に納得のいかない、亮と千里は独自に調査を開始する。最近まで麗子と付き合いのあった中学時代の同級生を、訪ねるが――。著者の地元、前橋を舞台に、一途な若者たちを描いた青春ミステリの傑作。約20年ぶりの大幅改稿で贈る決定版。著者あとがき=樋口有介/解説=法月綸太郎
(東京創元社公式HPより)
またも長編、上手く再現し切れるのかとの疑問が……。
さらに『ともだち』同様に人間関係を描いた作品だけにかなりの力量が問われる筈、果たして……。
注目です!!
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(((^^;)
芸能人ではなかなか正解してくれないから、とうとうファイナルアンサーの前に専門家(と言っても大学の文学部の先生ですが)の意見を聞くようになりましたね。
結局、この番組の限界なんですかねぇ?
クイズ形式で1時間で収めるには短編(1つのアイデアで話が作られている)の方が向いているけど、短編はホワィ・ダニットやハウ・ダニットを扱ったものが多いのにこの番組は犯人当て(フー・ダニット)の形にしようとする……。
(--;)
本の紹介って意味では、今回のように短編集の中の1つか2つをドラマにして、短編集を紹介するってスタイルがいいんでしょうが……。
こんばんわ(^O^)/!!
管理人の“俺”です!!
太田先生もご自身の作品だけに気になられていたんですね。
ツイッターチェックすれば、いろいろ裏話も分かったのかな?
それにしても、原作アリのドラマ化って、完成品を事前にチェックする物だと思ってましたが、そうでも無いのかな。
だとすると、原作者にとっては、かなり期待と不安が同居した状態での視聴になりそうですね。
うむむ……。
今回から専門家の意見のコーナーが出来ましたね。
でも、専門家の方だと原作を読んでても不思議ではない気も……。
限界だとは思いたくない……かな。
「超再現」である以上、良作であれば原作を正確にドラマ化することに尽力すればいい筈なのですが……。
実際問題難しいんだろうなぁ……。
時間的には短編向きだろうから、原作意図をそのままドラマ化出来れば……とは思う。
そもそもフーダニットものは、レッドへリング含めそれなりの登場人物が必要な上、除外していく為に伏線のボリュームが必要となるから、映像化しにくいのかも。
でも、其処を形骸化してしまうと再現の意味が薄くなるし……。
やっぱり、難しい……。
でも、何とか頑張って欲しい!!