2012年08月04日

金曜プレステージ「医療捜査官 財前一二三3 死のカルテが導くウィルス新薬の謎と悲しき真実…連続殺人の裏に潜む薬物犯罪!?医学部の陰謀を医療捜査のメスが刻む!」(8月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「医療捜査官 財前一二三3 死のカルテが導くウィルス新薬の謎と悲しき真実…連続殺人の裏に潜む薬物犯罪!?医学部の陰謀を医療捜査のメスが刻む!」(8月3日放送)ネタバレ批評(レビュー)です!!

<あらすじ>

啓徳大学医学部研究棟の裏手で転落遺体が発見された。6年生の松山倫太郎(菊田大輔)の遺体と分かるが、川崎南署の刑事・六車善治(石倉三郎)と神崎博(大西武志)は争った形跡がないことから自殺か事故だろうと判断すると県警本部の五藤直樹(中村橋之助)が現れ、他殺の線を疑い始める。五藤を無視してその場を立ち去ろうとする六車。その時、白衣姿の医師免許を持つ医療捜査官の財前一二三(高島礼子)が現れ、検視を始める。その結果、遺体の左手には注射痕が発見され、薬物による錯乱状態で屋上から転落した可能性が生まれてきた。案の定、屋上に上がった神崎が使用済みの注射器を発見。五藤は啓徳大学が薬物汚染の温床になっているという情報をかぎつけていたのだった。

神奈川県警のプリンスと呼ばれる五藤は一二三の補佐役にと警視庁特別捜査課の瀬戸四朗(北村総一朗)に呼ばれたのだった。一二三は薬物汚染のルートを探るために非常勤講師として潜入捜査を行っていた。転落遺体の検死結果は覚せい剤に似た効能を持つ向精神薬、塩酸メチルフェニデートが検出された。本来錠剤のメチルフェニデートを精製して静脈注射していること、注射痕が1カ所しかないことに違和感を覚える一二三。

講義を終えた一二三に声をかけてきたのは准教授の塚本将道(神保悟志)。二人は大学時代の同級生だった。旧交を温める二人。塚本はウィルス新薬の研究に没頭しており、それ以外のことは眼中に入ってこない様子で、研究結果の連絡が入るなり研究室へ戻ってしまう。

塚本が忘れていった携帯電話を研究室へ一二三が届けると塚本は不在。准教授の秦和宣(相島一之)の話だとどこかで論文を書いているとのことだった。秦は教授選を控えており、塚本も候補の一人なのだが処世術に疎いと嘆きつつ、対抗馬の胡桃沢准教授のことを一二三に語る。代々医者の家系で資金力と政治力に秀でているとのことだった。

そこへ転落死した松山倫太郎の周囲を探っていた五藤から一二三のもとに連絡が入る。松山が亡くなる5日前に女学生と口論をしているところが目撃されていたのだ。その女学生は一二三や塚本の講義を熱心に受講する2年生の矢上梨奈(大後寿々花)だった…。
(金曜プレステージ公式HPより)


では、続きから……(一部、重複あり)。

松山に続き、レイホー製薬MRの細野が殺害された。
細野の交際相手・篠原香織は彼の死に取り乱す。
細野の自宅からは塩酸メチルフェニデートが大量に発見され、細野が学内の協力者に薬を卸していたことが分かる。

五藤の調べにより、薬物取引が学校図書館を舞台にしていたことが判明。
つまり、細野の協力者は学内関係者なのだ。
しかも、バイヤーが金銭目的で薬物を広めていたワケではないことが判明する。
客から金銭を受け取っていなかったのである。

これを聞いた一二三は関係者を集め、問い詰める。
容疑者となったのは胡桃沢愛だ。
常に長袖の服を着ていた愛。
さらに、薬物を手に居れた客がバイヤーとされる人物とやりとりしたメールの着信時刻から、胡桃沢愛が浮上していたのである。

愛は薬物を広めたことを認める。
自由が無かったと語る愛。
父のように医者になりたがっていた愛だが、父は娘を医者にする気などなく早々に結婚させるつもりだった。
決められたレールから逃れるべく、薬物に手を出したそうだ。
周囲にばら撒いたのは、誰かから必要とされたかったかららしい。

姪の不祥事により、尊も教授選を辞退せざるを得なくなる。
これにより、塚本が教授に決定する。

愛は薬物についてのみ犯行を認めたものの、松山と細野の殺害については否定する。

成分分析した結果、大学内で取引されていた塩酸メチルフェニデートと、松山の殺害に用いられた塩酸メチルフェニデートが別の会社の物と判明する。
つまり、松山殺害と薬物汚染は関係性が無かったのだ。

松山の父を訪ねた一二三。
松山の母・貴美子は既に死亡しており、1人になってしまったと言う。
何でも塚本の開発した画期的な新薬を治験したところ、副作用で死んでしまったらしい。
死因は肺気胸による急性呼吸不全、新薬は呼吸器系に負担をかけるものだった。
気にかかった一二三は、貴美子の病歴を確認する。
松山の父によれば、思いつくのは子宮内膜症と胸が痛いと言っていたことぐらいだそうだが……。

松山の下宿を調べた一二三は、そこにウイルス新薬の治験データを発見する。
被験者の中には矢上梨奈の名前もあった。

矢上梨奈は塚本の新薬に命を救われていた。
梨奈は塚本を命の恩人で尊敬していると語る。
一方、死亡した松山は塚本のミスを疑っていた。
梨奈と松山が言い争っていたのはそこに原因があったのだ。
だが、松山は貴美子の死因を突き止めさえすれば、塚本による新薬開発の力になりたいと述べていたそうだ。

五藤は松山の死に「塩酸メチルフェニデート」が用いられたことに注目。
犯人に何らかの狙いがあったと主張。
「塩酸メチルフェニデート」は胡桃沢愛に捜査の目を向ける為だと考えたのだ。
結果、胡桃沢は教授選を辞退し塚本が選ばれることとなった。
つまり、塚本にはその動機があるのだ。

だが、塚本は貴美子の死について松山は納得していたと反論。
むしろ、新薬開発の礎となれたのだから喜んでいた筈だと訴える。
これを聞いた一二三は、医師の義務を理解していないと激怒する。

矢先、梨奈が松山殺害犯として名乗り出る。
梨奈は松山をスタンガンで気絶させ、「塩酸メチルフェニデート」を注射後、屋上から突き落としたと語る。
塚本を守りたい一心からの犯行だったそうだが……。

五藤たちが梨奈犯行説に同意する中、1人、一二三だけは梨奈の犯行を否定する。
だが、梨奈の犯行で無いとすれば塚本の犯行の可能性が高くなる。
悩む一二三だが、治験データの中に看護師・篠原香織の名前を見出す。
殺された細野の交際相手である。

一二三は松山貴美子のカルテを捜すべく篠原香織に接触。
カルテには「既往歴特になし」と記載されていた。
松山の父によれば子宮内膜症を患っていた筈だが……。
疑問に思う一二三、香織によれば松山も同じような質問をしていたそうだ。
香織はこのことを細野に教えたらしい。
さらに、貴美子は入院中、生理の三日前から胸の痛みや息苦しさを訴えるが暫くして治まっていたそうだ……。

松山殺害について、梨奈のアリバイが確認された。
やはり、梨奈の自供は嘘だったのだ。
梨奈は塚本に容疑が向いていると察し、秦に相談したところ身代わりの自供を勧められたそうだ。
秦は犯人は塚本だと伝えたらしいが……。

同じ頃、教授会の席上。
全会一致で塚本が教授となろうとしていた。
其処へ、一二三が飛び込んで来る。

「医療捜査官 財前一二三です!!」
遂に身分を明かした一二三は、事件の真相について語り始める。

事件の発端は5年前、松山貴美子の死に遡る。
松山貴美子は子宮内膜症以外に、月経随伴性気胸を併発していたのだ。
この為に新薬の副作用で死亡することとなった。
当時の担当者は貴美子の病気を知りながら、敢えて見過ごした。
この担当者こそ秦だったのである。

秦に松山殺害当夜の状況を尋ねる五藤。
秦は「論文を書いていたら、ドスンと音がしたので見上げたところ塚本が屋上に居た」と語る。
しかし、同じくドスンとの音を聞いた学生によれば、周囲に明かりの点いた部屋は無かったのだ。
「真っ暗な中、論文を書いていたんですか?」
こうして、偽証を指摘された秦は追い詰められることに。
しかも、細野の通話履歴を調べたところ、秦の存在が確認されたのだ。

秦はカルテを目にした松山に事情説明を求められた。
其処で松山を殺害したのだ。
ところが、細野に松山殺害を突き止められ脅迫された。
こうして口封じに細野を殺害したのである。

秦が貴美子の既往症を隠したのも、松山を殺害したのも全ては塚本を貶める為だった。
秦は塚本に敗北感を抱いていた。
そこで、傍で協力する振りをしながら、ずっと妨害を続けていたのだ。

「お前さえ、僕の前に現れなければ……お前さえ居なければぁぁぁぁぁぁぁ」
秦は恨み言を叫びつつ、連行されて行った。

こうして事件は解決した。
塚本は貴美子の死を厳正に受け止め、前向きに生きて行くことを誓うのだった。

新メンバー・五藤を加えた医療捜査課は今日も各地に捜査に赴く―――エンド。

<感想>

「医療捜査官 財前一二三」シリーズ第3弾です。
前作は2011年12月16日放送なので、ほぼ8ヶ月ぶりの新作となります。
過去記事はこちら。

金曜プレステージ「医療捜査官 財前一二三2 遺体解剖後に消された病理医!?4年前の事件が呼び起こす歪んだ愛の殺人連鎖…闇に潰された再捜査が示す悲しい絆と復讐の鬼」(12月16日放送)ネタバレ批評(レビュー)

金曜プレステージ「医療捜査官 財前一二三 顔と指紋の無い身元不明の焼死体!重病患者の謎の退院に隠された陰謀〜病院内に渦巻く復讐の罠…消えたカルテが誘う第2殺人」(5月13日放送)ネタバレ批評(レビュー)

原作はおそらく漫画の「医療捜査官像王」?
漫画は主人公が男性だそうですが、どちらも酒井直行先生が原作に関わっているらしいのでたぶん合ってるかな。
気になる方は本記事下部にアマゾンさんへのリンクを用意したのでどうぞ!!

では、ドラマ版感想。

西村雅彦さん演じる五十嵐鞘次郎に代わり、中村橋之助さん演じる五藤直樹が加入しました。
ちなみに、主人公が一二三。課長が四朗。相棒が五十嵐、五藤。所轄署の刑事が六車……と警察関係者で一二三から近い順に数字が与えられているのも本作の特徴です。

秦はまさに通説で言うサリエリの役所でしたね。
敵わないと思ったのなら、ホームズとワトスンのように協力することで共に名を残すか、協力しながら発想法を学んで自身を高めようとすればいいのにね。
それが自分にとって辛いのなら、せめて邪魔はしなければいいのに。

居なければ良いとか悪いとかの問題ではないけど、秦の論法を借りるなら、排除されるべきは塚本ではなく秦自身だなぁ……。
医学の発展邪魔するし、本来助かったかもしれない人を殺すし、その他に5年の間に救われたかもしれない人もたくさん殺した。
その手でも2人殺してるし、まさに大量殺人者。
物凄く血塗られているのに、全く気にしていない。
そんなに塚本が嫌なら、自分が転職するか勤務先を変えるしかないよなぁ。
それが味方のフリで積極的に妨害とは……卑怯、卑劣、汚いにもほどがある。

今回は、物凄く分かり易い悪人が犯人だったのでモヤモヤすることもなく視聴できました。

キャスト的には一二三役の高島さんはもちろん、五藤役の中村橋之助さんも良かった。
中村さん、当初こそ違和感ありましたが、中盤から終盤にかけては存在感を醸し出しつつ溶け込んでいらっしゃいました。流石です!!
塚本役の神保さんも良かった。

しか〜〜〜し、中でも良かったのは犯人役の相島さん。
思わず、視聴者が憎んでしまいそうなほどの熱演でした!!
それはこの感想をご覧頂ければ分かる筈。
実に印象に残ったのは秦が大きい。

前回の第2弾こそ「あれっ?」と思いましたが、第3弾良かったです。
次回にも期待出来そう!!

<キャスト>

財前一二三:高島礼子
塚本将道:神保悟志
秦 和宣:相島一之
胡桃沢尊:乃木涼介
矢上梨奈:大後寿々花
胡桃沢愛:緑友利恵
松山倫太郎:菊田大輔
瀬戸四朗:北村総一朗
五藤直樹:中村橋之助 ほか
(順不同、敬称略、公式HPより)


おそらくドラマ原作と思われる「医療捜査官像王 1 (プレイコミックシリーズ)」です!!
医療捜査官像王 1 (プレイコミックシリーズ)





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